管理人NEROが映画について語ります。

Caramel Cinema


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ル・ディヴォース/パリに恋して (2003/米・仏) 118分




 主演にナオミ・ワッツとケイト・ハドソンを迎えて贈るロマンス・コメディ。
フランス人の男と結婚した姉を訪ねて妹がフランスにやって来た。
ところが夫は離婚を切り出し、財産分与や子供の権利でおおもめ。
妹は姉を心配しつつも、フランス人の叔父との不倫を楽しむ。
アメリカ人とフランス人の感覚や文化の違いを織り交ぜた作品。

 偶然、ここにもケイト・ハドソンが…彼女は可愛い!
ナオミ・ワッツも美しい…だけど、それだけの映画です。これは。
ジャケットがいかにもラブコメだったから期待しちゃったんだけど、
別に笑えるシーンは特になし。ロマンスといっても、フランス舞台で
景色や料理や小物やファッションが洒落てるだけで、キュンとは来ない。
主役の姉妹には全然感情移入できず、フランス人夫にはむかつき、
フランスの一家も全体的に何か苛つき…登場人物皆理解不能。
どうしたらいいのやら…グレン・クローズ演じる女性の存在が意味深だけど。
あの赤いエルメスのバッグは確かにチョット羨ましい…
でもあの重量はいくらなんでも無茶や…意味ないし。
あれから何か伏線があったらアッパレだったのに。

 シンプルなテーマなら1時間半が鉄則なのに、ちょっと長すぎだし。
後半に出てきたフランス料理の数々だけ、何か食欲出ちゃった。
それと、ケイト・ハドソンのフランス娘なファッションが可愛い!
最初
は姉の復讐で愛人になったのか?と裏があると踏んでたけど
別に何もなかったんだな…いいパトロンでもあったわけだし。
愛人の始まりにケリーバッグを贈り、別れにスカーフかよ…
あのオッサンはこれからも若い娘に贈って楽しむんだろーな~
言い方は大人っぽいが、要は売春と似たり寄ったりだと思ってしまった。
お互いに勉強になった…ってオッサン、これからもやるんでしょうが。
ラストで殺人で無理矢理ストーリーを締めるのもズルいというか何というか。

どういう心持で見ればいいのか戸惑う作品だった。
フランス語でスカーフを表す言語だけでも色々ある、ってことと
フランス料理6人フルコースで、900ドル行っちゃうのが頭に残った。
そしてやっぱりチップは沢山置いていかなきゃいけないのだなと。


ルパン (2004/仏・伊・西・英) 132分








 世界で5000万部のベストセラー小説シリーズに待望の実写映画化!
モーリス・ルブラン作・怪傑紳士アルセーヌ・ルパン生誕100周年記念作。
若きルパンが謎を秘めた美女カリオストロ伯爵夫人を助けたことから、
莫大なフランス王家の宝石を巡る抗争に巻き込まれていく小説
「カリオストロ伯爵夫人」をベースに、「813」や「奇巌城」などの名場面が
スリリングに交錯するエキサイティングなスケールの大作。
監督は「ルーブルの怪人」で人気を博した新鋭ジャン=ポール・サロメ。
ルパン役に「スパニッシュ・アパートメント」で知られるロマン・デュリス。
カリオストロ伯爵夫人役はクリスティン・スコット・トーマス。
ルパンの従妹クラリス役に「キングダム・オブ・ヘブン」のエヴァ・グリーン。
謎の男ポーマニャン役にパスカル・グレゴリー。
美術や衣装にも力を入れており、撮影場所はパリ、ノルマンディー。
総制作費は2500万ユーロ(37億円)をかけている。
またカルティエが全面協力し、マリー・アントワネット王妃の首飾りを製作。
アーカイブスジュエリーを提供するなど、豪華な輝きを放っている。

 
1884年、叔父スービーズ公爵の屋敷に暮らす少年アルセーヌ。
ある日、彼は泥棒である父の指図で、公爵夫人が所有する
マリー・アントワネットの首飾りを盗み出し、父に手渡す。
だが、逃げおおせたはずの父は翌朝死体となって発見され、
アルセーヌと母は館を追い出されてしまう。
やがて、20歳となり怪盗として活躍するアルセーヌは、
公爵夫人の娘で従妹のクラリスと相思相愛の仲になっていた。
そんなある日、彼は王家の財宝を狙う名士たちに捕らわれていた
カリオストロ伯爵夫人を救出し、たちまち恋に落ちるのだが…。

 劇場公開当時凄く気になってた作品。
やはり日本人ですから、ルパン三世を彷彿とさせますね。
ちょっと3枚目で、女たらしで、結構おっちょこちょいで…と共通点あり。
もみあげと毛深さも共通点…猿顔なのも共通してるわ。
原作小説を読んだことのない私は、ここに登場するカリオストロやクラリスの
名前が、あの宮崎アニメの「カリオストロの城」がオマージュしてたんだなーと。
冒頭シーンで登場したルパン父を見て、真っ先にウルヴァリンが浮かぶ。
ルパンのイメージ通り、豪華な貴族たちのパーティで鮮やかに
金品をかすめ取ってく様は見ていて楽しかった。(気づくだろ、って思ったけど)
全体的にハリウッド映画とは違い、テンポや編集の仕方がぎこちなく、
そこらへんはヨーロッパ映画らしいなぁとも思いましたね。
スカッとしたアクション活劇ならハリウッドの方が上手いです。
何せこの映画、原作小説3本を混ぜているので、時間も長め。
そしてやること多すぎて観てるこっちもちょっと混乱する。
あの十字架3本が何でそんなに重要なのか、ピンとこなかったし。
ルーブル美術館とか出てきたから、それだけで無償に嬉しくなれる自分。

 
カリオストロ伯爵夫人が非情なくせに、時折凄く未練たらしく
ルパンを見つめるのが印象的でしたね。本心がまた分からなくなる。
一瞬シワが増えたように見える映像は、そう作ったんだよね??
父親の死で、こりゃ在り来たりな復讐劇になっちゃうか?と思ってたら
真相を知ってちょっとビックリ。ま、あの人やけにルパン擁護してたしな。
でも、その割にラスト近くは妙に割り切ってましたねぇ。
ま、子供使って首飾り入手して去ってく様からして、良い父親ではないと思った。
ルパンも、「今更パパー!なんて感動の再会できるかよ!」と容赦なく殴る。
爆弾攻撃で市民が巻き添え食らい、かなり死傷者出てて凄かったな。
妻を殺され息子を奪われたのに、血なまこになって息子捜したのかね?
ラストに短絡的に偶然再会させて、急に終わってポカーンとなったよ。

映像は煌びやかで豪華だし、正装して盗みを働くシーンなんかは
イメージ通りのルパンでしたが、イマイチ、ルパンの人格に魅力が足りない。
父親の死の謎、財宝の隠し場所の謎、美女の謎、クラリスとの恋、など
要素はいっぱいあったけど、中途半端で全部綺麗に伏線回収しきれてない。
雰囲気はあって好きなんですけどね。あと一歩及ばず。
でも観てる最中はヤキモキ、ハラハラしたんで、楽しめるとは思う。
粗もあってスッキリしないんだけど、そんなに嫌いではないかな。
早くルパン三世の実写映画化もしないかなー(笑)



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