管理人NEROが映画について語ります。

Caramel Cinema


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燃えよドラゴン (1973/香港・米) 100分


 伝説のアクション・スター、ブルース・リー不朽の名作。
アメリカのプレミア上映を目前に死去した彼の最高傑作と名高い作品。
麻薬製造の大ボスと噂される人物の正体を暴くため
彼の要塞島で開かれる武闘大会に参加するリー。

 諸々の事情で大会に参加した白人のローパーをジョン・サクソン
黒人のカンフー達人ウィリアムスをジム・ケリーが演じ、
悪の大ボス、ハンをシー・キエンが演じる。
三人とも武術の心得があり、リーを交えて本物の格闘技を拝める。
ノンクレジットだが、サモ・ハン・キンポー(冒頭の練習試合の相手役)
ジャッキー・チェン(どこにいるか判らない。顔も映らなかったかも)
チャック・ノリス(リーの親友らしい。どこにいるか不明)も出演してるらしい。

 昔見た覚えがあったんだけど…
悪役が義手でツメ使ってたこととか、鏡の間での戦いとか。
改めて見直してみました。
未公開シーンを加えたバージョンらしい。
映画が始まる前に故リーの妻であるリンダが出てきて言った。
「彼はこの映画が大好きでした。だからこの映画を観る時は
あなたの隣でリーが一緒に観ていると思って下さい。」何か普通に怖い。
全編英語で喋ってるので驚き。ブルース・リーはアメリカで育ったらしい。

 ブルース・リーの映画は元気が沸いてくるらしいが
確かにその通り。見終わった後、「フォアチャー!」って叫びたくなった(笑)
あれだけ身体を鍛えたら、怖いものなんて無くなるだろな。
全部本物のアクションで、彼自身が鍛えた身体で戦う様は凄い。
そしてこれ観て、ウッチャンはかなり影響されてると思った。(関係ないね;)
ストーリーの筋もいたって単純明快で楽しんで見れる。

 ハンの島での宴模様が時代を感じさせる派手さだなぁ〜
途中から、大会なのか、集団練習なのか、って思えてきた。
リーが見せる007バリの隠密行動も見物。突っ込み所も満載。
言わずもがな、ヌンチャクシーンは圧巻。鳥肌もん。
あの黒服連中は何故捕えられていたのだろう…謎。
ハンなら邪魔者はさっさと始末するだろうに。
ジョン・サクソンはいい役貰ったもんだな。
トリビアの泉で紹介された爆笑男とゴロ寝男も確認しました。

 最終決戦の鏡の間、カメラが映らないように撮るの大変だったろうな。
師匠に言われた言葉を思い出してあの行動するのがちょっと不思議。
漫画とかでよくある、目を閉じて気配を探るのかと思った。
笑う要素も本気要素も含まれてて充実感のある正統派アクション映画。
これは面白い!と、DVDを購入しました。
何かこう、難しいこと考えたくない時に見てスカッとできる映画かも。


もしも昨日が選べたら (2006/米) 107分





 主演は「50回目のファースト・キス」のアダム・サンドラー、
共演に「アンダーワールド」シリーズのケイト・ベッキンセイル、
ラブコメからシリアスまで恐面役者、クリストファー。ウォーケン、
ロード・オブ・ザ・リングシリーズのサム役、ショーン・アスティン、
ラブコメの顔、ジェニファー・クーリッジ、
アダムとの友情出演でロブ・シュナイダーも出演。
成長した息子役にダスティン・ホフマンの息子のジェイク・ホフマン、
娘役にはジャック・ニコルソンの娘のロレイン・ニコルソンが出演!
監督は「ウェディング・シンガー」「80デイズ」のフランク・コラチ。

 建築士のマイケルは、美しい妻ドナと2人の子どもたちの為に
ガムシャラに働く日々。いい家に住んで、いいものを買って…
いつしかそれは、仕事優先で大切な家族を顧みない生活となっていった。
そんな時間に追われてばかりのマイケルは、
煩わしいリモコン操作に嫌気がさし、どんな電化製品も一台で操れる
“万能リモコン”を求めてデパートの商品売り場をうろつく。
そして、怪しげなコーナーを見つけ、怪しげな店員モーティから、
日常生活さえも早送りできる不思議なリモコンを手に入れる。
妻との口論を早送りしたり、犬の声を小さくしたり、
音声言語を変えて取引先との接待に成功し、昇進したり
人生を思い通りに操作し始めるマイケルだったが…。

 Daiのとこにお邪魔した時、見せてもらった映画。
最近、涙もろくなってきたなぁ…見事にストライクですよ。
ちょっと前だったら、こういう家族ものは苦手だったかもしれない。
でも今なら分かる!親の大切さ、妻の大切さ、子の大切さ…家族、家族、家族
いや、基本はコメディなんですけどね。シビアな展開もありつつ。
ショーン・アスティンは「50回目のファースト・キス」でも変なキャラだったな。
彼はファンタジー大作で子役から復帰したけど、コメディで喰ってくのかしら?
アダム・サンドラーは流石、こういうラブコメの主役が上手い。
ベン・ステイラーとはまた異なるんですよね。映画の雰囲気が。
今回相手役になったケイト・ベッキンセイルは「パール・ハーバー」や
「ヴァン・ヘルシング」とかイマイチな役が多かったけど、
この映画では彼女の美貌がよく栄えていて、見所のひとつです。
ジェイク・ホフマン君は男前でした。演技の面はよく判らないけど将来楽しみ。

 
学習モードなんて機能を後から知ったお陰でさぁ大変、
いきなり巨漢デブになったり、何年も歳月が経っていたり、
自動モードで家族に冷たくしてしまっていたり…ホラーですよ。おぉ恐い。
お父さんが亡くなる前に会いに来たシーンで冷たくあしらった過去の自分と
もうすでに亡くなっている父親をいとおしそうに見つめるマイケル。
こんなシーン、こんなリモコンアイディアがないと出来なかったよね。
最初に不可解なベッドシーンを持ってきたことで
察しのいい人は既に夢オチが読めるそうですが…
私も正直、あんな悲しい形で終わるなんてナシ!
どんな屁理屈でもいいからハッピー・エンドにしなさい!って
心の中で叫んでたから、ああいう展開になって心底嬉しかった。
仕事でどんなに成功しようが、最終的には家族以上の価値なんてない。
…だって本当に価値があるものなんて愛だけでしょ?
…だって最後に意味を持つものなんて愛だけでしょ?(Ayuから引用)
“善人は報われるべきだ”あの天使もやってくれるじゃないの。
ただひとつの人生、大事な人と過ごす時間を大切にしなければ。


 何でリモコンなのに巻き戻しがないの?とか
細かい疑問は後から後から沸いてくるんですが、とてもいい映画でした。
下ネタが若干あるので、人に薦めたい気持ちを抑えてます。
もし私がリモコン手にしても…使うのは音声切り替えくらいでしょうか。


 
模倣犯 (2002/日) 123分


 宮部みゆき原作のサスペンス小説を監督森田芳光で映画化。
主役にSMAP中居正広、他キャストに津田寛治、藤井隆、木村佳乃、山崎努、
伊東美咲、寺脇康文、小池栄子、由紀さおり、爆笑問題(大田光、田中裕二)、
山田花子、PUFFYなど、細かくカメオ出演等にも有名人を起用した作品。

 古川鞠子が失踪し、数ヶ月経ってから連続殺人事件に巻き込まれた事を
知った祖父の有馬義男は犯人と名乗る男から電話を受けた…
 「これからは理性で人を殺す」新たな視点で描く猟奇殺人事件。
テレビで殺人を告白し死体現場のヒント写真を見せ視聴者に捜させたり
テレビと携帯で殺人を生中継させたり…
殺人事件を楽しむ犯人、マスコミ、世間の残忍さや
残された遺族の悲しみと怒りを描いた前代未聞の作品…となるはずだった。

 CMで流れる中居正広ことピースの笑い声に惹かれて劇場で鑑賞。
やたらと長く感じた。映画の諸所に妙なユーモアが散りばめられてもいた。
イチゴ練乳やパイナップル、鳥の丸焼き…食べ物がやたらと印象に残った。
津田寛治演じる栗橋浩美の変なキャラにはちょっと惹かれたけど
全体的に荒っぽい作りで込められたメッセージみたいなものも
「うんとね、こういうね、なんていうかね、えぇ〜っとぉ…うーん」みたいな感じ。

 中居正広は演技上手くないんだな、って確信。
ピースのセリフは良いんだけど言わせる役者にもっと腕が欲しい。
サイコで知的で魅力的な殺人犯になるはずが、思いっきり失敗して殻回りだ。
劇中出てくる監禁された女性たちの描写も、低級でAVまがいな映像で気色悪い。
有名人たちがちょっと出てくるCMは変なこだわりで好感持てたけど…
娘の安否を嘘で繕う絵葉書は悲しさが滲み出ていた。
由紀さおりのキャラも良い。栗橋と高井の友情も嫌いじゃない。

 ラストの展開には唖然ですね。
もう、今まで観せられてきたものを覆すある意味凄い発想です。
ピースを半端に正当化したかったのなら、もっと犯人の動機を描いて欲しかった。
この映画の出来の悪さに、自ら森田監督を指名した宮部みゆきも
途中で退場したとの噂。


モンスター (2003/米) 109分






 アメリカ犯罪史上初の女性連続殺人犯として人々を震撼させた
アイリーン・ウォーノスの真実の姿に迫る衝撃の実録サスペンス・ドラマ。
ハリウッドを代表する美人女優シャーリーズ・セロンが役作りの為
13キロもの体重増加を敢行するなど体当たりでアイリーンを熱演、
みごとアカデミー主演女優賞に輝いた。
共演は「スリーピー・ホロウ」のクリスティナ・リッチ。
監督は本作が長編デビューとなる女性監督パティ・ジェンキンス。

 1986年、フロリダ。ヒッチハイクをしながら男に身体を売る生活に疲れ果て、
自殺する覚悟を固めたアイリーン・ウォーノス。
残った有り金の5ドルを使い果たそうと入ったバーで、
彼女はセルビーと運命的な出会いを果たす。
同性愛の治療を強制されフロリダにやってきたセルビーもまた
自分と同じように社会からの疎外感を抱いて生きていた。
初めて自分を偏見なく受け入れてくれる人物と出会ったと感じたアイリーンは、
“一緒に暮らそう”と提案する。しかしそのためにお金が必要になった彼女は、
再び客を取るため道路脇に立つのだったが…。

 前々から興味はあったものの、暗い欝な内容だろうと覚悟してたら…
意外と、そうでもなかった。人生に疲れた彼女が得たセルビーとの時間。
売春婦が、劇中で語られたように自堕落な商売と一口に言えないと思った。
彼女は生まれた環境と、境遇から自分の身体を売ることだけしか選べなかった。
徐々に語られる、彼女の忌まわしい闇の過去。
アメリカでは、この手の身の上話は決して珍しいわけではないのだ。
今から彼女の為に一途に堅気に生きようと決心しても、社会は冷たい。
勿論、彼女の性格と、セルビーの心構えも少し問題だけど。

 あの美しいシャーリーズ・セロンがあそこまで変身するとは!
中年女性のだぶっとしたお肉…でも腕のあたりは色気ムンムンだった。
顔も、眉毛のない肌荒れした酷い顔。動きまでも醜く見せる。
アイリーンの実録のドキュメントの映像を見たことあったけど
確かに、本物とそっくりになってた。喋り方まで。
でも実際の彼女は売春婦の現役時代では本当に綺麗だったらしい。
冒頭から語られる、「夢はいつか叶うと信じていた…」切なかった。

 最初は正当防衛で犯した殺人がエスカレートし、彼女は殺人鬼に。
確かに金で女の身体を買う男たちは最低かもしれないが
それでも、商売としてお互い割り切って納得してるのではないのか。
あの太ったお客や、老いた警察官、最後に殺した人…
アイリーンは殺人は良い事、悪い事ではなく、生きる為の手段だと言う。
全身全霊の愛を注いだセルビーが働かなくて、自由奔放な性格なので
一途なアイリーンが少し可哀想にも思えた。
純粋な心ほど、深く人を傷付けるという言葉が身に染みる。
電話のシーンが凄い印象に残りました。
生まれた環境が違っただけで、誰しもアイリーンに成り得るのだ。




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