あなたにも書ける恋愛小説 (2003/米) 95分


 現実と小説の恋愛がシンクロしていくロマンス・ラブコメ。
主演はケイト・ハドソンとルーク・ウィルソン。ソフィー・マルソーも出演。
監督は『恋人たちの予感』のロブ・ライナー。映画にもちょこっと出演。
莫大な利子の積もった借金を抱え、ギャングに脅され、後30日以内に
小説を書き上げなければならなくなった小説家の男が、
偶然雇った速記者の女性とあーでもないこーでもないと議論しながら
互いの仲を深め合いつつ、恋愛小説を作りあげていく物語。

 出演者も少なく、舞台も小説の世界以外はほとんど作家の部屋。
地味目な映画なんだけど、その分主義一貫としているかも。
小説の内容としては、ホントに“あぁ私でも書けるわコレ”な王道話なんだけどね。
ケイト・ハドソンの色んなコスプレが見れるのが利点。
いやぁ〜彼女ってツンとした顔なんだけど、笑うと別段可愛いんだな。
ソフィー・マルソーも美しかったけど。キャサリン・ゼダ=ジョーンズみたいだった。
ルークって人はキューティーブロンドの彼か。オーウェン・ウィルソンの弟らしいね。
何か全体的にインパクトに欠ける作品なんだけどな…うむ。

まぁ気になったのは、小説の方のラストで…
メイドさんとくっ付いても借金返せなかったら殺されるじゃないか〜
どうやったら一攫千金稼げるっての?現実では何とかなったけどさ…
あと主人公、ケイトも突っ込むようにギャンブルに走るのはいただけないぞ

自分の状況とかぶったせいか、小説がうまくスラスラ進むと
我が事のように嬉しくなってる自分がいたわ…ヤバイヤバイ。自分でガンバレ。
ケイト・ハドソンが好きなら見てもいいかなって映画でした。


アメリ (2001/仏) 120分





 『エイリアン4』等で知られるジャン・ピエール=ジュネが監督・脚本を手がけた映画。
空想好きな女性アメリを主人公に、パリで繰り広げられるちょっぴりおかしな物語。
英国アカデミー賞をはじめ、数々の外国映画賞を受賞。一大ブームとなった。
主演はオドレイ・トトゥ(アメリ)、マチェー・カソヴィッツ(ニノ)、ドミニク・ピノン等…

 幼い頃から普通の人とはちょっと違う環境で育ったアメリはちょっとした変わり者。
今日もモンマルトルの喫茶店で働きながら、空想を膨らませて自分ワールド浸透中。
ある日、部屋で古びたカンカンを見つけたことをきっかけに、アメリは周囲の人々に
内緒で様々なイタズラをしかけて、楽しむ遊びを見つけた。
そんなアメリは駅構内に現れる不思議な青年に夢中になるものの、
自分のこととなると臆病になり、その一歩がうまく踏み出せずにいた…

 当時は凄い話題作でしたね。オシャレな作品に見えて実はお下品だとか、
アメリがムカつくらしいとか、ジャケットのアメリの肌が白すぎて気味悪かったりとかで
今までレンタルも興味示さなかったのだけれど、Gyaoで放送してたから拝見。
確かに、冒頭のナレーションからグイグイ惹き付けられた。面白い語り口だから。
パリのメトロやノートルダム、モンマルトルとか出てきて凄い懐かしかった。
でも何処か、ファンタジーチックで色合いの違いか、人形劇のような雰囲気漂ってた。
ポップでキュート、ビビットな魅力もあり、何か不思議な毒も含んでいるような。
笑う犬のアイアンポットで頻繁に使われてた曲はアメリの曲だったのか!

 アメリは可愛いけど、何処か恐い、っていうか実在したら近寄り難そうな笑顔だよな。
アメリの奥手っぷりにはイライラしたわ〜判っちゃいるけど、「あぁバカ!」と。
あれこれ遠回りするから、男によっちゃ愛想尽きて付いてきてくれなくなるぞ。
イタズラも、可愛いものもあれば、ちょっと酷いと思ったりするのもあったり。
長い間待ち焦がれていたからって、会ったその日にセックスの展開はどーだろう。

フランス語がペラペラと流れるようにキャラの口から飛び出してきて、早口だったし
日本人が日本語喋るのと同じで当たり前なんだが、何かイイなぁって思っちゃった。
自分で言ったら絶対噛むぞ、ってくらいペッラペラとドンドン出てくるんだもん。
現実が舞台だけど、何処かファンタジーな世界観で、細かいこだわりが効いてる。
確かにアレレな演出もちょっと目立ったけど、普通に終わりまで楽しんじゃった。
思えばまぁ内気な女性が恋をして…と月並みなストーリーを、
変わった味付け、盛り合わせで新しい楽しみ方を見つけた映画なんですね。
確かにこの表現でいいのかはわからないけれど、“シャレて”ました。
「どう?このセンス」って主張の映画が嫌いな人はきっと、終始ムカムカするのだろう。
大衆向けだし女の子に大ウケするのも判るし、男性でもそれはそれで楽しめるはず。


彼女は夢見るドラマ・クイーン (2004/米) 90分


 都会ニューヨークから田舎に引っ越すことになってしまったローラ。
彼女はダサくて刺激の少ない町に現実逃避し、妄想族で爆走。
浮いたファッションで登校し同じバンド信者の地味な女友達を作り、
自分を面白おかしく誇張し語る。目立つの大好きなローラは演劇の主役も狙う。
そんな時、大好きなロックバンドが解散すると聞いて大ショック!!
解散コンサートとパーティーに参加すると大見得切って発言してしまい、
チケットも取れないままなんとかなるさ精神でいざニューヨークに降り立った…

 主演に『フォーチュン・クッキー』でブレイクしたリンジー・ローハン。
まぁ彼女のためのアイドル映画ですから。勿論、ディズニー製作。劇場未公開。
セカンドアルバムの写真でも気になったけど…彼女の肩や胸元…
皆何故突っ込まない??何かブツブツが目立つ。ファンデで隠せば?
彼女の肌が露出されるたんびに気になって仕方なかった。
パパがダサいっていってるけど、ママの方が酷くないか?
ライバル役の子、何かサルマ・ハエックに似てた。ラテンチック。
憧れのバンドマン役にアダム・ガルシア。出演作少ないけど頑張れよ。
ヒロインのバンドに対する熱意が凄くドン引きしちゃうなぁ〜
日本でいうと、あれはヴィジュアル系のファンに近い気がする。信者とか。

 何とまぁ、妄想少女って設定以外は焦点定まらずドタバタラブコメ。
あの男は衣装盗むためだけに出てきたのか?ラスト意味不明に踊る。
どんな夢でも強く想い続けていれば叶うわ☆って御気楽思考に苦笑しちゃう。
だって、彼女あんまり努力も成長も見られないんですもの。
ローラの無計画で破天荒すぎる性格は身近にいたらかなりムカつきそう。
チケット買う代金忘れてきちゃった所、友達に謝ってないしさ。
彼女のための映画だからね。そこらへん、マジに突っ込んじゃダメダメ。
劇でミュージカルしてるリンジー・ローハンを見せるための全ては前座。
しかし観てると米国ハイスクールの演劇ってあそこまでするのかな?なんて。
劇中使用されたあの歌も何気に頭の中をぐるぐる回るんだよな。
リンジーは親しみ易そうな顔してるから人気あるのかな?


クリスティーナの好きなコト (2002/米) 84分


 キャメロン・ディアス主演で描く、ちょっとおバカなお下品ラブコメ。
キャメロンとクリスティナ・アップルゲイトとセルマ・ブレアの3人が、
そんなことまでやっちゃっていいの?な女優魂炸裂な笑撃映像満載。
今回のキャメロンのお相手は『ディープ・ブルー』のトーマス・ジェーン。

 クリスティーナはクラブに現れては数々の男性を虜にし、去っていく。
恋愛にはいくつかタブーがあって、聞かれても本当の電話番号は教えない。
恋愛はゲームと豪語するクリスティーナだったが、
実は本気になって傷つく事を恐れているホントは臆病な女性。
始めは軽い気持ちで付き合って、これと決めた相手に本気になる…
そうして恋を楽しむ彼女たちだったが、ある夜、クリスティーナはピーターと巡りあう。
最初は反発し合っていた二人だったが、ひょんなことから意気投合。
彼と別れてから、彼の妄想で胸がいっぱいになるクリスティーナ。
連絡先も判らない彼を追いかけて、彼の兄が結婚式をするという場所まで
友人と一緒に会いに行くことを決意する。

 随分前に、C・ディアスがトイレで穴を覗きこんで…なシーンがTVでやってて
「何だこのお下品な映画…」って思ってた作品。見つけました。コレでした。
キャメロン・ディアスの魅力は、このはしゃぎ演技だと常々思う。
何かこのロングのキャメロンとブリトニーがイメージかぶる。似てる。何か。
大ヒットした『メリーに首ったけ』とはいかないけど、中々楽しい。
でも下品度はこっちの方が若干増してるかな?不潔感もちょっと漂う…
車の中で見つけた臭いの原因とか、こっちもギャーですよ。
いきなり凄い歌詞でミュージカル始まっちゃったり(皆ノリノリなの…すご)
女の憧れ、ファッションショーごっこで悪ノリして色んなタレントパロったり、
ペ〇スが口からはずれなくて「アルマゲドン」感動的に唄い出したり…

それ以降は、ちょっとテンションが下がる…というか、
最後まで最初の変なノリと勢いで突っ走って欲しかったかも。
ラブコメっぽくないトーマス・ジェーンが妄想シーン含め、色々見せてくれる。
あの『パニッシャー』が…なんて想像すると別の意味でニヤニヤ楽しめる。
ラスト、
落胆で終わっちゃうのかと思ったらクリス登場!
写真立てには結婚式の様子…でエンディング後の映像も遊び効いてて面白い

とびきり下品なラブコメ見たい人は是非どーぞ!くだらないの好きなら楽しめる。


恋の門 (2004/日) 114分








 “劇団大人計画”を率い、近年ではエッセイ、小説も発表するなど
文筆業でも高い評価を受ける才人・松尾スズキによる初の映画監督作品。
変わり者の芸術家肌の青年とコスプレ命のオタクOLの純愛を描いた
羽生生純の同名コミックを松男監督独自の切り口で斬新に映像化。
主演は松田龍平と酒井若菜。

 石で漫画を描き“漫画芸術家”を自称するサエない貧乏青年、蒼木門。
彼はOLの証恋乃と知り合い、その夜一緒に彼女のマンションへと向かう。
しかし恋乃の正体は狂信的なコスプレイヤーで、
しかもコミケではかなりの人気を誇る同人誌漫画家。
同じ漫画家でありながらあまりに対照的な恋乃にショックを受け逃げ帰る門。
そんな門に戸惑いつつも惹かれた恋乃は互いをもっと知るきっかけにと、
アニメソング界の人気者、阿部セイキのファンの集い一泊ツアーに誘う。
ツアーの費用を稼ぐ為、門は元売れっ子漫画家の毬藻田が経営する
漫画バーでバイトを始めるのだったが…。

 共演者には監督を務める松尾スズキは勿論、
忌野清志郎、小島聖、塚本晋也、尾美としのり、大竹しのぶ、平泉成
チョイ役に田辺誠一、片桐はいり、市川染五郎、三池崇史、小日向文世、
更には漫画家の安野モヨコ、夫の庵野秀明(エヴァの監督)
山本直樹、内田春菊、ジョージ浅倉もサービス出演。
クドカン脚本ドラマ「マンハッタン・ラブストーリー」を観た人なら判る、
あのイボリーとADのデブと原ちゃんも出演。
挿入歌に忌野清志郎の曲とサンボマスターも歌い、出演もしている。

 原作の漫画は全く知らないんだけど、面白そうなんで観てみた。
大当たりでしたね!凄い。コレは。下妻物語と似た線かも。
ゴスロリとヤンキーの友情を描いたのが下妻なら
コレは変人とアニオタコスプレの恋愛を描いている。
まず冒頭からグッと引き込まれる勢いあるオープニングが好き。
松田龍平がこういうコメディに出演してるのは初めて観た。
悪くない。何ていうか、浅野忠信路線に近い気もしないではないが。
間の取り方がうまいと思った。味があるし。
酒井若菜もいつもと似たキャラではあるがこんな役をこなせるのは希少。
何よりもハマってて良い。コメディ慣れもしてて流石。
彼女はパッと見美人とは思わないんだけど、
動いて喋ってる彼女はどうしてこんなに魅力的に見えるのだろう。

 一度声優界にハマっていた自分はあの異様さがちょっと判って
狂信的な集会やらコスプレに酷く戸惑う門君にも恋乃にも感情移入。
あれはあのキャラのコスプレだ、って判る自分が恥ずかしいながら、
それでもこの映画を楽しめている要因のひとつと苦笑した。
片桐はいりが出てきたシーンで大爆笑。やばい。
小日向さんも、よくぞあんな役を演じてくれた(笑)
小島聖はホントにエロ路線が似合うね。編集者にも笑った。
エッチなシーンやセリフも少しあるので家族鑑賞はちょっと難かもしれない。
安野庵野夫妻ってこんな顔してたんだ〜と発見してみるのも面白い。
エンドロールでこんなに著名人が出演していたのかと驚き。
エンドロール後にもオチがあるので、そこも忘れずに!

 三人が漫画を描くシーンに圧倒されて凄い興奮してしまった。
あぁ、漫画をこんな風に描いてみたい。無茶苦茶にガムシャラに!
このシーンが一番大好きかもしれない。
ラスト近く、門君がしてきたコスプレって…あれは
単に石のゴーレムとかじゃなくて、幽遊白書の吏将だよね?違う?
多少、隙間があった方が二人の関係はうまく行く、って
どこかの感想サイトで誰かが評価してて、ウマイなぁと思った。

何気に名セリフがいろんな場面で飛び出すので侮れません。
前半の勢いが後半の本気モードになってから薄れていき、
ラストはもっと面白い終わりがあったんじゃないかと思った。
ミュージカル・シーンも少し脱線してるような気もしたね。
終わり方がもっと徹底していたらこれは自分の中で名作に輝いた。
日本ならでは、日本じゃないと作れない映画がまた誕生したことが嬉しい。
音声コメンタリーも面白いので何度も映画の世界の魅力を噛み締められる。
監督ちゃんコレクターズ・エディションが欲しい今日この頃。


50回目のファースト・キス (2004/米) 99分






 「ウェディング・シンガー」以来の再共演となる
ドリュー・バリモアとアダム・サンドラーによる、ちょっと切ないラブ・コメディ。
事故の後遺症で夜寝ている間に“短期記憶”を“長期記憶”に書き込めず、
“前日のことをすべて忘れてしまう”記憶障害に陥った女性と、
彼女に一途な想いを寄せる獣医が繰り広げる、
毎日が最初からやり直しの恋の顛末を描く。
監督は「N.Y.式ハッピー・セラピー」のピーター・シーガル。

 舞台は常夏の島ハワイ。水族館で獣医として働くプレイボーイのヘンリーは、
ある日カフェでルーシーという女性と出会い、一目惚れ。
意気投合した2人だったが、翌日また同じカフェで再会すると、
彼女は冷たく他人行儀になっていた。
家族や周囲の努力で、ルーシーはそうとは知らず同じ一日を繰り返していた。
ルーシーの短期記憶喪失障害を知っても諦めずに、
毎日新しい試みで彼女にアタックするヘンリー。
友人の協力もあり、やがて彼女の家族にも受け入れられるようになったが…

 アダム・サンドラーの映画は初めて見ました。
彼もSNL出身のコメディアンだったとは…そして共演者にも
同じくSNL出身のロブ・シュナイダー、ダン・エイクロイドが出演。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを終えたサム役のショーン・アスティンも参加。
結構切ない、重い題材を扱ってはいるものの、ハワイの開放感と自然と、
癒される動物、子供の出演、コメディ色の強さで前向きになれる。
とことん泣けるお涙頂戴なラブ・ストーリーじゃないです。下ネタも多い。
だからこそなのか、ひねくれた私には変化球で大ヒット。ちょっぴり涙が。

 「25年目のキス」の印象から、最初は可愛く見えないんだろなーと
身構えて見たドリュー・バリモアでしたが…目茶目茶可愛くない?!
これって人によって違うのかな?ロングが似合ったのかな?
ハワイの雰囲気に合っていたのかな?アダムとの相性も抜群でした。
ルーシーの真似してワッフルで家を作ってみたいかも。
水族館の獣医ってことで、アザラシ、セイウチ、ペンギン、イルカ…
特にペンギンにやられた。(ノ・ω・)ノ゙ヵヮィィヽ(・ω・ゞ)ヵヮィィ (o ゝω・)b 超ヵヮィィ♪
弟のダグは最初ショーン・アスティンだとは思わなかった…
あんな役もやれるんすね。肌の色とガタイの良さはホビットとは凄いギャップ。

 ビデオや日記によって毎朝、自分の毎日を再認識していくルーシー。
重荷になりたくない、とヘンリーとの別れを決意するくだりから、
今までの二人の関係が思い返されて、それでもルーシーの気持ちも理解できて。
確かに朝起きてあんなコトにもなるんだもの、結婚生活なんて想像できない。
それでも、ラストは絆の強さを見せつけてくれて、感動した。
毎日普通に寝起きして毎日過去のことを覚えていることが、
こんなにも大事なことだったんだ、って気づかされましたね。
ルーシーを思って過ごしてきた父と弟の気遣いにもジンとくる。
貰ったCD聴いて泣きながら歌うヘンリーには笑った。

シックスセンスの秘密をアッサリ喋っていたので、未見の人は注意(笑)
特典映像も豊富で、未公開シーン、NGシーン、メイキング、
ハワイアンスラング特集なんかも。アダム・サンドラーCD出してるんですね。
有名な作品じゃないけど、これはかなり良い出来だと思います!
話題は薄いけど、もっと世間の評価が高くてもいいんじゃなくて?
ハワイにも行きたくなったし…隠れた傑作ラブコメですね。


殺したいほどアイ・ラブ・ユー (1990/米) 93分


 ピザ屋の主人、ジョーイは女好きのイタリア人。
貸しアパート世話する若い女性や相手は不特定多数。
女好きだが浮気はしないと信じていた妻のロザリーはそれを偶然目撃。
母親とも共謀し、夫を殺そうと計画し、ロザリーに好意を持つ店員と
あれやこれやと画策するものの…

 まず冒頭に、これは実際にあったお話です。と出る。
この映画はケヴィン・クライン主演で共演に今は亡きリバー・フェニックス
ウィリアム・ハート、キアヌ・リーヴス、ヘザー・グレアムなど…
流石、古い映画臭プンプンだったけど話は単純明快
しかし、あんな気持ちで浮気されてたらある意味幸せかもね。
決して本気まではいかない浮気。だけど、やはり許せない。

 ワイドショーに夢中ですぐ「いい子だね」っていうお母さん。
車の所で挙動不審になって、勘の良い男だったら気づくよな〜
睡眠薬を大量に入れたミートソース作ってみたり
拳銃を用意したり…見ているうちに、だんだん
ジョーイって殺される程酷い男だろうか…なぁ〜んて。
お客が来れば歓迎体制全開だし…気の良い人ってああいう人のことかな。

 ウィリアムとキアヌ演じるジャンキー二人組みのテンションが笑えた。
今では考えられない凄い役をやってるじゃありませんか。
リバー・フェニックスもそこら辺の若者って感じがよく出てた。
抱腹絶倒大笑いなコメディじゃないけど実話なだけに
人間って凄いのね、と普通に思ってしまった。

 ラストのこの題名に繋がるセリフで感動しちゃったよ。
なるほど、確かに!器がでかい人って素敵だね。
興行的に失敗してる映画らしいけど、このテイスト良いんじゃなくって?
ラフな気持ちで見れる映画だしね☆


最後の恋のはじめ方 (2005/米) 118分


 N.Yを舞台に、恋愛の指南役が恋の手ほどきを伝授するロマンティック・コメディ。
恋愛テクニックに自信を持ち、それを仕事にしながらも
自分の恋には一筋縄ではいかなく想い苦しむデート・コンサルタントを描く。
監督は「アンナと王様」「メラニーは行く!」のアンディ・テナント。
主演は「アイ,ロボット」のウィル・スミス。

 独自の理論と的確なアドバイスで恋愛に不器用なニューヨークの男性たちを
幸せへと導いてきたデート・コンサルタントのアレックス・ヒッチ。
過去に辛い失恋を経験した彼は、世の男たちが女性に対するアプローチを
失敗をしないようにと、この仕事を始めた。
ある日ヒッチは、顧客であるコール財団のセレブ、アレグラに恋をしたという
小太りの冴えない会計士アルバートから依頼を受ける。
ヒッチの指導を受けて順調に事が運んでいくアルバート。
一方、ヒッチもある夜、ゴシップ記事専門の女性記者サラと出会い、
好意を持ってデートにまでこぎつけるのが…。

 恋愛コンサルタントかぁ…女性はそれ知ったら嫌がるのかな?
ヒッチは男性をどういう人間か判断して確認の上でアドバイスするし
気弱な男たちの恋愛相談に乗ってくれてる。
こういう面白い職業があってもいいなぁ、って思ったね。
できれば、女性用のデート・コンサルタントも…なんちゃって(笑)
でも女性視点で、男性を射止める法則とかも知りたかったな。
相手役の女性が、同じ恋愛コンサルタント同士ってネタも良いんじゃない?

 アルバートがヒッチのアドバイスでどんどん彼女と親しくなっていって
その過程が凄く楽しみで、夢中になったね。
ある意味、ヒッチ自身の恋愛はどうでもよかったかも。
サラ役のエヴァ・メンデスは、どこかで観たことあるなと思ったら
『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード2』のジョニデの彼女か。
ウィル・スミスって目がタレてるのね。アレルギーは笑った。
『シャーク・テイル』のオスカーと、確かに似てるわ。
恋愛コンサルタントのヒッチの収入ってどのくらいなんだろ?
一人の恋愛を成就させた報酬って?相場は?気になるなぁ。

 鍵を出すのをしぶってたら…とか、そういう法則が面白い。
女性の方も何かしら気があるのなら、信号を出すのだ。
その信号を誤解せずにキャッチして焦らずじっくり仲を深める。
ファースト・キスで、今後の二人が決まる、とか。
恋愛コンサルタントが有名になったら客にも自分にも命とり。
何してくれるんだコノヤロー!!って思ったよ。
恋に筋書きがあっても、それはうまく相手を喜ばせたいから。
それに、細かい会話やお互いのフィーリングまでは指導できないでしょう。
やっぱり惹かれたならそれはアドバイスじゃなく本人の魅力。
どんなに演出がうまくても、駄目な奴はやっぱり嫌われる。
ラストのおばあちゃんグッジョブ!!
アイディアは斬新な普通のラブコメだけど、ちょっぴり幸せ貰った気分。


Gガール 破壊的な彼女 (2006/米) 93分


 「キル・ビル」のユマ・サーマン主演のスーパーヒーローネタのラブコメ。
共演にラブコメでお馴染みルーク・ウィルソンと
「最終絶叫計画」シリーズでお馴染みアンナ・ファリス。
監督は「ゴーストバスターズ」「ツインズ」のアイヴァン・ライトマン。
地下鉄で声をかけたのをキッカケに恋仲になったジェニーとマット。
茶髪で眼鏡のとっつきにくそうなジェニーはたまに挙動不審なところがあり、
ベッドでは豹変。そんなギャップに惹かれながらも戸惑っていたマットは
ある日ジェニーに、自分の正体が ニューヨークの平和を守る
スーパーヒーローの“Gガール”であることを告げられる。
しかしマットは職場仲間のハンナのことを好きになり、ジェニーは豹変する…

 「もしも自分の彼女がスーパーヒーローだったらどうする?」
というネタを元に作った作品なんでしょう。非常に単純なストーリーです。
正直、めちゃんこ面白い!という域に達しているとは思いませんが、
ユマファンなら必見かな。…でもこの映画ではあんまり美しく撮られてない気が。
ジェニーの普段の装いがホントに驚く程地味でとっつきにくそうです。
Gガールの衣装も最初見たスカートルックは正直…微妙かな。
もっとスタイリッシュで年相応な格好いいデザインなかったのかしら?!
“Gガール”ってアメコミでホントにいるヒーローかと思ってたんですが、
映画だけのオリジナルみたいですね。

 アンナ・ファリスが普通に可愛いOLしてたな。
やっぱ本人もそろそろ絶叫計画シリーズから降りたいんだろうか。美人だけど。
しっかしルーク・ウィルソンといい、敵の親玉といい、男性陣のルックスが低い。
モテフェロモンぷんぷんの格好いいお兄さんが登場しても良かったんじゃないか。
主人公の友人もありえなーい!主要男性陣:計3名とも外も中も格好良くない。
Gガールさん、私だったら他の男性を捜しますよ。
日頃から彼氏の浮気やだらしなさに憤慨してる女性は投影して楽しめる?のかな。
CMであらかた見せ場が流れてしまっているのがちょっと残念。
スーパーマンの能力とかで思いつく下ネタも試みているので家族鑑賞は危険。
終わり方は自分的にはアリかな…うん。62点。


10日間で男を上手にフル方法 (2003/米) 116分






 上司と“10日間で本当の恋人をつくれるか”の賭けをしている男性と、
雑誌の企画で“どうしたら10日間で上手に男にフラれるか”を体験取材する女性。
そんな2人がそれぞれ思惑を秘めて出逢い、表面上の恋愛を始めていく。
監督は「アメリカン・ビューティー」などで知られるドナルド・ペトリー。
主演はケイト・ハドソンとマシュー・マコノヒー。
原作はOL2人が自らの体験を基に“男に嫌われる言動”を書き連ね
全米でベストセラーとなったハウトゥ・パロディ本。

 私の場合、『10日間で男を上手に作る方法』の方が為になるんだろうけど(笑)
まずケイト・ハドソン。彼女がどんどん可愛く見えていきました。何のマジック??
何か遠山景織子っぽいな〜って思って観てたら、ペニー・レインの子だったのか!
マシュー・マコノヒーは何か浮いてた。ラブコメ向きっぽい男じゃないな〜。
お互いに相手を好きにならなきゃいけない事情があって、
女性の方はそれから、思いっきり突き放していかなきゃならない。
でも男性の方は、10日間の辛抱でいいから、とにかくラブラブを目指す。
早々に、好感度アップは成し遂げた女性は一転、わざと嫌われる行動に移る。
男性の方は戸惑いながらも、破局は避けたいので必死に我慢する。
この作戦に翻弄されてく男性が、笑えて、気の毒で、でも滑稽で…
なるほど、こういうことしてる女性の話って確かに聞いたことあるな〜
日本だろうとアメリカだろうと、ウザい重い恐い女性は同じ行動取るのだろう。

 
大好きなスポーツ観戦時、いい場面で飲み物を買ってきてとせがんだり、
男性が腕によりをかけて作った料理が、食べられないのと言い出して
お店に渋々行ったら「彼にデブって言われたから食欲が…」と店員に言い出す。
彼の部屋に私物のぬいぐるみ等を持ち込んでピンク系に侵食、
彼のアソコに女性の名前を付けて萎えさせ、ペットの犬を持ち込む。
更にペットの犬と自分とお揃いのチェックの服を着させてペアルック。
大事な会議中にどうでもいい話題で電話をかけてくる。
彼の大好きなバスケ観戦のチケットだと思わせといて仕事をキャンセルさせ、
実はセリーヌ・ディオンコンサートのチケットでした〜勿論、お揃いのTシャツで。
家の留守電に何回もメッセージを残して、男仲間内の集まりにも強引参加。
友人同士のポーカーに口を挟んだり、変な手料理を持参、気を散らす。
管理人さんに頼んで、彼の部屋の合鍵を勝手に作って持っている。
二人の写真を合成して未来の子供の顔を作成してみたの♪とアルバム持ってくる。
彼の知らない間に彼の母親と凄いフレンドリーになっている。
気分が乗らなかったり、批難すると、私のこと愛してないのねと泣き出す。怒り出す。
家族に会いに行った時は、ふいで嫌われプランも練れなかっただろうし、
人様の家だから遠慮したのか、ファミリーと仲良くなって罪悪感を感じ始める。
彼女の本音や人の良さが表れてて、演技も上手に魅せてくれてた。
しかし、実際にフラなくても…っていうか、エレベーターで一度フレたんだから
そこで取材終了しちゃえばよかったじゃん?って思う自分は妥協し過ぎ?


 彼は彼女の嫌な部分ばかりを見せつけられながらも、我慢していくうちに
本質である良い部分も見つけていき、彼女に本気になっていく。
彼女は自分でもドン引きな酷い行動を取りながらも、何故か許してくれる
彼の寛容さと、人の良さにも次第に惹かれていく…。

 全体的に思ったより大分丁寧にラブコメしてたと思うし、
パーティーのシーンが思ったよりハチャメチャ少なく、(もっとぶち壊すのかと)
ラストの纏め方が若干アッサリし過ぎかな?
って思った位で、(記事内容見せてよ
自分的には大分楽しめた。タイトルの通り面白い視点だしね。
軽いラブコメ好きな人なら普通に楽しめると思うけど、好みはあるだろう。
やはり王道ラブコメだから起承転結決まってて安心して楽しめる。
ケイト・ハドソンが同時期に出演した『あなたにも書ける恋愛小説』も興味出た。


ハッピー・フライト (2003/米) 87分






 片田舎の娘が一流のスチュワーデスを目指すアメリカンドリーム・コメディ。
国際線のスチュワーデスを夢見る女性が、様々な障害に遭いながらも
目標へ向けて奮闘する姿を描く。
監督は「クアトロ・ディアス」のブルーノ・バレット。
主演は「愛しのローズマリー」のグウィネス・パルトロウ。

 田舎町で退屈な日々を過ごすドナ。
彼女はいつか華やかなスチュワーデスの世界で働くことを夢見ていた。
そしてある日、テレビに映るカリスマ・スチュワーデスの言葉に触発され、
ついに夢へ向かって行動を起こす。
早速、地元の小さな航空会社に採用され、その第一歩を踏み出したドナ。
しかし、華やかさのカケラもないローカル線に満足できない彼女は、
やがて憧れの国際線目指して同僚のクリスティーンらと共に
業界大手のロイヤルティ航空へ応募する。
そして見事訓練生に合格したドナは、最終試験へ向け、
厳しい訓練と勉強の日々を送るのだったが…

 正式なタイトルは『VIEW FROM THE TOP
この邦題はいかにもキューティー・ブロンドとか、そういう路線っぽいね。
ジャケットの雰囲気も何だか似ている。
グウィネス・パルトロウってすっきりした顔してるねぇ〜エラも少しあるけど。
この映画には相手役の男性が出てくるけど、存在感ダメダメ。
相手役はマーク・ラファロ。「エターナル・サンシャイン」のあの人だったとは。
マイク・マイヤーズ演じる教官と教え子関係のエピソードの方が印象強いし
というか、あの教官が思いの他、存在感在りすぎ。面白かった。
ちょい役出演のロブ・ロウは明らかに彼氏より格好良いのだが(笑)

 田舎で役立たずだのつまらない人間だの言われ育って
ひたすら真っ直ぐにひた向きに夢へ向かって頑張るドナ。
何だかくすぶってる自分が情けなくすらなってくる。
フライトアテンダントって、あんな感じなのか〜と勉強にもなった。
DVD特典でその職の歴史も語ってくれてるしね。
始めは興味なかったけど、確かに魅力的な職業ですね。
華やかそうに見えて、大変なんだろうけど…

 大手の航空会社に面接に行くまでが少しタルかったけど、
その後から、展開は読めるものの楽しくてしょうがなかったわけ!
こういうノリのアメリカ映画って終始、楽しく観れるから好き。
元気貰った感じで自然と顔が笑顔になってるんだよね。
こういう映画は若手女優が演じるのがパターンだけど
それをグウィネスが演じてるとこがまた少し新鮮。気に入った!
 終わり方は…ちょっとおかしい展開だと思ったけど
エンドロールの未公開(NG?)集が面白かったから許す!
「のろまなカメ」って字幕で出てきたけど、ホントに言ってたのかな?!


 しかし、あの女みたいな輩はどこの世界にでも居そう。
自分のしたことを判っていながら、反省も後悔もしないで
一方的に自分の行為を正当化しようとするんだもん。
グウィネスも初挑戦という喧嘩シーンで無意味に熱くなってしまった。
DVD特典映像でメイキングやインタビューがあって
グウィネスとマイクはプライベートでも友人らしい。
先輩シュリーを演じたケリー・プレストンはジョン・トラボルタの奥さんなのね。


ハネムーンは命がけ (1993/米) 93分


 マイク・マイヤーズが“結婚恐怖症”の独身男に扮する、
ちょっとスリラーのパロディめいた奇妙なコメディ。
シスコのカフェでバンド演奏をバックに詩を吟ずるチャーリー(マイヤーズ)は、
親友の警官トニーに自分の女運の悪さをつくづく嘆くが、
肉屋を一人で切り盛りするハリエット(N・トラヴィス)に一目惚れ。
付き合いを始めすっかり意気投合した二人。
所が巷を騒がす結婚した男を殺す謎の殺人鬼の女の噂が
ハリエットに当てはまる特徴ばかり!疑心暗鬼に陥るチャーリー…

 「パルプ・フィクション」のハニー・バニーこと
アマンダ・プラマーが好演。ああいう役が似合うわけね。
終盤は、ハラハラしたわ。

 これがオースティン・パワーズの素顔だ!って映画だね。
作られたのはオースティンより前だけど…顔地味だけど素で芸人な人柄っぽい。
コミカルな口調で喋ってて、好感持てるキャラだった。
やはり顔アップになるとDr.イーブルを思い出す…(笑)
ギャグは今ではコテコテかもしれないけど、その古さがしっくり来た。
土曜の昼間にテレビ放映してる映画っぽい雰囲気。
先もある程度読めるストーリーだけど、好きだ。
軽いコメディ映画としては安心して観れるんじゃないかな。
観ようとする人少なそうだけど、隠れた佳作って感じ。


フォーチュンクッキー (2003/米) 97分


 父親に先立たれ再婚間近な生真面目お母さんとはじけた女の子
普段から衝突の耐えない二人を見かねたイタズラ好きの中国のおばちゃんが
不思議なクッキーを渡したことから二人の心と体が入れ替わってしまう
というベタっちゃベタな設定だけど舐めちゃいかん!
 ありきたりだと思っても料理次第でこんなにいいのが作れるんだと目から鱗!
めちゃめちゃ笑えるし感動もするしハッピーな気分になれる☆

 母親役の人、もう入れ替わってからは動作やしぐさ、姿勢とかまでもう
ホントに入れ替わったかにだらしなくオープンでユーモアあって笑えた
彼女たちに振り回される二人の男もそれぞれ何か個性的
そしてやんちゃな弟とちょっとボケてるじいさんも作品にいい味を出してた
 相手の身になって考えろってのはよく言いますが
実際に相手になって体験してみないと分からない事ってあるよね…
真実や誤解はうまく話せなかったりもするわけだから
映画としても短いし中だるみなシーンは無いから始終退屈しない。

 この映画のエンディングで今や歌手デビューしている
リンゼイ・ローハンのライブも観れます。


ブリジット・ジョーンズの日記 (2001/英) 97分


 ブリジットはちょっと太めで年齢もいい具合な崖っぷち女性
煙草も酒もやめてダイエットを決意、日記を書き始めて
結婚考えられるようないい相手を見付けようと奮闘する話なんだけど
 最初は「おいおいこれが主人公かよ」と思って観てたんだけど
負け犬っぷりやドジも酷いけど嫌な気分には何故かならない。
バカっぷりや暴走具合、時たまふと可愛く見えて…最後にはもうブリジット最高!
状態になりました。何故だ!!何であんなに魅力的に見えるんだ!

 会社の上司のダニエルのプレイボーイ的魅力と
昔の幼なじみマークの安定感があるけど堅物な魅力
二人の間で揺れるブリジット。
不器用でバカ正直で素直じゃない(?)3角関係が見物

 何か流行ってた当時はラブコメなんて何がいいんだと思ってたんだけど
今は短編恋愛漫画作るのにかなりいい材料になるし
インスピレーション貰えるし楽しい気分にさせてくれるから好き
展開が読めるようでも、それでも面白く観れるのが不思議

 青いスープって結局どんな味だったんだろう…
いい感じに有名な洋楽が流れるからそこも好き。
ブリジットの周りの友人たちも楽しい。
友達が来るんで急いで料理作って失敗したブリジットにマークが言った
「料理を食べに来るんじゃなく君に会いに来るんだから」
なにげなく言ったその台詞には惚れました!
こんな私でも頑張ろうって勇気が湧いてきました。

…正直、あんな男に出逢える環境も羨ましい。


ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 (2004/英) 107分


 見事理想の彼氏マークと付き合い始め、ラブラブで毎日幸せなブリジット。
しかし付き合い始めてしばらく経つとお互いの嫌な部分が見えて
不満も積もってギクシャクし出してしまうもの。
今回はそんな彼氏をゲットしてからの受難の物語。

 前作をレンタルで見て、予習バッチリで公開初日に映画館に行きました!
相変わらずパワフルなドジばかりのブリジット。
前作よりも更に太って、ぽっちゃり可愛いじゃ済まなくなってきたかな…
幸せ太りというやつでしょうか。冒頭のパロディには笑いました。
男は付き合う女性と正反対の女と浮気したがるのよ!友人の助言はリアル。
痩せてる知的な美人秘書がマークと仕事しててブリは嫉妬と疑惑でいっぱい
ちょっとしたすれ違いや価値観のズレで、二人の関係にヒビが…
そこにダニエル再来!!待ってましたといわんばかりに
マークと正反対の魅力をアピールして責めてきた〜!
ブリジットと一緒に心動いた自分…だけど、やっぱりな展開。うまいね(笑)

 タイでの珍道中が意外だったな。
拘置所でのブリジットの内心反省が痛い程伝わってきました。
あるある。そういうのは。冷静に言葉にするとそうでもない、っていう。
今回は何かブリジットの自己中っぷりが炸裂し過ぎたせいか評判はいまいち
のようですが人間らしくていいんじゃないかと思います。

 だいたい、恋してる頃の女性と付き合い始めて
愛を育むことになった女性とではどうしても違ってくるもんでしょう?
やっと手に入れた幸せだから、逃したくなくてがっついちゃうんだよね。
調子に乗ってラブラブぶりをアピールしたくもなるし、我侭も言い出す。
それにも増してマークが懐深い良い男性だからなんでしょうか…
次回作も作るのかなぁ?新鮮さが無くなってきてるので、要注意かも。


ホット・チック (2002/米) 104分


 呪われたアクセサリーを手にしたことで、翌朝突然、
見知らぬ男と体が入れ替わってしまった女子高生の騒動を描くドタバタ・コメディ。
監督は本作で劇場映画初メガホンのトム・ブラディ。
出演は『アニマルマン』のロブ・シュナイダーと
『ロスト・イン・トランスレーション』のアンナ・ファリス。
劇場未公開の作品。

 カリフォルニアの美人女子高生ジェシカは、
チアリーダー仲間たちと一緒にお気楽な毎日を過ごしていた。
そんなある日、ショッピングモールでアンティークのイヤリングを手に入れる。
だがその後、ガソリンスタンドでその一方を落としてしまう。
実は、そのイヤリングは片方ずつ2人の人間が身につけると、
体が入れ替わるという呪いがかけられていた。
そしてその片方が、スタンドを襲った強盗のクライブに拾われてしまう。
すると翌朝、ジェシカの姿はクライブになってしまっていた…。

 随分前に友達の家でそれとなく鑑賞したんだけど…面白かった!
それで、1枚買ったら1枚タダのDVDを購入する際にチョイス。
こんなジャケットだとは思わなかった!もっとセンス良いのあるでしょーが!
そして、映像特典をつけて欲しかった。メイキングとか見たかったな。
ロブ・シュナイダーって聴き覚えあるなぁと思ったけど…
「ホーム・アローン2」の悪役が印象的だったのかも。
ちなみにこの作品では、脚本家としても仕事してます。
この人もサタデー・ナイト・ライブ出身だったのね。

 アメリカの女子高生ってホントに、チアリーダーばっかりね!
映画だからかもしれないけど、盛んなんだろうなぁ。
自分は美人だし、格好いい彼氏もいるし学校生活もエンジョイ。何もかも完璧!
そんな自信満々の彼女が、突然、むさいオッサンにされてしまうのだ!!
鏡を見るだけで、気絶しそうになり、全身の毛に悲鳴を上げる始末。
混乱しながらも、親友であるジェシカに助けを求める…
もうね、ベタかもしれないけど、ああいうノリに弱い。

 ラブラブだった彼氏には30代のおっさんとしか見てもらえない…
切ないけど、あの終わり方は少し納得いかない。
ちゃんと彼は、信じたのかなぁ??
親友のジェシカとの交流が良かったね。
自分を憎んでそうな相手を探して、打ち解けていくのも。
何でいちいちあそこの鑑賞をしてんのか…彼女たちが初々しい。
おっさんの姿で家族を見つめなおす、っていう展開も素敵。
むさいオッサンのはずが、段々見慣れてくる頃、ジェシカの心境も…
見た目は変だけど、中身は女子高生。
キュートに演じてくれました。声にも笑える。
ちなみにおっさんクライブの日本語吹き替えは
「フルハウス」のジェシー役などでお馴染み堀内賢雄氏。

 入れ替わり、おっさんが女子高生の身体を手に入れて
好き勝手に使っていたって設定はある意味、恐いね。
絶対、売りもしてたと思うんですが…そこまで深く感がえない方が良いか。
身体が入れ替わる、っていうのも、曖昧だったな。
服は変わらないで、肉体だけ、変化していってたから
元の身体に戻ったら、肺も不健康には…なってない気がする。
恋愛ギャグ漫画の短編に丁度良い内容と長さでしたね。
私は正直、エイプリルよりジェシカの方が美人で魅力的に見えたなぁ。
ジェシカ役を演じたレイチェル・マクアダムスは
今回が初出演作。後に「君に読む物語」のヒロインに抜擢された。


ポリーmy love (2004/米) 90分


 いきなり滅茶苦茶幸せな結婚式から映画が始まって、もうラブラブな二人
ハネムーン先で現地の男と妻が浮気!しかも現場目撃ショックな旦那
結婚早々、張り切って買ったマイホームも夢もすべてがオジャン
そんな時にたまたまパーティーで出会った中学時代の知人のポリーと出会って
互いに仲を深めていく二人…

 潔癖性で心配性、真面目な男と自由奔放な女のでこぼこ交際。
彼女の趣味に渋々付き合いながらも、ライバル出現で燃え、努力する。
性格が違う人間同士、戸惑いながらも理解に努めるのはいいことだと思う。
関係がダメになるかもしれないけど、本音ぶつけることも大事

 ちょっとしたトレンディードラマのようなお手軽なストーリー感覚でした。
最初の方、ちょっとお下品路線だったけどね。
彼女のペットのフェレットがかわいらしかったのでもっと出して欲しかった。
ブラピの元妻のジェニファー・アニストンの映画を初めて観た。
彼女は何か、タレントのYOUみたいだなーと思った。
主演のベン・ステイラーは何か彼女に引っ掻き回されてて大人しめだった。



ミーン・ガールズ (2004/米) 97分




 米国ティーンアイドルのリンジー・ローハン主演の学園コメディ。
共演に『君に読む物語』でブレイクしたレイチェル・マクアダムス。悪女役を好演。
監督は『フォーチュン・クッキー』でもリンジーと組んだマーク・S・ウォーターズ。
脚本のティナ・フェイはSNLの構成作家でもあり、本作にも役者としても参加。
 両親の仕事の都合でアフリカで生活し通信教育を受けていたケイディは
16歳になって初めて、アメリカのハイスクールに通うことになった。
最初は溶け込めずに周りから浮いてしまったケイディだったが、
変わり者2人と仲良くなり、学園の派閥関係や暗黙のルールを教えてもらう。
学園内でひときわ輝き、皆の目を惹く存在であるプラスックスの女3人組。
偶然にも誘われたケイディは面白半分で彼女たちのグループに入る。
最初は密偵気分でいたものの、徐々に感化され、ケイディも変わっていく…

 ミーンとは、意地悪の意。普通のラブコメよりも一線を越えてた気がする。
何故だか、共感できるものも多く、考えさせられるテーマだったし
米国のラブコメはまだまだ進化を続けそうだなと感心してしまった。
まぁ今回はラブコメ風味ではあるものの、男の存在は薄い。
女の子の生態、女の子の性格、女の子の心理をついている。
どこの学校にも何故か、スター性を持つリーダー格の女性たちはいた。
満ちる自信から、ファッションや仕草、喋り方を皆が真似する。
人気者なんだけど、それと同時に陰で嫌われ放題でもある存在。
毒気を知らなかった主人公が復讐作戦を進めていく。
でも、やっぱり直接彼女たちに嫌われたくはなかったり、心中複雑。

 
悪口を言うのは自分に自信がないから。
人を悪く言ったって自分が綺麗になるわけじゃない。
自分や周りで相手の存在を汚して、一時的に満足するだけ。
でも毒はどんどん自分の内を汚していく。誰しも経験あると思う。
映画の中で、さりげにケイディが他の人の長所を褒めたりするんだけど、
演技とは知りつつも褒められた人のパッと咲く笑顔が印象的だった。
褒められると自信がつく。自信は、本来の自分を更に高めてくれる。
…とまぁ深読みもしてみたり。DVDの映像特典でも色々と勉強になったわ。
何かよくよく考えれば、あれくらいで全部チャラ?って思えなくもない。
結構酷いことしてたよな。ケイディ。未公開シーンでレジーナと仲直り…


 リンジーが最初はレジーナ役だったらしい。でもリンジー、
「この役をやってて、観た人に“これが地だ”って嫌われたくない」って…
そういうこと言う方がイメージダウンな気がするよ。悪役もやろうよ。
でもリンジーは今までもそうだったように、美人役は似合わない。
美人じゃなくて、あくまで可愛い系。普通の女の子役が一番合うかもね。
レイチェルはこれからも有望そうだね。悪女も難なくこなせる。
女教師役としても出演したティナ・フェイは美人さんだったなぁ…
他にもSNL出身のコメディアンがちょこちょこ出演してるらしい。
食堂のチーム分けとか、私もやっぱり変人テーブルかなぁw
カマっ気あるでかい彼がステージでアギのビューティフル唄ってましたわ。
軽い気持ちで観たけど、結構良作です。女の子にオススメ。


40歳の童貞男 (2005/米) 116分


 全米で予想外の大ヒットになり大きな話題を集めた異色ラブコメ。
40歳にして未だ童貞という生真面目な独身男が、職場の悪友3人組の
おせっかいな手助けをかり童貞卒業までこぎつける様を
生あたたかく下ネタギャグを交えドタバタほんわか描く。
主演は「ブルース・オールマイティ」のスティーヴ・カレル。
(SNLにも出演していたコメディアン兼俳優)
TVのコメディ番組などで実績のあるジャド・アパトーの劇場監督デビュー作。

 一度聞いたら頭に残るタイトルだよね。
そのうちパロディで30歳の処女とか出そう。(私にとっては洒落ならん)
下と聞いてたからどんだけ突っ込んで描写してるんだろと思ったら
そんなに下でもないよーな。もっと弾けてくれていいのに。
主人公も、女とキスもしたことない奥手君って訳でもなく
顔も大幅にイメチェン必要な程じゃないし、機会がなかっただけっていうか。
あっちの男女関係ってあんなにシンプルなんだろうか…
基本、結婚相手としか寝ない感覚なんてもう可笑しい時代なのかな〜
日本男児の場合、単純に童貞卒業したいなら風俗行けば解決じゃない?
身体だけが目当てならその方が女性だって気楽じゃん?
寝たいから口説いて終わったら用済みなんて酷いし失礼じゃん?
40歳の童貞君のお相手が
年上の子持ち(しかも孫も)とは。
フィギアを箱のまま大量保存しておく性はちょっと理解出来ちゃう。
だから
全部売るなんて…絶対あとでこじれるわって予想ついた。
最初と最後で主人公が大分変わってるのかと思ったら、そうでもなくて
終わってみたら…やっぱり微妙な出来に感じてしまった。
最後の方、ミュージカル仕立てになったのもお寒いです。
この題材で、もうちょっと上手な料理の仕方があった気がしてならない。
友達が結婚した女の集まりにジェニファー・クーリッジがいたような。


ラッキー・ガイ (1998/香港) 100分




 『少林サッカー』『カンフー・ハッスル』等で知られる
チャウ・シンチーが主演を務めたドタバタ・ラブコメディ作品。
監督・脚本は『食神』や『少林サッカー』でも知られるリー・リクチー。
シンチー作品には常連のン・マンタや知ってる顔がチラホラ。

 40年も続くエッグタルトが自慢の店で働く店長の息子と、
借金取りに追われていると家に駆け込んできた娘。
料理が得意だけれど奥手な男と、その男に一目惚れされた彼女。
そしてエッグタルトの王子様と呼ばれるプレイボーイのソイ。
ソイは偶然にも、昔の初恋相手と再会を果たす…
3組のカップルがそれぞれ織り成す恋の駆け引き。すったもんだ。
更に老舗の店にも危機が訪れる…

 チャウ・シンチーはタルトの王子様として颯爽と登場。
冒頭の料理作るシーンから、最後まで観るとエッグタルト食べたくなってくる。
「何でそーなるの!」とか、「オイオイやり過ぎだろ!」って展開が醍醐味。
基本的には恋愛モノの王道パターンがちょこちょこ出てきてニヤリとする。
店長の息子がちびまるこオタクなのが不思議で不思議でしょーがない。
何でちびまるこなの??あのコスプレ登場させたいから??日本好き?
ちょっとエロが過ぎたり暴力描写が激しい他のシンチー作品に比べれば
これは割と軽めで家族鑑賞もOKで安心して観て笑える作品でした。
店から立ち退けコルァー!という展開に何故か吉本新喜劇を思い出してしまう。

 回想シーンで見せるキャラの心理描写が上手い。
クラブで座るメガネ集団とか、演出が上手くて感心してしまった。
相変わらず変な顔や挙動不審な脇キャラが出てきて笑わせてもらった。
場面場面でちょろっと落差の激しい安っぽさを感じるのがB級らしくて好き。
エンディングのスタッフロール中にNG集が流れるので、それも楽しめる。
ちょっと過激だけど、香港映画は普通のラブコメもいけるんだなーと思った。
今回もシンチーの相手役の女優さんは綺麗です。短髪にピアス格好いいな〜




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