管理人NEROが映画について語ります。

Caramel Cinema


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アラジン (1992/米) 90分


ディズニーアニメ。私の中では最高傑作。
当時、ディズニー嫌いだった私が何故だか店頭で告知を見て予約してしまった。
そうして吹き替え版ビデオを購入し、何回観たことやら…大好きです!!

話のあらすじは誰もが知ってるランプの魔人の話なんだけど、
ジーニーのテンション高いユニークさにやられた。
凄いよもぅ山ちゃん。一生ファンだからね!!
最初見たとき、自己紹介から説明、励ますジーニーに笑いが止まらなかった。
そしてアラジンは格好いいしジャスミンはかわいいし…
二人の出逢いから初デートまでロマンティックなんだぁ
(人´∀`).☆.。.:*
こんな風に愛し合う二人を見てキュンとしない女は感性足りないわ!
中学の頃から見てたから更に思い入れが強いんだと思う。
歌とか、口ずさんでいた時期もあった…

ただ続編の「ジャファーの逆襲」と「盗賊王の伝説」は絵が気にくわん!!
初代の絵が一番いい。
"A Whole New World"の場面が一番お気に入り。
アラジンがたとえ冴えない男だったとしても、世界を自由に飛びまわれる
魔法の絨毯を持つ男だったら凄いモテそうだと思えなくもない。
最近、アラジンの声優が羽賀賢二だったことを知った。キャラが全然違う〜
あんな風に色んな世界を観に飛んでいきたいわ…



ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007/日) 98分




 95年のTV放映当時、それまでのロボット・アニメとは一線を画した
ミステリアスな世界観と深いキャラクター造型が波紋を呼び、
若い世代を中心に熱狂的な支持を集め、今なおアニメの枠を越えて
様々な分野に影響を及ぼし続ける伝説のSFアニメを、
“REBUILD(再構築)”というアプローチで製作する新たなる劇場版。
本作は、全四部作となる“新劇場版”の第1作。
摩砂雪と鶴巻和哉が監督を務め、庵野秀明が原作・脚本・総監督を担当。

 内向的な14歳の少年・碇シンジは、父・ゲンドウと3年ぶりの再会を果たす。
彼はそこで、ゲンドウから極秘裏に開発された巨大な人型兵器
“人造人間エヴァンゲリオン初号機”を見せられ、
謎の敵“使徒”との戦いを強要される。最初は反発するものの、
女性パイロット綾波レイの重傷を目のあたりにして、出撃を決意する。
そして、何の訓練も受けないまま初号機に乗り込み、
いきなり使徒と対峙するシンジだったが…。

 中学の時流行っててねぇ…それに便乗して私もアニメ見ましたよ。
コミックスも買いましたよ、「まごころを、君に」も見ましたよ。
実際は製作サイドが行き詰ってああいう終わり方になったそうですね。
で、今度こそは、シッカリ考えて作り直しましたよ、っていう今作。
アニメの1話からクリスタル型の使徒の所までを編集し、
色んなシーンをカットしたり追加したりして全編描き直したという1作目。
4部作構成で、徐々に劇場公開の予定。こうなりゃ最後まで付き合うよ。

 始めからやり直し、って印象だけど、意味深なカットもあり。
ループしてる??二度目の世界?二度目のシンジ?
徐々に明らかになっていくのだろう。相変わらず謎だらけな世界。
懐かしいと感じる反面、何であの当時夢中になってたんだろ?と。
そんな冷静な目で見始めたんですが、ヤシマ作戦には熱くなったなぁ。
ミサトの本編になかったセリフに、ふと気づけば涙のようなものが…
この映画が作られる前のウジウジし過ぎなシンジに若干イラ付いてた私は、
今回のちょっとだけマシになったシンジの方が感情移入出来た気がする。
大人気キャラの惣流・アスカ・ラングレーは次回登場!
次回からは、アニメの筋からどんどん外れて新展開を見せそうです。
宇多田ヒカルの曲も、雰囲気に合ってたと思います。
エンドロール後にテレビ版調の次回予告があるのでお見逃しなく。
自分としては、最後の4部作見終わるまでは評価し辛いな。


紅の豚 (1992/日) 91分


 豚の顔したポルコはアドリア海の飛行機乗り。
いつからこんな顔になったのかは本人も知らない。
今日も今日とて空賊退治の仕事に出かけ、マイペースに生きていた…

 最初見た時は良さが分からなかった。
そういう映画は、後々かなりの好感度と印象を残してくれる。
ポルコが住んでる孤島に遊びに行ってみたい…いいなぁ…
飛行機ってああいう風になってるんだ、と素直に勉強になったりも。

ジーナ大人の女性らしさ、ジーナの唄うシャンソン「さくらんぼの季節」もウットリ…
カーチスを優しくあしらうところなんて…あのセリフたまんなかった!
どうして豚のくせにあんなにも格好いいんだ!!
まだ子供ながらポルコに惹かれるフィオもわかってらっしゃる。
「格好いいとは、こういうことさ」

映画館で昔の戦友に会って話す所で映像と会話の内容がかぶって洒落てる
この映画に出てくる人は皆、いい人。宮崎駿作品には多いけど。
ラストを想像に任せるところも、この映画らしくて好き。
アクションも笑いも雰囲気も色々含んでいて素敵だ。
エンディングの「時には昔の話を」も気に入っています。
こんな素敵な大人になりたいとよく思ったものです…


ゲド戦記 (2006/日) 115分






 ル=グウィンの名作ファンタジー『ゲド戦記』をジブリがアニメ映画化。
巨匠・宮崎駿監督の息子、宮崎吾朗の第一回監督作品。
声優は主人公アレン役に岡田准一、ヒロインのテルー役には新人・手嶌葵。
大賢人ゲド役には菅原文太、テナー役:風吹ジュン、クモ役:田中裕子。
他、小林薫、夏川結衣、香川照之、内藤剛志、倍賞美津子がチョイ出演。

 多島海世界“アースシー”では、西海域の果てに棲む竜が、
突如、人間の住む東海域に現われ共食いを始めた。
世界でさまざまな異変が起こり始める。世界の均衡が崩れつつあるのだ。
偉大な魔法使い、大賢人ゲドは、災いの源を探る旅に出る。
やがて彼は、心に闇を持つ少年、エンラッドの王子アレンと出会う。

 劇場に足を運ぶ前から評判怪しかったこの作品。
期待しないで見ればちょっとは楽しめるかも?と思ったけど、許容範囲外。
ダメなんだよね〜見終わった後、思わず「(゚Д゚≡゚Д゚)エッナニナニ?」ってなるの。
映像は粗いし、脚本はチープだし、色んなものが説明不足だし。
街に着いてテルーと出逢った辺りから更に雲行き怪しくなってきて、
不自然な展開で、人格破綻者なおばちゃん組が登場してくるわで、
家族で観に行った帰りはバッシングトークで盛り上がりました。

 後から他のネタバレサイトを読んでいたら、原作と大分違うようで
原作者は新手の詐欺にでも遭ったみたいに可哀想でした。
宮崎駿も酷いことをなさる。宮崎吾朗は父の劣化コピーに過ぎないのか。
詳しい戦犯なのはプロデューサーの鈴木って人らしいですが。
一番、時が止まった見せ場的歌も、♪
心オ〇ニーと聴こえてしまうぅ〜
結構テルーやクモのキャラが期待させるものだっただけに、残念。
生死両界を分かつ扉をクモが開いたから世界の均衡が崩れたという
原作の設定を変えたので、映画の前半に出てきた伏線が回収できない。
最初に出てきた国の会議でルートって博士とかもあの場だけかいぃ!!
継母っぽい王妃が出てきて、アレンは王妃にはめられたのかとか勘ぐったよ。
アレンの影も結局イイ奴だったの?だし、テルー竜になっても誰も突っ込まないし
死んで竜になって、もう元に戻れないのかと思ったらアッサリ戻るし。
アレンがキレた時、顔のあまりの豹変ぶりに笑いがこみ上げました。


 この映画の原案「シュナの旅」は随分前にヴィレヴァンで買って読んだ。
こっちの本をちょっと世界観広げて映像化すればよかったのにな。
かんなり影響受けてます。小さい本の割には高め。
原作の「風の谷のナウシカ」が好きだからついつい買った本。
「ハウルの動く城」あたりからジブリに見切りを付け始めている人は
最初から突っ込みまくって貶しまくって見れば楽しめるかもしれない。
作品の持つテーマやメッセージはよく判るんだけど、セリフで言い過ぎてる。
間接的に見る側に主張を悟らせるというのは結構難しいのだ。
あと残念なのはジブリに出てくる料理はうまそうに見えるのに
今回ばかりはまずそうに見えた。味なさそう、って思えた。
この作品に少なからず影響受けるんでしょうかね。
今でもラピュタのパンに目玉焼きとかトトロの野菜とかうまそうだもんね。
無駄に子供には辛いグロ描写とかあって、家族連れで観ても暗くなりそうです。
きっとテレビ放映されても二度と見直すことはないだろうな。


サウスパーク/無修正映画版 (1999/米) 81分




 トレイ・パーカーとマット・ストーン製作。
全米ケーブルテレビで史上最高の記録を打ち立て、
アメリカ中を熱狂させたテレビアニメ…の無修正映画版。
コロラド州サウスパーク。スタン、カイル、ケニー、カートマンの小学生4人は、
カナダのR指定コメディ映画で覚えた下品なセリフを使いまくっていた。
それに憤慨したPTAは、映画を製作したカナダを糾弾。
事態はどんどんエスカレートし、アメリカ対カナダで全面戦争に突入する。

 前々から存在は知ってたけど…「チーム★アメリカ」見てこちらも拝見。
こんなに凄いノリだったとは…かんなりミュージカルしてます。
歌が耳に残って困るわ〜放送禁止用語連発なんだけど、英語だからね。
あの調子よくまくしたてる発音がツボになるんだろうか。
日本語で聞けば卑猥な表現とかに顔をしかめてしまうが、英語だからね。
歌が結構本格的でビックリした。アカデミー主題歌賞ノミネートだし。
そして、アニメなくせに実在人物の写真使ったキャラとかいるし、
表現や描写がエグいったらありゃしない。
色んな場面で、有名映画を彷彿とさせるパロディも発見。ニヤリとする。
あの医療チームの仕事とプライベートのメリハリぶりも笑えた。

 観終わってみると、皮肉なコメディ映画だけど、何を言いたいんだろ?
とりあえず印象に残ったのは、アメリカは過激な暴力描写はいいけど
放送禁止用語には凄く反応する変なモラルがある、ってこと。
アメリカ人とカナダ人ってそんなに感覚として違うものなんだろうか?
「クロちゃんの後ろに隠れろ」作戦とか痛烈だなぁ。
セリーヌ・ディオンって何故かよく叩かれているね。
そしてアレック・ボールドウィンがここでもコテンパン??
サタンがちょっとおもろいキャラだったけど、フセインを使うのはどうだろう。
“モグラ”の彼が、映画によくあるパターンのキャラだけど、好きだ。
根本、お下品映画なのでしょーもないんだけど、支持されるのも判る気する。
…ただ、私はコレより「チーム★アメリカ」の方が好みかもしれない。
要はパロディ路線が単純に好きなんですけどね、うん。
テレビシリーズの方は結構長く続いてたみたい。それまで手を出す気はないが。


シャーク・テイル (2004/米) 90分






 「シュレック」シリーズのドリームワークスが今度は
ピクサーのニモに対抗したのか、海の中を舞台に描いたフルCGアニメーション。
夢見るお調子者の小魚オスカーと心優しいベジタリアンのサメのレニーが
ひょんなことから仲良くなり、二人で大芝居を打つことで
オスカーはサメを倒した“シャーク・キラー”として一躍人気者に。
しかし、レニーの父であり海底を牛耳るボスザメのドン・リノが
自分の息子たちをオスカーが殺したと思い込み…

 主演のウィル・スミスとジャック・ブラックをはじめ、
ボイス・キャストにはハリウッドを代表する豪華スターが集結。
オスカー:ウィル・スミス(日本版では香取慎吾)
レニー:ジャック・ブラック(日本版では山口智充)
アンジー:レニー・ゼルウィガー(日本版では水野美紀)
ドン・リノ:ロバート・デニーロ(日本版では松方弘樹)
ローラ:アンジェリーナ・ジョリー(日本版では小池栄子)
サイクス:マーティン・スコセッシ(日本版では西村雅彦)

 『シュレック』シリーズは気に入ったけど、これは…と
尻込みして観てみたら、これまた夢中になっちゃったんだな!!
CGアニメって、静止画のポスターとか見るよりも
実際に動きのある映像として観ると何倍も綺麗で素敵に見えるよね。
海の街が、色鮮やかで派手で、細かいディテールまで丁寧で
良かったわ〜。雰囲気も楽しそうだった。
あと、ディズニーと違うところ…色々、旬のアーティストたちの歌が聞ける。
それも、いろんな場面で、色んなジャンルのノリの良い曲がかかる。
今回は、ラストにもCGアニメキャラとして登場する…
クリスティーナ・アギレラもデュエット曲を歌って登場!!
盛り上がるポテンシャル☆☆☆☆☆
それと、ドリーム・ワークスのアニメは、パロディ多用や
ちょっとした毒もあって、大人も楽しめる要素が含まれてるね。

 話自体は、終わってみれば、ありがちな流れなんだけど
キャラが面白いから、凄く魅力が上がるんだよね。
香取慎吾もぐっさんも…そして何より松方弘樹
凄く声が合ってて、そのうち、顔も似てるような気がしてきた(笑)
もっとも、本家のハリウッドスターの面々に似てることは大前提で。
ロバート・デニーロがサメになったら、あんな感じ〜と。

 幸せの価値観と、親子の絆を描いてるんだけど、
「ナンバーワンよりオンリーワン」って締め方は最近多すぎね。
スマップの曲よりも早く、某タイトルのSPドラマが使ってましたから!!
魚の街の弱魚強食、食物連鎖、その問題は解決しないと思うのだが。
クジラの身体を洗う“ホエール・ウォッシュ”で働く小魚のホンソメワケベラ。
この設定が面白かったね。色んな魚出てたなぁ。
ローラとか、魚なんだけど、人間の女にも見えて不思議だった。
海の世界の描き方も、ニモとは全然違うので流派の違いがよく判る。
冒頭のドリームワークスの釣り小僧、結構ヒドイと思ってしまった(笑)
あと、エンドクレジットの見せ方が良いね。
ただの真っ暗画面に文字の羅列だけじゃ飽きるもの。
シュレックには負けるけど、結構面白かったっすね。


シュレック (2001/米) 90分





 2001年春・夏期の全米映画界においてもダントツの興行成績を記録した
大ヒット長編アニメーション。製作はドリームワークス。
見かけは恐いが本当は心優しい怪物シュレックが
囚われの身のお姫様を助け出す旅に出る、
映画やおとぎばなしのパロディ満載の冒険ファンタジック・コメディ。

 人里離れた森の中の沼のほとり。人々に怖れられる怪物がいた。
怪物の名は“シュレック”。しかしこの怪物、本当は優しい心の持ち主。
人々が怖れて近づかない森の奥でひとり気楽な毎日を送っていた。
そんなある日、国を支配するファークアード卿によって無益な存在として
追放されてしまったおとぎ話の登場人物たちが大挙押し寄せてきた。
困ったシュレックは彼らを引き取るようファークアード卿に掛け合い、
代わりに廃墟の城で囚われているフィオナ姫を助け出すことを約束する。

 声優陣がアメリカ版も日本版も豪華。
シュレック役にマイク・マイヤーズ、フィオナ役にキャメロン・ディアス
ドンキー役にエディ・マーフィー、ファークアード卿にジョン・リズゴー。
日本版はそれぞれ、浜田雅功、藤原紀香、山寺宏一、伊武雅刀。

 最初は観る機会が永遠に訪れないであろうアニメだと思った。
まず、シュレックやフィオナ姫といったCGキャラがパッと観、嫌いだった。
続編が劇場公開とあいなって、テレビ放映された時に暇だったから拝見。
…間違いでした。無茶苦茶面白いじゃん!!
おとぎ話の登場人物たちの皮肉の篭ったキャラクター
アニメCG独特の世界観の魅せ方。ちょっと毒のあるパロディ
ひねくれ者のシュレックとお調子者でうるさいドンキーの面白コンビ。
夢見がちだが芯はしっかりしてるフィオナ姫…
クッキーマンとピノキオの変な声も笑える。
あと、バックミュージックがこれまたセンスが良いんだ。

 コメディだけど、ジーンとくるセリフや場面もある。
ラストの展開には正直驚きだが、それで良いんじゃん!!
字幕版も吹き替え版も甲乙つけ難い。どちらも魅力満点。
シュレックの声優になった浜田雅功は心配だったけど、関西弁がいい感じ。
紀香も案外うまいじゃん。てか、顔がソックリだ。
ドンキーの山ちゃんは相変わらずの山ちゃん節。文句なし。
ウザイ感じも出てるし…大好きだー!
このシュレックワールドにハマリました。
外見だけが美しさじゃない、っていう教訓も身に染みる。
気が進まない人も、一度観てみるといいかも。


シュレック2 (2004/米) 93分





 緑の怪物シュレックとフィオナ姫、その仲間たちの活躍を
ブラック・ユーモアとパロディ満載で描き大ヒットしたファンタジー・アニメの続編。
前回でも活躍したお馴染みのメンバーに加えて、
今回新たにアントニオ・バンデラスが声を担当した新キャラ、
長ぐつをはいたネコが登場。かわいぃんだな、これがまた!!
何故に、日本版では竹中直人なのだ…案外合ってたからいいけど。
そしてフィオナの母親リリアンの声優にジュリー・アンドリュースが!

 様々な苦難を乗り越え、めでたく結ばれたシュレックとフィオナ姫。
そんな2人がハネムーンから戻った時、“遠い遠い国”に住む
フィオナ姫の両親ハロルド国王とリリアン王妃から手紙が届く。
そして、シュレックとフィオナ姫はドンキーも連れて現地へ赴くことに。
しかし、彼らが到着すると、ハンサムな王子の登場を期待し
歓迎ムード一色だった全国民はシュレックの容姿を見て愕然…。

 シンプルで1も面白いけど、私は2の方がお気に入りかな。
アントニオ・バンデラスがあんな可愛い猫を演じるとは…ギャップがたまらん
ライバル会社のディズニーを意識したパロディに笑った。
ストーカーしてきた熊って、一瞬何のことだかわからなかったが…
冒頭からシュレックとフィオナの幸せなハネムーンが観れて
何だか凄い微笑ましい。こっちまで嬉しくて顔がほころんでしまった。

 遠い遠い国に行くまでドンキーのウザキャラが爆発。
あんなロバいたら、楽しいだろなぁ〜私なら大歓迎。突っ込み役が欲しいけど。
今回は赤ずきんちゃんの狼や三匹の子豚、ピノキオ、クッキーマンも大活躍
盲目の3匹のネズミが場面の隅で行動してるの発見すると楽しい。
他のキャラも、喋ってない所で色々やってるのね。

 おとぎ話の長ぐつをはいた猫かつ、ゾロをパロったキャラ。
案外、出番がCMでほぼ出尽くしてしまっているのが残念だけど
気位が高くて取り入るのがうまく、自分の可愛いさを判ってるとこが憎いね〜
マイヤーズも云ってたけど、本当にお持ち帰りしたいっす。
妖精のゴッドマザーのキャラも、凄いね〜好きだ、ああいうおばさん
ヒーロー唄い出す所で鳥肌立っちゃった。
あの後半の盛り上がりよう…そしてジャンボのシーンで涙出た自分って…笑
エンドロール後のオマケ映像およびにカラオケ大会も必見。
DVDにも特典満載だから、かかさず全部見てしまった。

 既に3,4と続編が決定してるっていうんだから…
絶対に次回からは劇場で拝見したい!吹き替え字幕両方☆
続きが気になってレンタルになるの待ちきれない位夢中になりそう。
長ぐつをはいた猫が大人気になって、そのキャラ主役の物語もあるとか…
この映画、子供が観てもいいけど、大人が観ても楽しめるアニメだ。
またまたBGMの選曲が良いんだなぁ〜最高!傑作だ。


シュレック3 (2007/米) 95分






 ドリーム・ワークス製作の大人気CGアニメ、シュレック・シリーズ第3弾。
前回までの主要キャラの声優を務めたハリウッド豪華メンバーに加え、
新キャラ・アーサーの声を演じるのはジャスティン・ティンバーレイク。
魔法使いマーリンにはモンティ・パイソンのメンバー、エリック・アイドル。
1,2の主要製作陣・監督が変わった。

 前回で無事、フィオナの両親から家族として認められたシュレックは
病身の王様に代わり、“遠い遠い国”の王様として窮屈な日々を送っていた。
その王様が亡くなり、国を継ぐ者が必要となったがシュレックは
自分の沼でフィオナと二人、素敵な怪物ライフを送るのが夢。
王位継承者でフィオナの従兄弟にあたるアーサーを国に連れ帰り、
国王の仕事を任せようと考えたシュレックは早速、ドンキーと猫を連れ
アーサーの通う魔法学校へと船旅に出ることに。が、
出航した直後、フィオナから信じられない告白を受けるシュレックだった。

 試写会に当たりました!んで、親子連れが多い中、見て来ました。
私がシュレックシリーズ好きな理由。毒満載、だけどテーマはしっかり。
御伽噺を土台にしたブラックジョーク、様々な映画のワンシーンのパロディ、
宿敵ディズニーのパロディなど、判る人にはニヤリな展開。小道具。
そういう面では3ではほとんどパロはなかったなぁ。
ここまでシリーズが確立されてきたんだからオリジナルで通そう!
って意図になったのかな?映画のパロディ、ちょこっと発見はしたんですが、
1,2と比べるとちょっと物足りなかったかな。ディズニーパロも見当たらなかった。

 ちょっと気になったのが、
映画の前に渡されたストーリー復習パンフレット。
マーリンって妖精ゴッドマザーの分かれた夫だったの?!
そこら辺、映画では全然出てきてなかったよね。チャーミング王子の親父?!
猫とドンキーが入れ替わるのは面白かったけど、入れ替わった結果、
嬉しい誤算で大逆転!てな展開を期待したのに特になかったね。
シュレックの子供も、夢の中で既に造型がバレバレなので
ラスト出てきても新鮮な感動がないのう。(3人って結構多いね。)
これで次回は、シュレックの子供が誘拐されたり、問題起こしたりするんだろな。
船でアーサーを迎えに行ったけど、ドラゴンに乗せてもらえば早かったんじゃ?
魔法学校のアメリカ学園ドラマのノリは面白かった。
もうちょっと濃いイベントがあっても良かったんじゃないかな?
あとバー毒リンゴのママは本来なら悪役チームなのに最初から
プリンセス5に混じってたね。元から役柄気にしないキャラだったのかな。
白雪姫と眠り姫、シンデレラのハジけっぷりは爆笑もんでした。
あのプリンセス5(4かな?)には次回も活躍してもらいたいね。
アーティが戻ってきて、悪役たちを説得するくだりは良かった。
私だったらタダ単純に悪役たちをぶっ倒して終わる形にしちゃう。


 もっと暴走して欲しかった気もする。予定調和で、しっかりテーマも伝わって、
普通のアニメ映画と比べても非常にいい映画だとは思うのですが。
私の大好きな長靴を履いた猫があんま活躍しないし、
プリンセス5ほか、後半の弾けっぷりをもっと観ていたかった。
総合評価は…70点ですかね。吹き替えで観たので、次は字幕にしようかな♪
エンディングの曲、ドンキーと猫が歌ってるようになってるけど、
エディ・マーフィーと…唄ってるのバンデラスじゃない気がしたんだけどな。

 4,5で完結するそう。 こっから先、どんな展開になるのかなぁ。
シュレックが主役だけど、シュレック主体の話は
これでほぼ出尽くしたような気がしないでもない。
父親の話、出生の秘密とかまでいくのかな? ドンキーと猫にもっと活躍の場を!


千と千尋の神隠し (2001/日) 125分








 監督:宮崎駿、製作:スタジオジブリが贈る
異世界に紛れ込んだ千尋という10歳の少女の成長を描く冒険ファンタジー。
声優陣は柊瑠美(千尋)、入野自由(ハク)、夏木マリ(湯婆婆/銭婆)
内藤剛(千尋の父)、沢口靖子(千尋の母)、我衆院達也(青蛙)
神木隆之介(坊)、大泉洋(番台蛙)、菅原文太(釜爺)と豪華キャスト。

 新しい土地に引越してきた両親と千尋。
これから始まる新しい生活に不安を感じ、元気の無い千尋。
ふとしたことで道を間違え、林の中に迷い込んでしまった家族は
古いトンネルを見つけて好奇心から中に入っていってしまう。
そこは何と、“不思議の街”への入り口だった。
何も知らずに迷い込み、掟を破った罰として両親は豚に変えられ、
一人残された千尋はそこの銭湯でしばらく働くことになった…

 前作の「もののけ姫」とは一風変わった作品。
「となりのトトロ」が現実に潜む不思議な生き物との出逢いを描いているなら
これは異世界でそこに住む生き物たちに現実の人間が出逢う話…かな。
劇場で拝見した時は、あまりの豪華で細かい色彩、映像美に虜になった。
話も、主人公のように不思議な世界に戸惑いながら
この先どうなるんだとドキドキしながら夢中になって見た。
後でDVD化されてから家で観ると、何か違って見えた。
何だろうな…初めて見る分には新鮮なんだけど
何度も観るには展開に面白みが足りないのかもしれない。

 千尋の両親の声が何だか現実的で良い味出してたな。
夏木マリのキャラも凄かった〜何で顔がデカイかは突っ込まれないのか。
釜爺も素敵。厳しそうでいて、実はとっても優しいお爺さんじゃないか。
坊の声やってたのが、今をときめく子役の神木隆之介だったのね。
ハクの格好良さに酔ってしまったのは私だけじゃないはず!!
謎の少年で、千尋のことを知っていて…
例のおにぎりのシーンで何故か一緒に泣いてしまった。

 不思議な世界で何も判らず右往左往…
最初の方は凄いハラハラしてたな。恐い、って印象だった。
人間が来てはいけない場所だとか言うけど、リンは人間じゃないのね。
何故千尋が、あの誘惑に負けなかったのか、腑に落ちない。
数々の経験から、何かしら悟ったのだろうか。

 八百万の神たちが訪れる油屋…設定が面白かった。
いろんな神様が見れるしね。ひよこに目がいってしまったわ。
あと「となりのトトロ」でお馴染みの真っ黒クロスケがいたね。
日本ならではで、一神教のアメリカとかでは受けイマイチらしいが
ヨーロッパの方では評判が良かったらしい。
環境破壊を考えるような流れもあったね。説教臭いとも取れるが。
世間知らずの千尋がどんどん成長して立派になってくのも良い。
「ありがとう」は? とか最近の子供にも観られる傾向だ。
後半でいきなり「愛」って言葉が出てきた時、ちょっと戸惑ったぞ。

 カオナシの声は、ちょっと一時期真似が流行ったっけな〜
海の上を走る列車とか、独特の雰囲気を持った世界観は大好きです。
ただ終盤の収拾の付け方がちょっと安易と言えば安易。
ただ、これだけの物語を実写で撮ろうと思っても難しいと思うので
アニメという技術の良さが伝わってきますね。
あんなに多くの変てこキャラクターを生み出すアイディアも凄い。
千尋はあそこに居たかったのかな…なんて考えてしまった。
新しい環境に飛び込む勇気を貰える作品なのかも。
だとすると、もうちょっと救いようの無い最低なキャラが
千尋を苛めまくる、っていうのもあれば良かったな。
そう、現実は甘くないのである。


ティム・バートンのコープスブライド (2005/英) 77分




 ヘンリー・セリック監督と組んで人形を使ったストップモーション・アニメ
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を手掛けたティム・バートン監督が、
ロシアの民話を題材に描くダーク・ファンタジー・ラブストーリー。
ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーターはじめ、
豪華で多彩な顔ぶれが登場人物の声を担当している。

 19世紀ヨーロッパのとある小さな村。名ばかりの没落貴族の娘ビクトリアと
成り上がりの魚屋の息子ビクターの結婚のリハーサルが執り行われ、
そこでビクターとビクトリアは初顔合わせ。政略結婚に乗り気でなかった二人だが
一目見て気が合った二人。しかしリハーサルはビクターの緊張で大失敗。
落ち込んだビクターは森の中で本番の練習をしているうちに、
誤ってそれと知らず死体相手に結婚指輪をはめ、誓いの言葉を言ってしまう。
突然地面から花嫁衣装を着た白骨化した女性が現れ、
ビクターの言葉を真に受けて、彼を強引に死者の世界へと連れ去ってしまった…。

 ナイトメア好きならたまらない、ストップモーションアニメの新作☆
ビクターもコープス・ブライドもどことなく声優担当した俳優自身にもどこか
似ていると錯覚してしまうのは、単なる気のせい??
相も変わらずダークな世界。住民は皆どこか化け物じみてて個性的。
あの世の住民もハロウィンタウンに負けず劣らず変なのばかり。
どーしてもナイトメアと比べるとちょっと弱いかな、って思うけど
とにかく一番気に入ったのが犬のスクラップス!!ゼロより可愛い?かも
ティム・バートンは余程、犬に愛着あるんだろうな。
自分の身になって考えても、死んだ犬に再会できるなんて凄い嬉しいだろうな。

 二人の親も町もじめっとしてて少しも楽しそうじゃないのが凄い。
この映画の世界だったら、クレイジーなあの世の方が幸せに暮らせそうかも。
実写版にしちゃったら相等グロいコープスブライドも、人形だからキュート。
あらすじ見ただけで結末は予想できたけど、やっぱりジーンときちゃうんだな。
そして、死者が生者の知り合いに会ってるシーンが好き。
無難にまとめた感じで、もっと仰天、吃驚する展開も欲しかったかも。
ミュージカルにしては、あまり心に残る曲もなかった。
時間も短めだしね…もっと遊び心を入れてかき回しちゃえばよかったのに。
でも、でも、コープスブライドの美しさに免じて許してしまおう。
牧師の声はやっぱりリー氏だったのね。即行サルマンが浮かんだもん。


時をかける少女 (2006/日) 100分






 83年にも原田知世主演で実写映画化され、ドラマ版など
これまで何度も映像化されてきた筒井康隆の名作を初のアニメ映画化。
アニメーション製作は「パプリカ」「ピアノの森」などのマッドハウス。
キャラクターデザインは「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行。
監督は「ワンピースTHE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」の細田守。
声優には仲里依紗、石田卓也、板倉光隆、原沙知絵など俳優を起用。
なお、原田知世も演じた芳山和子は今作では主人公の叔母として登場。

 明るく元気な高校2年生、紺野真琴は、
医者の息子で成績優秀な功介とちょっと不良な千昭と3人で
いつもつるんで学校帰りに野球ばかりして楽しい毎日を送っていた。
そんなある日の放課後、真琴は理科室で、人影に驚いて転倒してしまう。
その後、博物館で展示物の修復士をしている叔母・芳山和子のもとへ
自転車で向かった真琴は、ブレーキの故障で踏切事故に遭って…
死んだと思った瞬間、真琴はその数秒手前で意識を取り戻す。
叔母さんは話を聞くと“タイムリープ”したのだと言う。
最初は半信半疑だったが、いつしか使い方を覚えて些細な問題でも
簡単にタイムリープで解決してしまい、すっかり調子に乗る真琴。
そんなある日、真琴は千昭から突然の告白を受ける。

 公開当時はネットでの評判がなかなか良くて、
でもあんまり興味はなかった。でも、テレビ放送で初めて拝見。
軽い気持ちで観始めたのが逆に良かったのか、なかなか面白かった。
タイムスリップ系の話はもともと好きなジャンルではあったんだけどね。
原田知世版は随分前に観て、ラベンダーの香りでとべる位しか覚えてない。
最近のアニメ技術の進歩にもちょっと驚いた。なかなか綺麗。
そして、ストーリーを大幅に変えた、これも良かったんだと思う。
原作者の筒井氏も別の作品として大いに楽しめる、と絶賛したそうです。
2人の男子と1人の女子。青春やな〜でも、一時しか続かないものよ。

 主人公の行動については深く考えると、結構薄情だったりするんだよね〜
そして、
叔母さんも柔らかい話し方の割には言うこと厳しい。正論だけど。
食べ物やカラオケにこだわって使いまくったくせに、自分の行いで
男子が苛められたり、女友達が怪我しても、タイムリープ使おうとしない。
功介と彼女の仲を上手いこと取り持ってあげるシーンは面白かったけど
その後、あの電車のシーンになって、転げ落ちて傷だらけになる真琴。
結構シビアな展開にハラハラしました。
前に踏み切りが迫るこの状況、功介はチャリ転ばして回避できないのかな?
「止まれ止まれ止まれ…」のシーンは「逃げちゃダメだにげty」を彷彿とさせた。


 時間は二度と戻らない。同じ現実をやり直しても、
そこは一度経験した過去とは、やはりどこか違っているんだね。
好きって言われて好きになることだってあるのよ」妙に頷けた。
女友達と付き合いはじめてから意識しだす真琴。こういうのってある。
しかし未来人のくせに千昭はその時帰ること考えてなかったのか?
ついつい長居しちゃってて…どのくらい長居が許されるもんなんだろか。
「人が大事なこと話してるのになかったことにして…」と悔やむシーンと
叔母が「待ち合わせに遅れた人がいたら走って迎えに行くのが貴方でしょ」
のくだりが印象に残ってる。もっとも、未来の世界には飛べない。
真琴はこれからあの絵を何らかの形で守って残して、
千昭のいる時代まで届けるんだ。それが二人の再会を意味する。
漠然と将来を考えてなかった真琴が不思議な体験を経て、
やりたいことを見つける。
そんな青春ファンタジー。なかなか良かったです。
またいずれ、原田知世版も見返してみたいと思う。


ナイトメアー・ビフォア・クリスマス (1993/米) 76分


 ティム・バートン製作・原案・キャラ設定によるディズニーファンタジー☆
随分前から存在は知っていたものの敬遠してた
自分は何てお馬鹿さんだったんだ。
「キングダムハーツ」のゲームでこのハロウィンタウンを体験し、
興味を持って見た。

 ハロウィンタウンは年中ハロウィン祭り。
そんなハロウィンの主催者カボチャの王のジャックは毎年続く行事に倦怠気味
悩んで森をさ迷い歩いているとクリスマスタウンへ迷い込む。
全くの別世界に驚き感激するジャック。
そうだ、クリスマスをしよう!!喜び勇んで準備するジャックだったが…

 ゲームで予習済みだったお陰か、歌が始まったら気分が高揚。
冒頭で既に「うわ、ヤバイこれ滅茶苦茶面白そうだ」と思った。
粘土人形をこまめに動かして映像を作ってて
細かく丁寧かつ愛嬌あるキャラばかり
不気味な描写もありますが何せ人形。そういう世界なんだし
とことん、このユニークでキュートでブラックな要素を楽しめる。
笑えて、ちょっぴり切なくなって、それでも楽しいお話。

 つぎはぎサリーもかわいいし幽霊犬のゼロも超かわいい
この映画に魅了されてキャラグッズを買ってしまった。
言わずもがな、ジャックってかなりいかしてるじゃーん!

 映像も素晴らしいし歌も凄いし物語も絵本のように完璧。
まさにティム・バートンの個性爆発の最高のファンタジー


猫の恩返し (2002/日) 75分





 空前の大ヒットとなったアニメ「千と千尋の神隠し」の宮崎駿監督が
企画、新鋭の森田宏幸が監督を務めたスタジオジブリ最新作。
ジブリ作品「耳をすませば」の原作者でもある漫画家・柊あおいの
『バロン―猫の男爵』を基に、偶然猫の国の王子を助けたことから
不思議な事件に巻き込まれていくヒロインの冒険を描くファンタジー・アニメ。
同時上映は「ギブリーズ episode 2」。

 ごく普通の女子高校生ハル。最初から、目覚まし時計を止めて
朝食抜きで走って学校へ向かうものの、遅刻して叱られるという
もう、あまりに使い古されたネタから始まるこの物語。
クラスメートの憧れの男の子からも笑われてしまい、気分はブルー。
そんなハルは、たまたまトラックにひかれそうになった1匹の猫を助けた。
しかし、その猫が実は“猫の国”の王子ルーンだったことから、
ハルはお礼として猫の国へと招待される。
猫の暮らしは毎日のんびりしてて、いいだろうな〜と口走り、
とんとん拍子に、話があらぬ方向へ…
このままでは、猫の国へ連れていかれて、王子と結婚させられてしまう!
正気に戻って困ったハルは不思議な声に導かれ“猫の事務所”を訪れる…

 声優キャストはジブリらしく、俳優を起用。
主人公ハルを池脇千鶴、バロンを袴田吉彦、猫王を丹波哲郎、
王子ルーンを山田孝之、猫のユキを前田亜季。
他に、斉藤洋介(トト)、濱田マリ(猫のナトル)、佐藤仁美(友人のひろみ)など…

 ジブリ作品だけど、全然見ようと思ってなかった。
だって、絵が全然違うし、全然面白そうじゃなかったもんで。
テレビでたまたま放送したので、コレを期に拝見してみることに。
すっごい、つまんなかったです。これは、稀に見る駄作だと思う。
話の展開が在り来たりで、ハラドキもしないし、トキメキもない。
不思議の国のアリスよろしく、そんなメルヘンなロマンスを描きたかったのか
これでもか、ってくらい、退屈な流れ。
思うに、ジブリのこういう作品に共通することって、
主人公の女の子が、行動を起こして、成長していく、ってタイプなんだろうけど
このハルは最初に猫助けただけで、あとは周りに流されてただけ。

 バロンもバロンだ。『耳をすませば』のいいイメージが見事に壊れた。
キザすぎる、その態度と喋り方に嫌悪感。少女漫画のノリ。
猫が二足歩行してるの、気持ち悪かったぁ〜
そして、あのエージェントみたいな猫が投げ飛ばしてくのが;
ユキちゃんは可愛かったけどさ。どっかで観たようなキャラだが。
猫王の、語尾ににゃ〜付ける喋りは、名古屋弁みたいでもあった。
最初から最後まで、本当にどうでもいい話でしたね。
猫好きだけど、それだけじゃちとキツイよ。
ヒットしないわけだよ。これが楽しめるのは小さい子供だけじゃない?
いろいろあって、遅刻が直りましたってお話でしたか。


ハウルの動く城 (2004/日) 119分











 「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」の宮崎駿監督が、
イギリスの児童文学作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの
『魔法使いハウルと火の悪魔』を映画化したファンタジー・ラブストーリー。
戦乱の時代を背景に、魔女によって老婆の姿に変えられてしまった少女と
弱虫の魔法使いの青年が、4本足で歩く巨大な城で奇妙な共同生活を送りながら
次第に心を通わせていくさまをユーモアと躍動感いっぱいに描く。
声優は主人公ソフィー役に倍賞千恵子。(寅さんの妹さくらのイメージしかない)
魔法使いハウル役に木村拓也を起用。(私は基本的にキムタクは嫌い)
荒地の魔女役は、監督本人もその人を意識して描いたという美輪明宏
我修院達也、神木隆之介、大泉洋、原田大二郎、加藤治子など。

 魔法と科学が混在する世界のとある国。
愛国主義が全盛を誇り、いよいよ戦争が目前に迫っていた。
父の遺した帽子店を切り盛りする18歳の少女ソフィーは、
ある日町で絡まれた所を美貌の青年に助けてもらう。
彼こそは人々が怖れる悪名高い魔法使いのハウルだったのだが、
ソフィーは彼の優しさに心奪われる。だがその夜、
彼女は荒地の魔女に呪いをかけられ90歳の老婆にされてしまうのだった。
本当のことが言えずに家を出たソフィーは、人里離れた荒地をさまよい、
やがてハウルが暮らす動く大きな城に潜り込み、
半ば無理矢理に住み込みの家政婦として働き始めるのだった…。

 いやぁ〜凄い話題作だったからね。映画館に行きましたとも。
感想は…正直、ガッカリでした。宮崎駿監督は、一体何を描きたかったのだろう?
とりあえず、冒頭から舞台となる世界をとっても魅力的に見せてもらって
心は躍った。絵は相変わらず素晴らしい。
前作の「千と千尋」とは逆の、東洋ではなく西洋の魅力。
ただ、致命的だったのが、物語の展開と、人物たちの心理描写や魅力。

 原作未読だからズバズバ言わせてもらうけど、何ですか、あれは。
恋愛漫画のツボを抑えたハウルの登場、唐突すぎる呪い、
呪われたからって、魔女を捜そうとか、呪いを解く方法を見つけるとか…
旅に出る目的が「ここにはいられない」って何ですかそれは。
老婆になってしまったことを全然深刻に受け止めていない。
そのポジティブ精神が素敵ってか?そうなの?
ハウルが戦争に参加しないくせに影で動いていたのか訳がわからない。
だいたい、どんな理由でふたつの国が戦争になっているのかサッパリ。
ハウルの髪が変色したからって、ドロドロ溶けていく意味がわからない。
コロコロ老婆から少女に戻ったりするから、呪い云々どうでもよくなる。
荒地の魔女の最初の存在感から、後半へ向けての扱いが哀しい。
城壊して、また小さいの作って、何がしたいのか教えてよ。
サリマン、勝手だよ。すべてお見通しだったの?魔法もイマイチ判らない。
屋敷にいる金髪ハクもどき、ハウルの小型かと思った。
ソフィーの母と、姉妹の区別もよく判らない。
肝心のハウルですら、時に別人のような顔になるし、ややこしい。
彼のソフィーに対する態度やロマンチックな演出も、臭すぎて鼻につく。
ていうか、本当に少女漫画だと思って見る必要があった。
カブ、何だその脈絡の無い行動は。あの一言ですべてが馬鹿らしくなった。
何であんな無理矢理締めてるんだろう。もっとうまくまとめれなかったのかな。


 良かった点は…いつもながら、出てくる料理がうまそう。
家具や小道具、建物まで、細部まで細かく丁寧に仕上げられた
まるで一枚の風景画のように出来上がった背景。国や街など、華やか。
カルシファーとマルクルのキャラ。
生活感あふれる小汚い部屋や、爽やかな城での暮らしぶり。
動く城も、細部まで丁寧に小さい部品まで別の動きをしている。
久石譲の音楽は毎度ながら見事。テーマソングも嫌いじゃない。

 「なんかよくわかんなかったけど、よかったんじゃない?」
そんな言葉で締めたくはない。私はこの作品を見て何の感慨も湧かなかった。
感動したでもなし、うっとりしたでもなし、爽快感を得るわけもなし
現実味の無い戦争に巻き込まれ始めた辺りから、観ることすら苦痛に感じた。
山場や波はあったんだろうけど、私の心にそれは生じなかった。
夢見る乙女の心を持ちつつ、白馬の王子様的存在のハウルを気に入るかどうか。
これがすべてのキーポイントだったのかもしれない。
私はああいう乙女の希望を総て備えるキザ男が大嫌いなのだ!!
いかにも女性にうけようと思って作られた偽物っぽくて。
冷酷な魔法使いなんだけど、自分には心を開いてくれて、
本当は弱虫で、私がいなきゃダメで、健気に私の為に戦ってくれる。
でも、そんなことしなくていいの!戦わなくていいの!
…だから何?
二人が惹かれあうのも、話の決着の仕方もご都合主義で雑過ぎる。
何かDVDもバカ売れする勢いらしいですが、私は興味なし。
何で素直に楽しめないの?って肯定派もいらっしゃるでしょうが、
素直も何も、こういうのは受け付けなかったんだからしょうがない。
好きな人は大好きだろうけど、嫌いな人も出てくる映画です。


美女と野獣 (1991/米) 84分


 ディズニー映画の中でもかなり上位なお気に入りです。
外見に惑わされて内面の美しさを蔑ろにしてはいけないという教訓を持つ寓話。

呪いで醜い野獣にされた王子が優しい少女ベルと出逢い心を開いていく…

 浸透し過ぎてありきたりな風にも取れる展開。
キャラが唄う歌もこれといって思い入れはないけど
映像が綺麗。
城の図書館とダンスホールがお気に入り。

城に住む召使の中に置時計の人がいたけど、あれが何気にドラえもんみたいだ。
他の召使たちが人間の姿に戻って「よかった、よかった」空気も好き。
思えば一人の王子が癪に障ったからって国中巻き込むなんて迷惑な話。

セリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンが唄う主題歌
Beauty and the Beast」も忘れてはいけない。いい曲です。
 話が終盤になって、野獣ピンチになったときに
泣いてしまったこともある。ジ〜ンとくるんです。ホント

ガストンがあまりに気障で不細工でどうしようもないね。
外見だけで比べても野獣の方が格好いいし愛嬌あるわ。
ベルが本大好きな設定も今思うとなかなか味があるんじゃなかろうか。


ファイナルファンタジーZ −アドベントチルドレン− (2005/日) 100分














 全ての運命には語るべき理由がある。
だから、彼らは帰ってきた。

 あの戦いから2年。
セフィロスがもたらした大破壊から立ち直りつつあった
魔洸都市“ミッドガル”を、謎の厄災が襲う。
「星痕症候群」と呼ばれるその病は、治療方法が見つからないまま
次々と人々を死に至らしめていく…。
この病に呼応するかのように現れた新たなる敵。
平和と引き換えに大事な仲間を失い、
深い自責の念に心を閉ざしていたクラウドは、
眼前に迫った避けようのない戦いを前に思い悩む。
『罪って許されるのか』
長き葛藤の末、ついに戦いを決意するクラウド。
敵の目的は何なのか?リュニオンとは一体?
人知を超えた戦いの先に待ち受けていた真実とは……。

 1997年、プレイステーション用ソフトとして発売された
スクエア製作の人気のRPGゲーム、ファイナルファンタジーZ。
全世界で1000万人を熱狂させたこの物語。
続編を望む声が止むことのない、最も愛された
ファイナルファンタジーが世界最高水準のCGクオリティで動き出す。
異例の2年連続ヴェネチア国際映画祭出品など、
世界から熱い注目を浴びている全編リアルなCGで織り成す新たな物語。

 完全限定版をアマゾンで予約して入手。
もう初回生産分は売り切れ状態らしい。予想外の売れ行きだった。
FFZをラストまでやった人だったなら、覚えているでしょう。
あの理不尽な終わり方を。…もっと見せてよ!!うやむやじゃん!!
その先が、8年も経った今、ようやく描かれたわけです。
しかし、完全限定版にまで手を出してしまって…ようやるわ自分。
Tシャツやキャップは似合わないし、フィギアは勿体無くて飾れない。
インターナショナル版は…いつかとてつもなく暇になったらプレイするか…
とにかく箱がでかくて置き場所に困った。

 肝心の物語。即行見ましたから。
これの発売前から、雑誌や宣伝PVで観てはきたけど、
あの個性豊かなキャラクターたちが実在する人物のように動いている!
特に髪の毛の細部や、服質、汚れなどがリアルで、素晴らしかった。
過去に失敗した「ファイナルファンタジー」の時と違い、物語もよく判ってるしね。
鼻につくミスマッチな声優も、まぁいなかった。
新たな敵キャラたちはどれも気に食わんけど。全体的に。
あれ、ゲーム内で黒マントまとって震えてた連中の中から出てきたってこと?
要はセフィロスコピーの生き残りで、自我が多少あるタイプってこと?
話の筋はイマイチだったけど、何よりもキャラの活き活きしたアクション。

 馴染みのキャラが登場した時の格好よさったらなかった!
そして、あの人生きてたんだーとか、マテリア使うってあんな感じなのかーとか。
主にクラウド出ずっぱりだったけど、他のキャラの戦い方にも釘付け。
ユフィが手裏剣投げながら飛び回るシーンに何故か感動☆
しかしヴィンセント…最初の登場の仕方は…ビースト化もして欲しかったな。
バレットやシド、いかすぜオッサンたち。
やっぱりゲームファンに贈るべく作られた映画だったね。
あのテーマソングが流れてきた時は興奮したよ。

 とにかく、全編格好良さを凄く意識した作りになってたね。
バイク乗りながら剣を振り回したり、最初は凄かったけど
慣れてくると「何か動きが軽すぎて現実離れしてきたなー」とちょっとゲンナリ。
あと格好よくアクションが決まっても、致命的なダメージ与えてないし
もっと、こう、しっくりくる攻撃シーンも欲しかった。
携帯好きなクラウド…やっぱり寂しがり屋なんじゃん。
暇が出来たら、皆の留守電やメール見てそう笑
エアリスが神出鬼没で、流れぶった斬るなよ、と思った。

 クラウドはじめ、端正な顔立ちの男性キャラがやたら出てくるので
そんなに美形はいらねーよ!って思えてもきた。
そして世界が徐々に復興に向かう中でも、皆さんお洒落っ毛は満々ね。
そういう服とか、アクセサリーとかどこで売ってるの?なんて笑
レノとルードのコンビは、だんだんギャグ担当チンピラポジションに…笑
カダージュ始め連中のマザコンぷりはきもかった。
いかにも生意気な青二才で、前髪がうっとおしかったな〜
〇〇も、あんな中途半端な布を被ってんじゃないよ。
バハムートとの戦いで、皆のトスで上がっていくシーンが良かった。
しかし、カダージュとの戦いがやたらと長いので
話もまた中途半端に終わるんじゃないかと心配したけど
うまく最後は締めてくれましたね。
諸所リアルには出来てるけど、やっぱりCGアニメではある。
しかしスクエアエニックス、これからもどんどん進化していきそう。

 完全限定版に付いてたスペシャルディスクには
OVAアニメやメイキング映像などなど映像特典が入っている。
アニメの方はニブルヘイムで起こったセフィロスの虐殺から
クラウドたちがミッドガルへ向かうシーンを描いている。
ザックスってああいうキャラだったのか…もうかなり忘れてたよ。
あと携帯版ゲームで登場してきた他のタークス面々も登場。
ゲームしてないから、ようわからんけどね〜。本編ゲームの時は何処に?
何か、こういうアニメにすると妙に安っぽく感じてしまった。



ベクシル 2077 日本鎖国 (2007/日) 109分




 『ピンポン』、『アップルシード』などで知られる曽利文彦監督作品。
21世紀初頭、バイオテクノロジーの驚異的なロボット産業が発展を遂げ、
日本は市場を独占してしまう。国連は日本を国際協定で規定しようとするが
日本は自ら国連を脱退、ハイテク鎖国に突入する。
その後10年、日本と日本人を観た者はいない。
衛星からも完璧にガードされた日本に、アメリカの特殊部隊“SWORD”は
日本を動かす巨大企業“大和重鋼”の陰謀を掴む為、日本に潜入する。
そこで女兵士べクシルが観た日本とは…

 声優には俳優を起用。主役ベクシルには黒木メイサ、
隊長のレオンには谷原章介。鎖国日本の反政府軍のマリアには松雪泰子。
声優の大塚明夫、櫻井考宏、森川智之らも脇を固める。

 適当に試写会にいっぱい応募したらコレに当たって観てきました。
こういうCGは正直苦手かなぁ…ゲームのイベントシーンを繋いだような。
ストーリー的にも革命的なもんはなかった気がする。
勿論、内容よりも映像重視で鑑賞に臨んだわけですが…それでも落第点。
何よりもキャラの表情が硬すぎて、無感情に見えてしまうんだよね。
スタイルも何か微妙にポリゴンチックで動きが不自然。
ロボットとか好きな人はそういう造型でも楽しめるのかな?
別に格好いいデザインだとは思わなかったんだけど。

 
アメリカの未来都市での暮らしの描写をもっと見ていたかった。
レオン、日本に着いてからその後、何も出来てないっていう。不甲斐ない。
“不死”のテーマももう飽きてしまったな。あの社長バカじゃん。
実験台にするにしても、徐々にやればいいものを、
いきなり日本全国民にサンプル投与しちゃって全土砂漠にしちゃうとはね。
にしても生態を徐々に機械化してくなんてそんなウィルス有ですか。
食事をする楽しみも疲れや痛み、快感も生を実感する大事な要素でしょうが。
ケーブルのシーンはスピード感あったけど、板倉さん、何で二度手間よ。
ルードもどき、あのタイミングでボスに刃向かうかい。
「マリアは私に大切なことを教えてくれた…」とか歯の浮く臭いセリフいらん!

タダ観だからそんなに腹は立たないけど、かなりの地雷映画でした。
余程の覚悟をして観に行って下さい。私は二度とは観ないでしょう。8点。


ヘラクレス (1997/米) 90分


 ディズニーアニメ。「アラジン」製作スタッフがギリシャ神話を元に映画化。
天界を統治する全知全能の神ゼウスに息子が生まれた。ヘラクレスだ。
影で天界を乗っ取る計画を進める冥界の支配者ゼウスの弟ハデスは
ヘラクレスを人間に変え、地上へ落としてしまう。
人間として不自然な馬鹿力を持ったヘラクレスは自分の居場所を捜していた…
育ての両親から自分の出生の秘密を知ったヘラクレスは
ヒーローとして認められ、天界で神の仲間入りをすべくフィルに弟子入りする

 あんまり評価されてないみたいだけど、私はこれがお気に入り。
ディズニー吹き替え派の私としては
少年時代のヘラクレスのへタレ声には唖然だが
一応、青年ヘラクレスのTOKIO松岡はいい味出してたと思う。
そして工藤静香!メグの変な口調は笑えた。
あとハデス!!嶋田久作凄いよ。格好いいよそのローテンション
吹き替え声優の面白さも大いに手伝って私は大好きなのかもしれない。

 ギリシャ神話は小学校の頃から愛読してたからよく知ってる。
一説にはヘラクレスは天界の暴れ者で毛嫌いされて地上に落とされたとか
ゼウスの妻ヘラが嫌ったとか(ヘラの息子じゃないんだよ!)
それで地上の多くの怪物たちを倒すことになった論が多い。
ギリシャ神話は様々な解釈があって、だから面白い。
今回のちょっとお子様向けだけど、こういう単純解釈も悪くない。

 ムキムキマッチョのヘラクレスは好みじゃないが
初めての恋に胸ときめかせたりメグを救おうとしたり…そういうのはたまらん
英雄を育てることが夢のフィルと阿呆なペガサス。
アルゴ船やペルセウス、アキレスの話もちょっと出てきたし
ゴスペル女たちやゼロがヒーローに早代わり♪の歌も好き。
あまり紹介されなかったけどオリンポスの他の神々も出てきた。

 エンディングの日本語版では藤井フミヤが歌う
「Go the Distance」もお気に入り。よくカラオケで歌ったなぁ〜



マダガスカル (2005/米) 86分






 ドリーム・ワークス製作のCGアニメーション。
ニューヨークの動物園で暮らす、人間大好きなライオンのアレックス、
ペンギンズに触発され、野生に戻ることを夢見るシマウマのマーティ、
お姐さん肌のカバのグロリア、臆病なキリンのメルマンの4匹が
動物園を抜け出したことをきっかけに、偶然マダガスカルへとやって来てしまう。
自然界で生きるのが初めてで、戸惑う4匹だったが…

 吹き替え声優は…アメリカ版キャストは有名俳優じゃないみたい。
日本版ではアレックス役に玉木宏、マーティ役に柳沢慎吾、
グロリア役に高島礼子、メルマン役に岡田義徳
キング・ジュリアン役におぎやはぎの小木、モーリス役に同じく矢作。
ペンギンズの隊長役はアンタッチャブルの山崎、新人ペンギン役に同じく柴田。
たまたま字幕版で観たけど、吹き替え版も観たいなぁ。

 シュレック2の特典映像で既にこの映画の宣伝やってて、
正直、全然面白そうじゃないなぁ〜って思っていたんだけど大間違い。
何でこうも、毎度毎度ドリーム・ワークスのアニメは期待を上回ってくれるのか。
普通、自然に帰ることはイコール自由で幸せなことだけど、
今回は動物園で天国のような贅沢な暮らしをしてた動物たちが
マーティ以外は不本意で、過酷な自然界で苦労するってんだから。
自由で楽しいだけじゃない、弱肉強食を見せつけられる。
でも結局は、「
何処だろうと、皆がいればそれが幸せ」ってことに気づく。
人間的だが、いい話じゃない。オチも用意されててさ。

 キャラクターは別段可愛い描き方してないんだけど、やっぱり魅力あるね。
ペンギン4匹たちがミソ。小さい!てか、動きとか細かいとこで笑いが。
マダガスカルに暮らすキツネザルの踊りと歌が強烈に残ってる。
♪I like Moving Moving♪ って耳に残るよ。エンディングも楽しい☆
動物を人間的に表現して、かつ人間には言葉通じていなくて
あれだけ活発な動きが出来るのが最初不自然に思えて仕方なかったんだけど
これはこれで、まぁ型破りで面白い。
感動はないけど、とにかく楽しいから観た後も気分良い。

 ライオンなんだから、しょうがないじゃん!!
判り易い、よくあるテーマだったけど何故か新鮮に、二人の友情良かった。
「アメリカン・ビューティー」のパロディもあって、やってくれるね。
何ていうか、全編お笑い感覚に満ちてて飽きずに楽しめた。
キツネザルのモート(チビね)のウルウル具合とかウケタし。
獲物に塩やレモン汁やらかけたり、サラダ和えにしたり(笑)
動物があんなに起用でいいのか!!
ペンギンズだけで短編スピンオフ作ってもウケそうだねぇ。
って、プレミアム・エディションに“ペンギン大作戦”ディスク付いてるらしいじゃん!
DVDが発売されたら、これまた要チェックだな!!


Mr.インクレディブル (2004/米) 115分






 「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「ファイディング・ニモ」など
数々のメガ・ヒット作を世に送り出してきたピクサー&ディズニー共同による
長編フルCGアニメの第6弾。
ピクサー初の人間キャラクターを主人公に据え、
引退したスーパー・ヒーローとその愛する家族が世界の命運をかけて
勇敢に戦う姿をユーモラスかつハートフルに描く。
監督は「アイアン・ジャイアント」のブラッド・バード。

 かつては世界の危機をいくつも救ってきたスーパー・ヒーローたちだったが、
15年前にその桁外れの破壊力で街が被害を蒙ると問題視されて以来、
スーパー・ヒーローとして活動することを禁じられていた。
いまでは正体を隠し一般市民として暮らし、その大きな身体と特殊能力を
持て余し気味のMr.インクレディブルもそんな元スーパー・ヒーローの一人。
そして彼の愛する妻と3人の子どももスーパー・パワーの持ち主。
彼らは普通の生活を送りながらも、それぞれに不満や悩みを抱えていた。
職場に馴染めず、解雇を言い渡されたインクレディブルは
謎の美女から依頼を受け、高額の報酬とヒーロー復帰を目当てに
家族には出張と偽って謎の島へ向かうことに…

 最初イラスト見た印象…何このキャラ。凄い受け付けない。
上半身が異様にでかくて、正にムキムキの典型アメリカンヒーロー。
ヒーローにまつわるネタもあって、ヒーロー好きには良いんだろうな。
最初の方はヒーローたちの華々しい活躍の数々が見れる。
フロゾン観た時、シャーマンキングのホロホロ思い出したな。
まさに王道な展開で観るにも「んで、こーなるんでしょ」って感じ。
家族愛と夫婦愛は見事だけど、私的に悪役にも救いをあげて欲しかった。

 吹き替えで鑑賞。インクレディブル夫人役の黒木瞳がいい味出してた。
家族それぞれ違う能力を持ってて、それを活用して戦うのは面白い。
フロゾンやヴァイオレットの能力は「X-MEN」シリーズみたいだった。
しかし、『ファンタスティック・フォー』のキャラが原型らしいですね。
お父さんは怪力、息子は脚力と結構単純だなぁ。
普通にヒーローだから簡単に空も飛んじゃうんだろうなと思ったら
そこらへんは普通の人間と同じだったのがミソね。
ヴァイオレットは透明とシールドもあって、便利そうだなぁ。
ヘレンの軟体能力は度が過ぎてて…すご。
バーバ・パパとか、あそこらへんの種族なんじゃないかしら(笑)

 単純明快で伝わり易いメッセージとCG技術。
まさに同時期上映の「ハウルの動く城」と対極を成すような魅力の違いだ。
そういえば、思ったより笑えるシーンが少なかったな。
戦い、戦い、これまた戦い…って印象が強かったです。
ミラージュとシンドロームってどういう関係だったんだろう?
彼女がいきなりああなったのもちょっと不思議。
そしてラストの大円団を迎えるまで展開が急過ぎて驚いた。
てっきり
宮迫がリベンジする次回作があるのかと思ったよ。


わんわん物語 (1955/米) 79分





 新婚のジムは最愛の妻にメスの仔犬を贈った。
その仔犬の“レディ”は成長し、家族も円満そのものだったが
ジムの奥さんが妊娠し、身の置き場がなくなったレディ。
二人はしばらく家を開けることになり、伯母さんが子守をしに居座る。
ずる賢いシャム猫2匹を飼う猫派の伯母さんはレディを外に追い出した。
ひょんなことから町をうろつく雑種の野良公“トランプ”と仲良しになる…

 ディズニーアニメのひとつだけど、こんなに昔に作られたんだね。
家にLDがあったから、小さい頃はよく観ていた。
ジャケットにもなっている、ミートボール・スパゲティを食べるシーン。
凄いおいしそうに見えるんだよなぁ。
一緒に食べるうちにチュッとキス。ロマンティックだ…
人間でやるにはちょっと変な展開だけど、絵になってるんだよねぇ。
トランプの日本語吹き替えしてるのがバイキンマンの声なのが気になる笑
ディズニーってお決まりのごとく、ドキドキハラハラな展開があるよね。
この映画では犬を始めとする動物たちが主役なので
レディの飼い主夫婦の顔や赤ちゃんはうまく見せていない。

 使われてるBGMもなかなかの名曲がある。
犬のしぐさとか、結構細かいし。
この映画を観て、友達の家で飼われてる犬を「犬」って呼ぶことに
抵抗を感じたこともあったっけ。
かといって、付けられた名前呼ぶのも馴れ馴れしいのかな…と。
私も犬を飼ってみたいけど…凄い依存してしまいそうだ。

 レディの近所の凸凹トリオの老犬コンビも好きだ。
ボケと突っ込みが成立してるね。
鑑札って何だろ?って小さい頃はずっと不思議だった。
首輪についてる飾り、どの犬も共通だし。
保健所にも色んなタイプの犬が登場。犬好きにはたまらんかも。
自分の飼ってる種類の犬とか、どうなのよ。
シャム猫が歌う独特のノリの歌も好き。
物語の筋もしっかりしてるし、安心して鑑賞できる作品だ。
この頃のディズニーの色使いや作画が大好きです。今は変わってきたよね。
終わり方も幸せいっぱい。
この作品にも続編があるけど、未見。仔犬たちが主役なのかなぁ?




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