管理人NEROが映画について語ります。

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エイリアンVS. プレデター (2004/米) 100分








 SFモンスター映画の人気者、エイリアンとプレでターの夢の対決が実現!
バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソンが監督。
2004年、ある巨大企業に謎の熱源が南極大陸の地下深くで
発生しているという衛星データが送られてくる。
この企業の経営者で億万長者のチャールズは現地調査を決断、
さっそく環境問題専門家で女性冒険家のレックスら各分野の専門家を招集する。
やがて問題の場所に辿り着いた調査団は、そこで巨大ピラミッドを発見。
しかし調査を進める彼らは、その後恐るべき真実を知る。
なんとそこは、プレデターが100年周期でクイーン・エイリアンに卵を産ませ、
人間を生け贄にして育てたエイリアンたちと
若いプレデターたちを戦わせる“成人の儀式”を行なう場所だったのだ…

 とりあえず、私はエイリアンシリーズもプレデターも観たことある。
これは映画館でやってる時、観れる機会があったんだけど、結局やめた。
友達から借りて観たんだけど、やめて正解だったかもしれない。
テレビで見る分にはちょっとした娯楽作品として楽しめるかもしれないけど
これに千円払って劇場で見せられたら…消化不良かもね。
ジェイソンVS.フレディのような夢のコラボを狙ったんだろうけど。
あのラストは、人気が出れば続編作るって感じでもないような。
とりあえず、洋画の一種のお約束的なエンディングですね。

 エイリアンって不思議な生き物だよなぁ…
卵から孵った時点ではまだエイリアンじゃない。
そこから人間に寄生して、腹を食い破って出てくるんだから。
唾液や血液は強烈な酸性。彼らって成人しても人間食べるのだろうか??
凶暴に襲ってくるイメージはあるけど、実際に食料として食べてなかったような。
最初に見た時は衝撃的だったけど、慣れた自分がいる。
特に今回、こいつは死なせたくない!ってキャラがいなかった。
人間側のドラマが全然描けていなかったので
両者の戦いに巻き込まれた彼らのことなんて、ホントどうでもよかった。

 プレデターは初代はシュワちゃんのアクション映画の変わった敵だなと観てた。
2まで作られて、シリーズ化するのかと思ったら2止まりでしたね。
透けることが出来て熱探知システムで敵を察知。
鎧に覆われていて、使う武器も多種。素顔が醜い蟹。
エイリアンはひたすら繁殖と殺戮に明け暮れる本能の生物で
プレデターは地球にたまに人間狩りにやってくる変な種族。
プレデター2で彼らの宇宙船の中にエイリアンの骸骨が飾ってあるという伏線が。
まさか、成人儀式用の生物とはね!

 敵の敵は味方…そうですか、そうきましたか。
確かにプレデターは今回、ハントを楽しみに来たわけじゃなさそうだったし…
完璧なアクション映画でしたね。怖い要素は皆無かも。少しグロイくらい。
単純に、さあどっちが勝つ??ってワクワクして観るのが良い。
人間とプレデターが一緒になって走ってる図は何かおかしかった。
あれで素顔が蟹じゃなかったら、キスしそうな勢いよ(笑)
エイリアンの盾とか、装着感が気持ち悪そう…
勇気ある者には敬意を評する彼らの姿勢が面白いね。
何か全体的に観てエイリアン出てくるまでが長くて退屈。
ストーリーがもっと凝れなかったものか。ふたつの要素を活かしきれてない。
でも2シリーズとも大好きな人が見たら許せる範囲なのかも。
大ファンだからこそ、この出来は許せんって人もいるでしょうが。
人間が人間の強みでエイリアンもプレデターも出し抜いて勝利するっていう
シナリオを頭使ってハラハラドキドキに作って欲しいもんですね。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007/日) 98分




 95年のTV放映当時、それまでのロボット・アニメとは一線を画した
ミステリアスな世界観と深いキャラクター造型が波紋を呼び、
若い世代を中心に熱狂的な支持を集め、今なおアニメの枠を越えて
様々な分野に影響を及ぼし続ける伝説のSFアニメを、
“REBUILD(再構築)”というアプローチで製作する新たなる劇場版。
本作は、全四部作となる“新劇場版”の第1作。
摩砂雪と鶴巻和哉が監督を務め、庵野秀明が原作・脚本・総監督を担当。

 内向的な14歳の少年・碇シンジは、父・ゲンドウと3年ぶりの再会を果たす。
彼はそこで、ゲンドウから極秘裏に開発された巨大な人型兵器
“人造人間エヴァンゲリオン初号機”を見せられ、
謎の敵“使徒”との戦いを強要される。最初は反発するものの、
女性パイロット綾波レイの重傷を目のあたりにして、出撃を決意する。
そして、何の訓練も受けないまま初号機に乗り込み、
いきなり使徒と対峙するシンジだったが…。

 中学の時流行っててねぇ…それに便乗して私もアニメ見ましたよ。
コミックスも買いましたよ、「まごころを、君に」も見ましたよ。
実際は製作サイドが行き詰ってああいう終わり方になったそうですね。
で、今度こそは、シッカリ考えて作り直しましたよ、っていう今作。
アニメの1話からクリスタル型の使徒の所までを編集し、
色んなシーンをカットしたり追加したりして全編描き直したという1作目。
4部作構成で、徐々に劇場公開の予定。こうなりゃ最後まで付き合うよ。

 始めからやり直し、って印象だけど、意味深なカットもあり。
ループしてる??二度目の世界?二度目のシンジ?
徐々に明らかになっていくのだろう。相変わらず謎だらけな世界。
懐かしいと感じる反面、何であの当時夢中になってたんだろ?と。
そんな冷静な目で見始めたんですが、ヤシマ作戦には熱くなったなぁ。
ミサトの本編になかったセリフに、ふと気づけば涙のようなものが…
この映画が作られる前のウジウジし過ぎなシンジに若干イラ付いてた私は、
今回のちょっとだけマシになったシンジの方が感情移入出来た気がする。
大人気キャラの惣流・アスカ・ラングレーは次回登場!
次回からは、アニメの筋からどんどん外れて新展開を見せそうです。
宇多田ヒカルの曲も、雰囲気に合ってたと思います。
エンドロール後にテレビ版調の次回予告があるのでお見逃しなく。
自分としては、最後の4部作見終わるまでは評価し辛いな。


エコーズ (1999/米) 99分


 SF・ホラー作家リチャード・マシスンの名作『渦まく谺』を、
「スパイダーマン」「宇宙戦争」の脚本家デヴィッド・コープが映画化。
ケヴィン・ベーコン主演!2005年になって待望の日本公開が実現。

 配線工のトムは、妻マギーと息子ジェイクと平凡で幸せな日々を送っていた。
ある日、酒に酔った勢いで義姉の催眠術をふざけて受けたことから、
それが引き金となって彼の生活は一変。奇妙な幻覚や霊を見てしまうようになった。
息子のジェイクも霊感が強いらしく、家でよく少女の霊と話していた様子。
やがてトムは、家に現れた謎の霊が何かを頼んでいることを知る。
彼女は半年前に行方不明となった少女サマンサだと判り、
彼女の訴えを必死に受け止めようとするものの、蚊帳の外の妻は不機嫌に。
どんどん家庭崩壊が進む中、家をも崩壊させていくトムであった…。

 原作者はスピルバーグの傑作「激突!」や「ある日どこかで」なども手がける。
原作が古いだけあって、典型的なオカルト・ホラーの展開を突っ走るB級映画。
でも、こういうのも別に嫌いではない。
ケヴィン・ベーコンは奇人変人悪人変態、一般人、好青年まで何でもこなす。
彼の演技だけでも見物です。そして、肉体美。奥さんケツに惚れたんですってさ。
監督は「シークレット・ウィンドウ」の監督・脚本もこなしていたようで。
確かに、何か雰囲気が似てるような気もしないでもなかった。
ラストの展開も、シークレット〜同じく、そういう片付け方してもアリだったかもね。

 もう理解が足りない奥さんにはホトホト苛立ちましたわ。
「何よ〜私だけのけ者?霊なんていないわよっ!」って感じで。
謎を解かないと霊が暴れ出すかもしれないって知っても協力しないのね。
トムの、“平凡な人生に意味を与えてくれた”とか言い出しちゃうのはオイオイだけど。
そうやって常人には理解できない世界に触れて魅了されちゃうのも判らなくはない。
トムって男は凄いお人よしなんですね。先に警察連絡しとけ!ってば。
眉毛の薄い霊サマンサがあちこち現れて何か仕出かすのは
怖いようで、実はそんなに怖くはない。何か滑稽に見えた。
洗面台の鏡の裏に薬棚があって、それ取って鏡閉めるとそこには…!って
あの展開は色んな映画で見るけど何回くらい使われてるんだろうね。


 催眠術で霊能力開花か…真っ黒映画館って新鮮かも〜。
ラストは、ああいう終わり方せんでもよかったんじゃないかな。
後引くホラーじゃないんだけど夜見たせいで、ちょっとだけ怖くなった。
思えば似たような映画は捜せばありそうなんだけど、良いと思う。
映像特典が豊富で、ケヴィン・ベーコンカメラテストまであったよ。
モデル張りにケヴィンがポーズ作ってるんです。何気にドキッとしたわ。
メイキングでまぁ誰も彼もが監督や役者を褒めちぎる…違和感なの私だけ?


es [エス] (2001/独) 119分


 1971年にアメリカのスタンフォード大学心理学部で実際に行われた実験
その事実を元としてドイツが映画化。
新聞広告で募集された被験者は24名。
彼らは無作為に「囚人側」と「看守側」に分けられ
監視カメラ付きの模擬刑務所で2週間過ごすことを義務づけられた。

 ルール1:囚人はお互い番号で呼び合わなければならない。
 ルール2:囚人は看守に対して敬語を使わなくてはならない。
 ルール3:囚人は消灯後、会話を一切交わしてはならない。
 ルール4:囚人は食事を残してはならない。
 ルール5:囚人は看守の全ての指示に従わなくてはならない。
 ルール6:ルール違反を犯した場合、囚人には罰が与えられる。

このルールに従いながら、それぞれの役割を演じることが彼らの仕事。

 映画館で鑑賞。世界に見事入りこみました。
ドイツの映画は馴染みがないので新鮮でしたね。
役者も、有名か無名か知らないけど初見なので映画の現実感を高めた。
主演の男性が知人にどこか似ていたので親近感覚えたりも。
閉鎖的な空間でひたすら実験が続くのかと思いきや
主人公とある女性との妙な恋愛と回想シーンが絡んでました。
これは…どうなのかなぁ。
でも人それぞれプライベートでの暮らしがあると思えたかな。

 最初は遊び感覚でお互いふざけ合ったりもしていたが
どんどんその役割に入り込み、豹変していく様が怖かったですね。
「自分は囚人(看守だ)」という潜在意識が意思を支配するのか…
実験を監視している博士も、変化を喜んでいましたが
人間にはそういう本質がある事は何となく理解できると思う。
実際に起こった、度を越した刑務所の看守の事件もそれを物語る。

 生理的にきつい描写もあります。恐ろしかった。
映画館で観ると、特に。あとから映画館を出る自分にホッとした。
何ていうか、悪夢を夢と知らずに観ていてハッと起きるような感じ。
人間には2種類のタイプが存在する。服従する人間と、支配する人間…
包丁のシーンが凄い痛々しくて顔を歪めた。
でも後味が悪い作品だと思うので苦手な人はお勧めしない。

 実際に行われた実験も暴走し、1週間も経たぬうちに中止された。
その事件の裁判が今なお続いているそうです。


エターナル・サンシャイン (2004/米) 107分






 ヒューマンネイチュア」の脚本・監督コンビ、チャーリー・カウフマンと
ミシェル・ゴンドリーが記憶消去と恋愛を絡めた奇想天外なストーリーを、
コミカルなタッチも織り交ぜながらユニークかつ巧みな作劇で語っていく。
主演はジム・キャリー。共演にケイト・ウィンスレット、イライジャ・ウッド、
キルスティン・ダンスト、マーク・ラファロ、トム・ウィルキンソン。
チャーリー・カウフマンは今作でアカデミー賞脚本賞受賞。

 バレンタインデーを目前にした日、ジョエルは不思議な手紙を受け取った。
そこに最近ケンカ別れしてしまった恋人クレメンタインについてこう書かれていた。
“クレメンタインはジョエルの記憶を全て消し去りました。
今後、彼女の過去について絶対触れないようにお願いします。ラクーナ社”
仲直りしようと思っていた矢先にそんな知らせを受け、立ち直れないジョエル。
そして彼も、彼女との記憶を消すことを決意し、ラクーナ医院を訪れる。
そこでは、一晩寝ている間に脳の中の特定の記憶だけを消去できる
特別な施術を行なっていた…

 好きな人との辛い思い出を忘れてしまいたい…
そんな想いをした人にとっては胸が痛くなる物語かもしれない。
…あぁ。私も恋愛でいっぱい傷ついた経験があったら
もっとこの映画に感情移入できたのかもしれない。
宣伝で観たような期待がある映画ではなかった。
脚本、『マルコヴィッチの穴』のチャーリー・カウフマンだったのか。
この人の書く脚本は私にはいまいち魅力が…うーん。
テーマと内容で、ロマンチックなラブストーリーだと思っていたけど
実際は違う。…私が感じただけだけど。雰囲気ものの映画かも。

 『マスク』や『ブルース・オールマイティ』のコメディ系や
『マジスティック』の正統派のジム・キャリーを見てきたけれど
この映画は…寡黙でとっつきにくそうな男性を演じていて新鮮でした。
よく観ると、この人はとても男前なんですね。
ケイトもクラシカルでふくよかなイメージあったけど
赤や緑、青の髪の毛の変わった女性の役が割かし似合ってた。若々しい。
イライジャの演じるパトリックの本性知ってくと…哀れというか何というか。
自分に自信がない人は彼に感情移入できるかもしれない。
普通に見たら憎たらしい最低な男に映っても。
キルスティンはブサイクだと定説されてるけど
この映画に関しては何故か可愛く見えた。下着姿ではしゃいでるとこ。
お前ら仕事中に何やってんだと思ったけどね。

 思いっきりメロドラマ的な盛り上がりを予想してたけど
この映画は地味です。特に入りが。あと時間軸が交錯してる。
恋人同士で見ると良いけど、集中しないとダメだね。
時間軸をしっかり整理して、なおかつキャラにちゃんと感情移入して
憶測も絡ませ想像を膨らませ、初めて理解できる映画なのかも。
メジャー向けではない、観る人を選ぶ映画だなぁ。
最初に見た時は変わった手法に戸惑って、
記憶を辿っていく場面は、やり過ぎてる感があったんだけど
改めて映画そのものを見直すと良い映画だったかも…と思う映画。

 宣伝で主役の二人がどうなるのか予想はついててその通りだった。
描き方は斬新だけど、そこは裏切って欲しかったかもしれない。
私としてはキルスティン演じるメアリーが真実を知ってしまう場面が好き。
そうすることを決めて自分から望んで記憶を消すのに、
記憶を消されたと知ったら知りたくなってしまう。
記憶を失くす以前の自分の事を知っても記憶があった頃に戻ることは出来ない。
記憶を消しても結局同じことをしているかもしれないのに。
思い出を消し去っても、幸せになれるんだろうか。
その思い出は決して辛い、苦しい悲しいだけの思い出だけじゃないのに。

 記憶の旅で、本人じゃないけど、彼女と再会して
子供の頃の記憶とか色々話して逃げ回ってる場面は面白かった。
机の下に隠れるちょっと小さいジム。少年時代と今を一緒に現すとは。
周りのものがどんどん消えていく…ホントに夢ってこんな感じだよ。
記憶消去する病院の待合室にいたペットの遺品を抱えてるおばさん。
彼女のエピソードも想像すると、それだけで泣ける。
辛いかもしれないけど、大事なら忘れないであげて、って思う。
好きな人の隣で「
今、死んでも構わない。」って思ったシーンでじんときた。
テープが出てきて嫌な雰囲気になったけど
あれはあれでいい終わり方なのかな…変わったラストでした。


X-MEN (2000/米) 104分






 アメリカ人気コミックス待望の映画化。
遺伝子の突然変異を遂げ特殊能力を身につけた新人類ミュータント。
偏見と迫害を受けながらも人間滅亡を目論むミュータントと対立し
人間を守る側につく組織“X-MEN” その戦いを描く。
 ある雪の街で謎の少女ローグと知り合ったウルヴァリン。
車で走行中に謎の大男に襲われ、目覚めた所は
ミュータントの子供たちを受け入れる学園だった…

 キャストがちょっと豪華ですね。
ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート(スタートレックの艦長!)
イアン・マッケラン、ハル・ベリー、レベッカ・ローミン=ステイモス…

 主人公のウルヴァリンは突然変異により身体の回復能力が異常発達。
過去に手術で体内の骨格部分に超合金アダマンチウムが合成され
両手の指と指の間から3本のツメが出る。
ローグは本人の意志とは無関係に触れた者から力を吸い取る。
普通の人間からは生命力、ミュータントからは一時的にその能力。
その為、人とキスしたり身体で触れ合うことが出来ない。

 新キャラが登場するたびに、ワクワク。
「こいつはどんな能力を持っているんだろう?」って。
アメコミのアクション系にしては全体的に地味かもしれない。
でも、人類の進化が進んでいつか、こんな人たちが生まれるかもしれない。
今でも科学で説明の付かない人間の不思議な力は存在するしね。
「車でも運転者次第で危険です」って言葉に妙に納得。
要はその力を持った人の人格と使い用、ってことだよね。

 冒頭のシーンを見て、違う映画なんじゃないかと思った。
あの短いシーンだけで何故か涙が滲み出てしまったのを覚えてる。
サイクロプスはいけ好かないがあの能力は大変だよね。
ジーンは比較的判り易い能力だね。実生活では便利そう。
ストームは、自然現象を操るという点では一番偉大な能力じゃない?
この時はあまり知られてなかったハル・ベリー。美人だ。

 しかし私はこの映画の中では一番、マグニートーが大好きだ。
その精神もあながち間違いじゃないと思うし(悪は悪だけど)
能力としても一番実戦向きなような…便利だし。
彼の鮮やかな戦いぶりに惚れ惚れしちゃったよ。強い!!
ウルヴァリンなんて戦闘相性最悪じゃん。全部動かせるし。
そして次に好きなのがミスティーク。誰にでも変身できる能力者。
オールヌードに特殊メイク、全身青い鱗で異様な姿だけど有能な女性。

 この映画をレンタルで借りて観て、2は劇場に足を運びました。
私は個人的にこの映画かなりお気に入り。何回観ても飽きない。
外見が変貌してしまうのは厄介だけど、ああいう能力憧れてしまう。
しかし普通の人から見たら何されるかわからない恐さがあるね。
いろいろ考えさせられるテーマも盛り込んであるのでそこも好き。


X-MEN2 (2003/米) 125分






 アメリカ人気コミックの映画化続編。
前作のラストでプロフェッサーから教えられた工場廃墟を訪れたウルヴァリン。
結局、自分の失われた記憶に結びつくものが見つからず帰ってくる。
その頃、ホワイトハウスに賊が入り込み、大統領の命が狙われ
賊がミュータントだったこともあり彼らの立場が危うくなる。
プロフェッサーの留守中に陸軍司令官のストライカーは
軍隊を学園に送り込み子供たちを連れ去ったのだった…

 前作からしばらく経ち、ヒュー・ジャックマンもハル・ベリーも売れっ子。
オファーする金額も跳ね上がったとか。
ハル・ベリー演じるストームはイマイチ、メインキャラでありながらも
主役、準主役系のキャラじゃないのに、ポスターとかにデカデカ登場。
今回はウルヴァリンの過去も判りキャラも増えて益々な盛り上がり。
前作ではいち生徒として登場したローグの友人の
氷を作り出すアイスマン、火を操るパイロも活躍。
前作のパイロと今作のパイロ、役者違わない?

 今度の敵はミュータントを抹殺しようと企むストライカー。
捕らわれ計画に利用されようとするプロフェッサーを助ける為に
マグニートー一派と一時的に手を組む。
前作でもあったウルヴァリンとマグニートーのやり取りが笑える。
マグニートーが脱獄するシーンが鳥肌もん。

 空間移動ができる新キャラのナイトクロウラー。
原作ではかなりの人気キャラらしい。全身真っ青刺青付きの姿が異様。
原作ではミスティークの息子?って聞いたんですけど…
ちなみにローグはミスティークの養子で、マグニートーの愛人とか…あわわ
機会があったら原作漫画読んでみたいな。
しかし、アメコミの絵ってどうも抵抗がある。ムサイ!
それに、X−MENシリーズって色々あってどれから読めばいいやら。

 プロフェッサーって恐ろしいな。彼の考えひとつで思いのままじゃん。
今回はもうひとりのアダマンチウム合金人間が出てきて
ウルヴァリンと一騎打ち。結構ドキドキしたね。倒し方えぐい。
ミスティークも賢いし戦えるし変身能力あってかなり強いね。
しかし結局まだウルヴァリンの過去は中途半端に解明しただけ。
次回の完結編で全てが明らかになるのか?

 前作よりも髪型がおかしくなったウルヴァリン。
まんま、漫画キャラみたいでおかしかった。
モミアゲ…アニマルか。過去の人格はまったくの別人なのかな。
ローグとボビーの恋愛模様も気になる。
3が待ち遠しい!キャラクターとその設定、世界観が大好き。
とりあえず映画が完結するまで漫画に手を出すのはよしとこう。


X−MEN3:ファイナル・ディシジョン (2006/米) 105分






 大人気アメコミ・マーベルシリーズの実写版X−MENサーガの最終章。
過去の出演者たちも続行、監督は今作だけブレット・ラトナーに変更。
原作アメコミの人気キャラである、エンジェルやジャガー・ノートなど、
新キャラも大勢参加し、最後を飾るに相応しいド派手なスケールで送る。

 ジーンを失い、X−MENたちは悲しみに打ちひしがれていた。
特にジーンと恋仲だったサイクロプスは抜け殻のようになってしまう。
抜けた穴を埋めようと、前作にも居た、アイスマンとローグとコロッサス、
物体を自由にすり抜けられる少女キティがX−MENに加入。
そんななか、政府はミュータントの能力を殺す“キュア(治療薬)”を開発。
これを投薬すれば、ミュータントの能力は永久に失われるという。
「ミュータントは一種の病気であり、治療できる」と主張する政府に
ミュータントや一般人からの意見は賛否両論、大騒ぎになる。
ミュータントにキュアが強制される日も遠くないと、マグニートーは
キュアに反対するミュータントたちを集め“ブラザー・フッド”なる組織を結束。

 映画館で鑑賞。何故一部のファンが怒っているのかは
原作未読の私には判らないし、凄く楽しんで鑑賞してきました。
パンフレットを購入したのも久しぶり。多分、もう1回観に行きます。
ウルヴァリンたちよりもマグニートーとミスティークが好きな私は
今回の展開にハラハラドキドキ。パイロの活躍ぶりも爽快。
ストームは髪をサッパリ切ってスタイリッシュで格好よかったなぁ…
エンジェルは能力は単純そうだけど、空飛ぶ姿が美しい。
2で登場した瞬間移動のナイトクロウラーが出てこないのは淋しいけど。

 
フェニックスを出したいが為に、原作では宇宙生命体に寄生された
ジーンという設定から、二重人格の狂人部分って設定に変更。
冒頭に、ジーンの過去がチラッと出てくるのだが、
チャールズとエリックの仲良しぶりが微笑ましい。
プロフェッサーが死んでしまうのは吃驚したが、あれ位の展開必要だよな。
プロフェッサーの能力は反則過ぎる気もするし。
でもエンドロールの最後を観て、あのじいさん、何か卑怯だなって思った。
ミスティークが前線離脱も悲しいかな、チラッと元の姿に戻ってサービス。
マグニートーは冷酷だけど、巨大な橋を動かすくだりとか、
アドレナリン上がりまくりです。あの変なポーズもたまりません!
ただ、不意打ちでキュアされちゃうのがあっけなさすぎ。
鉄を自在に操れるんだし、NARUTOの我愛羅よろしく、純度の高い鉄を
持参してて、それで自分の身体にコーティングしちゃうとか凄いの観たかった。
ウルヴァリンとの相性最悪だから、彼の爪を曲げちゃえば使い物にならんね。
橋動かした後、車をロックしちゃうシーンがあったんだけど、あれって
後から炎と車のコラボ攻撃に使われるわけで、中に閉じ込められたまま?!
非道だねマグニートー。。。最早普通の人間は一般人でも皆殺し?
最後まで冴えなかったサイクロプスの最期はあっけない…
これが原作ファンをガッカリさせたようだ。しかしアノ人、素顔も冴えない。
ローグは結局能力失うわけか…でも成長すればコントロールできないのかな。
人と触れ合えないのは確かに凄くハンディキャップはあるけども…
能力失ったら学園に居辛いじゃないかと思ってしまう。
でも受け入れるのが、マグニートーじゃない学園の方針なんだろうけど。
あのアンチ能力を持つ少年が近くにいれば大丈夫だったろうに(笑)
フェニックスの能力発動する時のジーンの顔が気持ち悪くて仕方ない。


 ラストでニヤリとさせてくれますね〜作ろうと思えば続編作れますね。
スタッフロールの最後までキチンと御覧下さい。オマケ映像あり。
パンフレットではキュアについての出演者たちの意見が述べられてます。
色々要素はあるけど、X−MENは差別というテーマが根本なんですよね。
黒人開放運動の指導者でも、強硬派・マルコムXと穏健派・キング牧師。
この二人のイメージで、マグニートーとプロフェッサーの役作りがされてるらしい。
ウルヴァリンのスピンオフは既に決定してるらしいですが、
他にもマグニートー主役のとか、計10個のスピンオフが計画されてるらしい。
もっと、もっとこの世界を見ていたいって思うもん。ドンドンやっちゃって下さい!


エビータ (1996/米) 135分


 アルゼンチンの大統領夫人の話をミュージカル映画にしたもの。
田舎で育ったエバは村にやってきた歌手の男に無理矢理付いていき
ブエノスアイレスでパトロンをとっかえひっかえし女優になり
遂には陸軍大佐ペロンと知り合った。
クーデター等国が混乱する中、彼を助けて大統領に就任したペロンと結婚
アルゼンチンの聖母と呼ばれたエバ・ペロンの生涯を辿る。

 マドンナ主演でバンデラスも一緒に歌唄ったりナレーションしてます。
なかなか面白い感覚で観れる映画だったなぁ
ちょっと長すぎるのが欠点かも。
 ほとんどが歌でマドンナのプロモーションビデオのようでした。
でもアントニオ・バンデラスも負けてません!
いい声してるよな〜惚れ惚れするよ。
色んな所に色んな格好、色んな役柄で登場する彼も面白い。
 何も手に入れることが出来なかったと嘆く人は多いけど、
すべてを手に入れることができてもやはり満たされないものなんだろうな。

アルゼンチンの歴史なんてほとんど知らないので、
そこらへんの歴史を勉強してからの方が面白いんだろうな。
エバ・ペロンの生涯を描いた作品は他にも結構作られたそうです。



エミリー・ローズ (2005/米) 120分






 1976年ドイツで起こった奇妙な実話を元にしたオカルト・ホラー。
エミリー役に抜擢されたジェニファー・カーペンターは
悪魔に憑かれた状態をすべて演技で表現し、高い評価を得ている。
共演にローラ・リニー(森下愛子に似てると思うのは自分だけ?)
「真珠の耳飾りの少女」のトム・ウィルキンソン。
監督は「ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ」のスコット・デリクソン。

 エミリー・ローズという19歳の女性がムーア神父の行った悪魔祓い儀式の末、
死亡するという事件が起こり、過失致死罪で訴えられ、裁判が行われた。
神父の弁護に付いたエリンはエミリーについて調べていくうちに
ムーアの主張を受け止め、悪魔の存在を確信していくのだった。

 公開当時、映画館に誘われましたが断りました。
「エクソシスト」は断片的に知ってるだけで全編通して見たことはありません。
裁判ものとホラーものを合わせてみるという変わった試みの映画。
そのせいか、ホラーを期待するとあまりしっくりこないかもしれません。
そして、宗教にある程度の知識と興味もないとついていけない。
実際に悪魔に憑かれた症例や聖痕の話は私もいくつか聴いたことあるけど、
多くは思い込みの強さと精神の病。本物だとしてもどう証明するのやら。
エミリーが高校の同級生に似てて、ちょっとリアリティがありました。

 悪魔は人間に憑いて、苦しめて、それだけが目的なんだろうか?
エミリーが気配に気づいて、幻覚に惑わされるシーンは
恐怖が伝わった。教会に行っても神父に頼っても所詮は無力。
最期まで見捨てないで付き添ってた彼氏もいい人やね。
田舎だったから仕方なかっただろうけど、都会の病院だったら、
もっと症状を押さえ込んで原因を調べることが出来たんじゃないかな。
…なんて思ってしまう私はやっぱり神も悪魔も信じていないからかな。
本人が知らないヘブライ語やなんたら、ってのは確かに不思議だけれど、
悪魔が名乗る際、やれカインの内に棲む者だ、ネロの内に棲む者だ、
ベリアルだルシファーだ、ってキリスト教の悪代表な名前ばかり出てくるのか。
…ま、私はカインとアベルの話は神話の一部で歴史上でどうよ?って思うし
皇帝ネロは歴史上初キリスト教徒弾圧を行ったってことで
色々と脚色されて残虐性が増して悪魔が宿ったように言われてるけど、
本人は大火災の責任逃れだけで極悪人ではなかったんじゃと思ってしまう。
ユダも悪だったのか?と。ある意味ユダのお陰であんな劇的な処刑をされ、
その結果、今日まで長く多くの人々に信仰される宗教にもなったんだし。
言うなれば、必要悪っていうか…キリスト教にとって。偏見かな?
悪魔が口走った名前に正当性を求めるのもどうかと思うけど、ね。
でも、実際にもそう口走ったのだとしたら、やはり思い込みじゃないかと思う。
神の存在を人々に知らせる為に〜ってくだりにはゲンナリ。
神様のケチー!そんなに信仰心が欲しいなら他にいくらでも手あるでしょうが。
奇跡でも何でも起こして、いいことして教えを広めなさいよ!!!
信じる者しか救わないキリスト教ですが、信じる者でも救わないのね。
最後の「刑期は本日で満了ー」裁きもちょっとやり過ぎ。
裁判官に終始注意されまくってたイーサン検事もポカーンですよ。

ジョン・コンスタンティンなら悪魔祓い簡単にしてくれそうな気がする。

 と、あれこれ荒を捜して突っ込んではみたものの、
映画を観ている最中は世界に入り込めて、それなりに真に迫ってたので
結構映画としては面白かったのかな。夜中に見るとそれなりに雰囲気出ます。
色々と想像を膨らませてくれたのでオマケして、57点。


エリザベスタウン (2005/米) 123分






 「あの頃ペニー・レインと」「バニラ・スカイ」のキャメロン・クロウ監督作品。
主演は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのオーランド・ブルーム、
共演に「スパイダーマン」シリーズのキルステン・ダンスト。
スーザン・サランドン、アレック・ボールドウィン、ジェシカ・ビール。

 シューズ会社に勤めるデザイナーのドリューは、
長年開発に打ち込んできた画期的なシューズが予想を大きく裏切り
10億ドルもの大損害を招き、会社をクビになってしまう。
恋人にも捨てられ生きる望みを失ったドリュー。自殺しかけていた彼の元に
妹から電話が。故郷で父親が心臓発作で亡くなったという。
父の葬儀の為にケンタッキー州の小さな街、エリザベスタウンへ向かうドリュー。
全てが済んだら自殺をし直そう。失意の彼は飛行機の中で、
陽気でお節介焼きのフライト・アテンダント、クレアと出会う…

 今やすっかりミーハーファンの多いアイドル的な印象のオーリーこと
オーランド・ブルーム主演の映画なんだけど、ロードムービーだ!
映画館では今まで見た覚えの無いジャンルなので挑戦してみた。
「あの頃ペニー・レインと」はソコソコ良いんだが最高!ってわけじゃない。
ダラダラ感もちょっとあって、全体的に長い印象を持ったんだけど
この映画もそれに似た感想を持ったね。親戚連中のくだりは退屈だった。
でも、悪いわけじゃない。音楽がふんだんに使われててプロモっぽくもあり。
主なテーマが3つあって、素敵な相手と巡りあうラブ・ストーリーと
すべてを失った青年が故郷に帰って自分を見つめ直す話と
亡き父との旅で心を癒される…みたいな。

 まず納得いかない所を。会社があそこまで勝負賭けてたシューズが
どういう理由で大失敗になったのか、全然判らない。
何か重大な見落としがあったのか、デザイン?でも売る前に検討するっしょ。
過去にドリューが色んな靴デザインして脚光浴びてきたのに、何故あれは??
冒頭のシューズの件で社長が出てきてネチネチ言われるシーンは
そういった理由が明らかにされてないと描く意味が然程無いと思う。
ナレーションでチラッと見せて、会社で大失敗して首になって彼女にも振られ…
って簡単に説明だけして旅行を始めて欲しかった。
父との思い出も具体的なもんがいっぱい欲しかったけど
ぼやかしておく方が観る人が自分の境遇に当てはめ易いとか?

 キルスティン・ダンストは相変わらず顔が…なんだけど可愛く見えるのは何故。
長電話して朝日を観に行ったり(天気悪かったのがおかしかった)
ホテルの隣りの部屋は結婚パーティーやってたり
妙なユーモアもあったけど、家爆破ビデオは何が何やら…
時々、まったり過ぎて眠ってしまうのを防ぐ為か、
子供が車運転しようとしたり、鳥に火が付いたり、何か急展開を見せそうで
それでいて結局大したコトにはならなんだ、ってシーンがあった。

二人がどんどん惹かれていくくだりと、後半のドライブ全般が大好き。
映画館の大画面で見ると、まるで自分が旅してるような錯覚に陥る。
手から灰が飛んでいくシーンとか映像美が凄く栄えた。
音楽だけでセリフが聴こえないシーンが良い味出してたな。
何だかよく判らないけど、ウルッときたりジーンときたり。
あの年代の音楽に詳しかったらもっと楽しめたのかもしれない。
もっと編集してテンポ良く、それでいてあの空気を保ってくれれば名作かもよ。
今回は現代劇で演技が高評価されたオーランドだけど
私はどうもそこまで上手いとは思わなかった。釈然としない表情多くて
それでいてどのシーンも大抵似たような表情してたよーな気がする。
その顔が今でも目に浮かぶわ。それが名演技って言うならそうなのかも。
人に薦めるタイプの映画じゃないけど、好きだよ、コレ。


エル・マリアッチ (1992/米) 80分


 監督本人が病院被験者アルバイトで貯めたという7千ドルの低予算で製作。
コロンビアによって全米配給され、一躍ロバート・ロドリゲスの名が広まった。
主演はカルロス・ガラルドー。

 メキシコの小さな村を舞台に繰り広げられるストーリー。
仕事を求めてその村にたどり着いた一人のマリアッチ。
同じ頃に脱獄囚の男がある組織の連中を殺し周っており
彼はその男に間違えられて闘争に巻き込まれることに…

 先に「デスペラード」を見ていたからオリジナルを観る感覚。
主人公の性格が全然違う(笑)そしてまったく普通の人だから
ギリで危機回避していくのがハラハラするねぇ〜
「何やってんだ馬鹿!ドジ!」って思ってみてたけど。
歌い出したら、「うまい」と普通に感心。

 相手役の女性も、「デスペラード」で倒れてるシーンだけの印象だったから
その姿を見て、「何だ、美人じゃ〜ん」と思った。
あと悪のボス、イタリアとかの古い映画に出てきそうな高貴な顔してない?
意外と器が小さいんで、オイオイと思ったけど。
部下たちの行動も笑ってしまった。いいのかよもう!って
ギターケースに銃のスタイルは、最初は奴がやってたのね。

 主人公が意味不明な夢ばかり見るのは何だったんでしょう。
急に早送りになる宿屋の店員とか笑った。
普通に戻ってくるエルも根性座ってるよなぁ〜
真面目に話を進めているんだけど、何故かユーモラスが滲み出てる映画。

 メイキングで監督が低予算の節約を語ってて、なるほどなぁと見入った。
銃は現地の保安官から借りたとか一部は良くできたレプリカだとか
ペンキ塗る費用もケチって映らないよう工夫したり。
短編の超能力少女の話が何気に印象強い。


エルム街の悪夢 (1984/米) 91分





 フレディ・クルーガーは何十人もの子供たちを惨殺した殺人鬼
捕まって裁判にかけられたが無罪判決
怒った親たちがリンチして燃やして葬った。
だがフレディはその後、自分を殺した親たちが産んだ子供の夢に現れ襲うのだ。
現実にはもう死んだはずなのに、夢の中に現れる。
夢で斬りつけられた傷は起きると現実の物に
親や警察に話しても誰も信じてはもらえない。
ナンシーは何とかして殺人鬼フレディを葬ろうとするが…

 とりあえず、一番恐いのは1作目だと思う。
しかし殺人鬼のくせに逆恨みもいいとこ。
だけどその理不尽さが恐怖!不死身状態だもんなぁ…
この映画にはまだ無名のジョニー・デップも出てるのでそれも見所。
時間が短いからストーリーもまとまっていて飽きる場所が無いのがいい。

 最初の主人公はナンシーって娘なんだけど
同じ学校に通う友人や彼氏が次々とフレディの手にかかる…
爪の手作り感と赤と黒の縞々セーターと帽子のスタイルが決まってる!
続編からフレディに観客を喜ばせようとする妙なサービス精神が出てきて
性格がとってもお茶目になってしまったのが良くも悪くもある。
反撃されるとあっさりピンチっぽくなるのも人間味があって好きだ。
「絶対眠っちゃダメよ」「わかった」ってやりとりがよく出てくるんだけど
ダメなんだ〜!人間は睡魔にずっと逆らうことなんて出来ない!

白いドレスの女の子たちが縄跳びしながら唄う歌がまた恐怖をそそる
1、2、フレディがやって来る
3、4、ドアに鍵をかけて
5、6、十字架を握りしめ
7、8、一晩中起きていよう
9、10、もう眠れない
…だったっけ。うろ覚えだけど、こんな数え歌。
邦画の恐怖とはまた別物で身の毛もよだつ恐怖とかトラウマになる怖さでもない
ただ、シリーズものだけあって癖になる怖さ。
シンプルで分かり易いし睡眠だけは人間避けては通れないもんでしょう。



エルム街の悪夢 2 フレディの復讐 (1985/米) 85分


 続編で、またあの子が襲われるのかなと思いきや
今回の主人公は引っ越してきた男の子
前回のナンシーが住んでた家に住んだのが運の尽き
ポルターガイスト現象が多く出てくるんだけど露骨過ぎて何か逆に笑えた。
コーチがやられるシーンとか何かザマミロって思えたし。

 今回フレディは主人公の男を通して復活したいらしくて
その男の身体が部分的にフレディになっちゃったりして
恋人の彼女が必死になってフレディのこと調べて男を助けるために頑張る。

 残念だけど、シリーズ中一番つまらない作品だと思う。
いや、リアルナイトメアも似たり寄ったりかな…
やっぱり変態フレディは女の子を追いかけてた方が似合っています!

いくらなんでもフレディを現実で大勢の人の前に出しちゃダメだろ!と。
プールでパーティーやってる若者たちの中につっこんでって
爪振り回すんだけど明らかに小さいぞ!!
とりあえず今回はフレディ天下な内容だったかな。タイトル的にもそうだもんね。



エルム街の悪夢 3 惨劇の館 (1987/米) 96分


 今回の主人公はクリステン
夢に他人を引き込むことが出来る不思議な能力を持つ少女
毎晩悪夢に悩む彼女は親に無理矢理病院へ入れられる
そこで同じ悩みを持つ子供たちと友達になる。
その子たちこそ、エルム街の最後の子供たちだった。

 これで初めてフレディ自信の過去が明らかになった!
それが新鮮にちょっと感動したかも。
母親はアマンダ・クルーガー。神に仕えるシスター
異常な犯罪者を収容した施設で働いていて
ふとしたことで閉じこめられそこで何百人の男にレイプされ
そこで誰の子ともわからぬフレディが産まれた。

 以前、1でフレディと戦ったナンシーが登場
友人の医者にフレディのことを話し、
その子供達と一緒に今度こそフレディを退治しようとする
それでも何人かは次々とフレディの餌食に…
 ここで気づいた!!ここにもいました。今じゃ出世した役者が。
ローレンス・フィッシュバーン 唯一のアフリカ系
そう、「マトリックス」シリーズのモーフィアスや「ミスティックリバー」
の彼です。まだ子供過ぎて全然特徴とかつかめなかったけど…驚き。

 ナンシーの父親も再登場し、過去の清算の為恐怖に立ち向かう。
今回は真っ向から戦う姿勢が観られて子供たち頑張れ!な内容だっただけに
こっちもハラハラドキドキでした。
子供たちそれぞれ得意なことが夢の中ではパワーアップしてるのも面白い。
ラストに物悲しげな余韻が残るのも好きでした。


エルム街の悪夢 4 ザ・ドリームマスター最後の反撃 (1988/米) 93分


 タイトルが何故「最後の反撃」なのかがよくわからない。
ここでもしつこいくらい復活してくるフレディ
もう狙われたら最後、退治しても絶対復活してくるっていう…
そしてまた同じ人襲うからね。もういい加減眠らせろってなると思う。お互いに

 冒頭で前回生き残った人が殺されてしまいます。
復活を助けたジェイソン夢の共演にも拍手!!
もうあのシーンは笑えって言われてるようなもん。

 思えばクリステンが新しい友達を作らなければ犠牲も減ったような…
クリステンが夢に引き込んでしまったのが恋人の妹のアリス
この子が新しくフレディと戦う勇気ある女の子に。
またしてもどんどん犠牲者が…でもアリス、何で友人に全部話すんだよ。
話すからフレディが出てきちゃうような気がする…違う?

 思えば何故あの年になるまで襲われなかったんだろう。
フレディがひとりひとり殺すのに長くかかりすぎてるだけ??

 で、今回のアリスがこれまた超能力者みたいなんだよね。
殺された人の得意分野というか、その人の能力が自分に身につく
空手マニアな兄貴(忍者とか、絶対日本文化はき違えてるとこが笑った)とかさ
そして結局、決め手となったのがそういう能力と関係なかったのも意味不明

 廃墟の教会でフレディと対峙するアリス
昔のアメリカンな古さ満載で良かったっすよ。

今はいないよね〜あんなヤンキー娘みたいなスタイルな格好
フレディにキスされたり昆虫にされたり…ヒイイイイィィィィ!!(゜ロ゜ノ)ノ



エルム街の悪夢 5 ザ・ドリームチャイルド (1989/米) 89分


 また復活してきました。
今回はアマンダの回想シーンから産まれる
フレディ・ベイビーが見所??イヤ、生まれた時はそんな火傷顔じゃないから!!
生まれた途端のあのスピードハイハイと「元気な男の子です」とか笑えたし

 彼氏を殺され、自分が妊娠してることに気づくアリス
悪夢と戦わなければならない反面、彼氏の両親が子供を引き取って育てたいと
言い出して、頭がおかしいと思われれば親権剥奪されかねない心配もよそに
アリスは強いので代わりに子供の夢を利用して復活をたくらむフレディ

 またしても新しく出来た友人たちがフレディに殺されていきました…
友達作らない方がいいんじゃ。
プールのとっくみあいはマジで遊んでるみたいでした。いじめっぽいかな。

今回鍵を握るのがアマンダ。
彼女が出てくると引き下がってしまうフレディ
…ちょっと可愛いぞ。
彼女の遺体を探し出してくれればフレディを封じ込められると知り奮闘します。
自分のお腹の子供が観る夢を利用してフレディが殺戮を繰り返すことを知り
これまた堕ろせば解決するものの、愛した人の忘れ形見、守る決心をして戦う
アマンダの優しい女神的な笑顔が印象に残りました。
だけどこれまたすぐ復活しそう…



エルム街の悪夢 ザ・ファイナルナイトメア (1991/米) 89分


 フレディがこうも次々とエルム街の子供たちを殺していけば…そう
いくらなんでも大人や政府も動かないか?
今回はそんな街(村っぽいけど)子供が一人もいない街から最後の生き残りが
夢で飛行機から落っこちて記憶喪失になって別の街にたどり着いたのが始まり。
今回の主人公はこの男の子ジョンか?と思いきや…

 問題児ばかりが集められた養護院に連れてこられたジョンは
しばらくまともに寝ていないという。
その彼の面倒を見ることになった補導員マギーはジョンと故郷の街へ向かう。
スプリングウッドという名前から最初??だったけどやはりエルム街でした。
院の問題児三人も脱走しようと車に乗り込み、事件に巻き込まれることに…

 街は皆子供を失ったショックからか、集団きちがい状態。素直に恐い。
三人組は街から脱出を試みるが何回車で行っても同じ場所に着いてしまう…
ジョンとマギーが図書館を詮索しに行き、フレディに子供がいた真実を知る。
その街の孤児院に預けられていたというそのフレディの子供とは…!!

 火傷顔ではないフレディは逆に恐い雰囲気が出てました。
妻子持ちだったなんてね…何であんな凶行をしたんだか。
でも「お前を奪ったからその仕返しだ」って台詞はジーン
結局、フレディはフレディなんだけどね。子供と会っても本質変わってない(笑)

 今回はあのジョニー・デップも友情出演?してました。
といってもあのシーンだけじゃ1分未満だね。居る必要あったのか??
もっと絡んで欲しかった。でもあの短さが逆に憎い演出かも
スーパーマリオばりのゲーム世界ではしゃぐフレディかわいいっす。
もう、なんで殺人鬼なのにあんなに面白いんでしょう。

 タイトルに相応しいストーリーだったかな。
もう作らないのかな〜作ったら作ったで「また復活?飽きた」状態だろうけど
フレディ対ジェイソンが作られたものの、ジェイソンシリーズまだ続きそうなのに
でもこれ以上、どうやって斬新にパワーアップすれば受けるのやら。
化け物対決シリーズに出張するのも面白いから続けて欲しいかも。



エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア (1994/米) 112分


 番外編エルム街といいましょうか。
ナンシー役を演じた女優ヘザー・ランゲンカンプは悪夢に襲われ始める…
その日から周りで不可解な出来事が多発
エルム街の悪夢の映画を復活させて再び出演を依頼されるものの
製作に関わったスタッフ、夫までも不審な死を遂げていき、
その魔の手は最愛の息子のディランを襲うことに…

 脚本家やプロデューサーなど本人が出演しているらしい。
まさに映画としてのエルム街がある現実を舞台にした映画
フレディ役のロバート・イングランドも俳優として素顔出演。
しかし今回は本物のフレディ登場ということで
シリーズものの遊び心満載のフレディとはちょっと違いました。

 残念だけど、これまたあまり面白くありませんでした。
フレディがテレビ番組に出てきたのはちょっとうけましたが…
それというのもあの女優さんがあんまり芽が出なかったからかなぁ
過去の栄光って感じが否めませんでした。
出世したジョニー・デップなら分からなくもないけど。でもあまりに狙い過ぎか

 ストーリーも途中で破綻しているような。
結局行方不明のロバートはどうなったんだ?事件と直接関係なかった?
まぁ非現実的な話を理解してくれない世間の冷酷さみたいなのは伝わりました。


ビレッジヴァンガードにフレディマスクとフレディの爪が売ってました。
付けてみたいけど部屋に置いておきたくはないなぁ〜



エレクトラ (2005/米) 98分




 人気アメリカン・コミック・ヒーローを映画化した「デアデビル」の
ヒロイン・キャラクター“エレクトラ”を主人公にしたアクション・アドベンチャー。
主演は前作に引き続きジェニファー・ガーナーが演じる。
監督は「サラマンダー」「X−ファイル ザ・ムービー」のロブ・ボウマン。

 かつての戦いで命を落としたエレクトラは、
スティックという盲目の武術の達人により復活を果たす。
そして、激しい訓練の末に非情な暗殺者として生まれ変わるのだった。
やがてエレクトラは、任務の為に滞在した島で、近所に住む
マーク・ミラーという男とその13歳になる娘アビーと知り合う。
暗殺指令を受け、ターゲットが彼らだと判明し苦悩するエレクトラは、
指令を断り彼らを守ることを決めたのだった。
しかし、父娘を狙い別の暗殺者が次々と送り込まれ…

 ベン・アフレック主演の『デアデビル』は未見のままこっちを拝見。
伝説の女だとか、冒頭でたいそう宣伝していたけど、微妙な強さ。
真っ赤なレザーと十手二刀流…凄い違和感だったけど
この世界にはもっと、とんでもな敵ばっかり。
身体に彫られた刺青の生き物を出して戦う奴や超怪力のボブ・サップ
唇から生命力を吸い取る女や…不思議な能力を持つ者たち。
エレクトラもその類のはずなんだけど、身体能力が人より優れてる程度。
観ていて、戦いの華やかさに欠ける。アクションもっと鮮やかに見せて欲しいな。

 日本人らしき人たちが出てきて、日本語も話すシーンがあって
あれは中国人なんだろうけど、日本人の役なのかな。キリギ。
時折出てくるフラッシュバックが見え見えで、大した裏の意味もなくて
まぁアメコミだから細かい所突っ込んでたらキリないんだろうけど…
もう少し登場人物たちに深みを持たせて魅力的にして欲しかった。
単純にアクション映画として観ても、盛り上がりに欠けるし
このヒーロー・シリーズが気に入ってる人なら許容範囲なんだろね。
スピン・オフとしてはこのくらいのスケールがいいんでしょうか。
私としては、全然物足りないし、テレビで暇つぶしに見る程度かなぁ。
妙な達人の元で修行を受けて…って展開で「キルビル」思い出した。


エレファント (2003/米) 81分


 1999年に起きた米コロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件をモチーフに、
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント監督が、
事件が勃発するまでの高校生たちの一日を淡々と描いた青春ドラマ。
なお、本作は2003年カンヌ国際映画祭で
パルム・ドールと監督賞のW受賞という史上初の快挙を果たした。

 オレゴン州ポートランド郊外のワット高校。
ある初秋の朝、生徒たちそれぞれの、いつもの一日が始まる。
ジョンは、酒に酔った父と車の運転を交代して学校に到着。
そのため、遅刻した彼は校長から居残りを言い渡される。
写真好きのイーライはポートレート制作の真っ最中。
女子に人気のアメフト部員ネイサンはガールフレンドと待ち合わせ、
食堂では仲良しの女子3人組がダイエットや買い物などの話で持ちきり。
そんな中、いじめられっ子で内向的なアレックスとエリックは、
ネットで入手した銃器を手に学校へ向かっていた…。

 評判が良いので、レンタルで拝見。
ガス・ヴァン・サントの映画は最近「マイ・プライベート・アイダホ」を拝見したっけ。
GWHも観たけど、こっちはそんなに心に残らなかった。
二コール・キッドマン主演の「誘う女」もそうだけど、この監督は
実際にあった事件をとりあげて映画にするのが好きなのだろうか。
マイケル・ムーアの「ボウリング・フォー〜」とは正に対極を成す映画。
描かれるのはたわいもない学校の日常。
犯人たちが何を思って事件を起こしたのか、判らないまま。
確かに、実際起こった事件の犯人の動機も不明のままだけど。
本当に、“淡々と”って表現が似合う映画でしたね。
正直、かなり睡魔に襲われかけた。万全の体調で観ないときつい。
時間が短めなのがかなりの救いだと思う。
題名の「エレファント」とは、仏教の寓話にある
“目隠しして像を触らせたら、誰も像だとは判らなかった”という話からだそうだ。
ある者は蛇、ある者は木だと答えた。

 役者たちの名前をそのまま役名に使って、チャプターごとに描く。
しかしそれも、彼らの内面を、ではなく、外見の様子だけ。
人物の背後からのカメラ視点で、歩いていくシーンが多かったのが印象的。
いやに眩しい日差し、閑静な住宅街、流れる音楽。
時間軸が多少前後して、事件が始まる。
何のBGMもなく、シューティングゲームの感覚で行われた虐殺は
血生臭さや残虐シーンがちゃんと映らない分、観ている方はバクバクなのかも。
でも実際に起こった事件はもっと凄惨で、阿鼻叫喚の地獄絵図だったらしい。

 ジョンを始め、誰が主人公でもない感覚で、
自分が透明人間か、神様か、見えない存在になって
その場を傍観しているような雰囲気だ。
楽しむ為でも、感動する為でも、興奮する為でもない。
この映画は、ただ作品に込められた意図を自分なりに解釈し、脚色し
「とても、考えさせられる映画だった」と言わせる為の映画だと思った。

 中学生の頃はよく、学校に爆弾が落ちたり、でかい事件が起こって
学校が壊れちゃえばいいのに、なんて思ったものでした。
女子トイレでの彼女たちの会話にドキッとしたね。
他人にとってすれば普通の当たり前の環境。
誰かさんにとっては、心が壊れてしまう程苦痛な空間だったりするのかも。
誰がいつ、何処でこんな暴挙に出ても珍しくない、危うい社会。
ネットで簡単に銃や弾薬が買える銃社会は、つくづく御免だ。
どんな事情が何通り複雑に絡み合っていたとしても、
無差別にイタズラに人の命を奪うことがどんなに酷いことか。


エレファント・マン (1980/米・英) 124分


 有名なこの映画を観ました。
なんでも実話だそうで…こんなことが実際にあったんだな
アンソニー・ホプキンス若い!

 なんか、どういう気持ちで自分が観ているのか判らなくなる映画でした。
どういう気持ちでこの映画を理解すればいいのか…そうも思える。
母親が妊娠中に像に踏まれたと言われている奇形児として生まれた男。
見世物小屋でエレファント・マンと呼ばれていた男の話

 たまんなく悲しかった。
生まれつきの外見はどうしようもない。でもこれは普通の立場じゃ決してない。
けれど、ジョン・メリックは楽しいことも経験したはずだ。
その分、今までよりも深く心を突き刺すものもあったかもしれないけど…
人の醜さがよく判る映画…
結局は彼を哀れんで助けてくれる医者も、
自分の行為が偽善に過ぎないのかと疑ってしまう部分とか…
同情するのが必ずしもいいことでもないしね。
あの女優さんの本心が汚いものだとは思いたくない。
でも、映画の最後のシーンですべてが許されたような気がした。

 自分がもし…なんて考えたら…
だって、彼がそうなのはどうしようもなくて、治すこともできないわけで
うまく言えないけど、考えさせられる内容でした。




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