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ウェインズ・ワールド (1992/米) 95分






 米NBSテレビの「サタデー・ナイト・ライブ」の人気コーナーを映画化したコメディ
マイク・マイヤーズとダナ・カーヴィが90年代の底抜けコンビを演じる。
題名がイコール、彼らが地下室から地元ケーブル放送するティーン向け番組名。
ウェインとガースのヘヴィメタルおたくが、トっぽいMCを交えながら送る。
番組は大人気で、ふと聞きに行ったライブハウスで御機嫌な演奏をしていた
バンドのボーカルのカサンドラ(ティア・カレル)も“大ファン”だと言ってくれた。
彼女とウェインは恋仲になるのだが、その間に、契約をダシにレコード会社の
青年社長(ロブ・ロウ)が割って入ってひと騒動。
今の若者言葉をふんだんに取り入れた上の、カーヴィとマイヤーズの
造語感覚が可笑しい。乗ったが勝ちの軽薄なお笑いも又良し。

 この映画、マイク・マイヤーズの出世作ともいうべき作品なんだけど
日本では大コケ。…なので、どんな映画か凄い気になってた。
SNLを観てた人と、ハードロック好きにはたまらないネタが多いみたい。
アリス・クーパーも知らない私は正直入りにくかった。
アメリカ番組やCMを知ってる人には判るパロディも。
確かにオースティンみたいなド派手ではない。
二人のファッションが、まず変。二人とも。
ウェインは黒髪長髪で帽子被ってて地味なGパンにTシャツ。
ガースは金髪長髪で黒ぶちメガネで同じく地味な格好。
日本でいうとオタク部類に入る二人が、今だ親と一緒に暮らしていて
番組は大人気なものの、稼ぎは少なく、それでも友達同士バカやってる。

 始まってすぐの掃除機のとか見て、いかん、どこが面白いのかワカラン状態。
ロブ・ロウはSNLの司会を務めていた縁でこの映画に出演したらしいね。
ボヘミアン・ラプソディーの合唱とか笑えたけどね。
全体的にショボくてアホっぽい雰囲気が漂ってる。
「シュウィーン」「パーティー・オン!」とか変な造語も多くてそこでウケるみたい。
田舎な町ならではの若者たちの遊び方なんだろうか。
馴染みのドーナツショップに繰り出したり楽器屋で楽器いじったり。
とにかく、これは低予算映画だが全米で大ヒットした。

 二人が町歩いてる時とか、格好悪いのにキザに歩いていたり
ロバート・パトリック(ターミネーター)に出遭っちゃうシーンが笑えた。
オースティンでも感じたけど、外見が冴えなくても
面白い人ってそれだけで惹かれるものがあるんだなぁ…なんて。
劇中二人ともそれぞれ恋(?)をしている。
彼女の母国語を覚える努力とか、下らない嫉妬で先走ったり
案外と普通の恋愛王道で恋模様が描かれる。

 エンディングが3種類も用意されてるのは笑ったね。
もう、好きにしてよ。って感じ。
マニアックで濃くて、とってもマイナーなジャンルの映画でした。
これを完璧に理解できる日はくるのだろうか。
ネット検索したら、凄い熱いファンが多くて驚いた。
今でも一部では根強い人気を誇るウェインズ・ワールド。


ウェインズ・ワールド2 (1993/米) 95分






 前作の大ヒットに続き、続編が登場。劇場未公開でビデオ発売された。
番組も軌道に乗ってそれなりに稼ぎが出て親の家から自律した二人。
ウェインの恋人のカサンドラは正式に大手レコード会社との契約で
ロスにレコーディングに行ったりと忙しくなってきた。
プロデューサーのボビー(クリストファー・ウォーケン)に嫉妬するウェイン。
ある夜、変なインディアンに導かれ砂漠でジム・モリスンと出逢い、
ここオーロラでコンサートを開けと啓示を受ける不思議な夢を見る。
ウッド・ストックに準え、ウェインズ・ストックと名づけて参加バンドを集めるが…

 私は正直、前作よりも2の方が面白いと感じた。
もう「テルマ&ルイーズ」のパロが出てきた時は声出して笑ってしまったよ。
前作では出演を断られたというエアロスミスも出まくってます!ファンは必見
クリストファー・ウォーケン…怖いけどこの映画では変わった役柄。
ちょっとだけチャールトン・へストンも出てきた。
ガースもちょっと危ない恋に巻き込まれたり…キム・ベイシンガーが出演。
ドリュー・バリモアもちょこっと出てきた。何気にお色気が。
豪華な脇役たち…みんなSNLのファンなのかな?
吹き替えカンフーが思いのほか、笑えたね。
ゲイバーに紛れ混んでY.M.C.A踊るとこも面白かった。

 どんなバンドが参加するんだ?って、適当に有名アーティスト挙げてたけど
あの人たちが全部出てくるのかと思ってドキドキ期待しちゃったよ(笑)
現実にもひょっこり出てきたジムに笑った。
スタッフロールの途中で出てきたオマケ映像見て
アメリカってああいうのが普通なのかなぁ…と。
日本では、ライブ後の会場であそこまで汚さないでしょ。
屋外で、警備員もロクにいなかったからだからかもだけど。

 前作同様、今作も脚本にマイク・マイヤーズが参加。
後のオースティン・パワーズに通じるものもちょっとだけ垣間見れた。
あの喉鳴らす癖も、オースティンですな。
何故オースティンシリーズにウェインとガースが出てこなかったのか?
相棒のガースを演じたダナ・カービーとはすっかり仲が悪くなったらしい。
どちらが上か、お互いに張り合う二人のコメディアン。
二人の明暗を分けてしまったのがオースティンの大ヒットかな。
ダナはマイペースに活動しているらしいがイマイチらしい。
『変身パワーズ』なんて凄いマイク意識したタイトルな気がするんですが…
今でも彼の活躍を願うファンも多いみたいだけど、これは評判悪いわ。



オースティン・パワーズ (1997/米) 96分










 マイク・マイヤーズが製作・脚本・主演を務めた、大ヒット爆笑コメディ。
世界征服を目論むDr.イーブルと英国のスパイ・オースティンとの闘いを、
おバカな笑い満点で描く。過去の有名映画のパロディ、下ネタ満載の笑い、
オースティンと敵役イーブルとの2役を演じたマイヤーズの芸達者ぶりが見もの。
ボンド・ガールならぬオースティン・ガールにはエリザベス・ハーレーが。

 1967年のロンドン。街を歩けばモテモテのファッション・カメラマン、
オースティンの正体は女王陛下のスパイ。
彼は世界征服を画策するDr.イーブルを相棒のケンジントンと協力し追いつめるが
間一髪イーブルは自ら冷凍睡眠に入りロケットで宇宙に逃亡。
彼もイーブルの後を追い、未来の危機を救うべく冷凍睡眠に入った。
そして1997年、長い眠りから覚めた2人の闘いが、再び繰り広げられる−。

 話題になってた頃は全く興味なかったんだけど…見てみた。
まず、あまりのお下品さに引いたね〜「シャグっちゃう?ベイベー」なノリ
確かにこれはお馬鹿コメディ。笑いが自分とは合わないな〜と思った。
でも不思議と続編を見てから見直すと段々ハマッていった自分がいた…
最初に女の子に追っかけられるオースティン見て
なんで冴えない男が追っかけられてるんだと理解できなかったんだけど
今じゃ、オースティンが結構魅力的に見えてくる…どうかしちゃったみたい!

 最初見た時、あまりのキャラの違いで…マイヤーズが二役やってるとは!!
そして吹き替え担当した山寺宏一…凄い!彼も二役吹き替え。
全然別の人かと思ったよ。しっかし、似合ってるね〜その声

マイク・マイヤーズは米人気番組サタデー・ナイト・ライブの『ウェインズ・ワールド』
で大ブレイクしたらしい。そっちも興味が出た☆☆☆

 オースティンが女口説いてるのも良いけど
私が気に入ってるのはイーブルの悪の組織。
呆れ気味のNO.2と絶叫おばさんのフラウ。そして息子のスコット。
彼らの計画説明やスコットとの変な口喧嘩…はまる。
イーブルの小指やしぐさが見てて面白い。

 冷凍されていたせいで未来にタイムスリップしたかのように時代錯誤。
60年代のイギリスはあんなシャカデリックだったの??
そして避妊を気にせずやりたい放題だったわけぇ?
オースティンと組むことになったケンジントンの娘ヴァネッサ。
最初は彼の言動に引き放題だった彼女だがどんどん惹かれていく。
30年間のブランクを埋めようと色々勉強してるオースティン笑えた。
バート・バカラックの歌は普通に演奏させてくれるのね。

 スコットが行く親子カウンセリングの先生役にキャリー・フィッシャーが!
この時点ではスコット、獣医さんになりたかったのね…
ちなみにスコット役のセス・グリーンも良かった。
一見軽そうに見えるけど好演ですなぁ…いい味出してた。
ロブ・ロウやクリスチャン・スレーターが出てたのは知らなかった。

 ギャグで笑う映画じゃなくて雰囲気そのもので笑ってくれ、ってタイプじゃない?
全体的におバカなノリで非常に下らないけど退屈じゃない。
エリザベス・ハーレーまで全裸ネタやるとは…女優根性ね。
派手衣装でサイケデリックってこういうのなんだな〜と思った。
おバカコメディだけどお洒落っ気をプラスする所がうまいね。
冷凍のせいで脳がいかれた、って設定だけど、以前とどう違うのやら…
ショックの強い映画を観た時の緩和剤として
こういうお気楽な映画も必要だなと思ったね。
てか、やばい。未公開シーンとか特典映像気になって欲しくなってきた。
この映画のお馴染みテーマ曲も他でよく耳にしますね。
この作品は、全体的に派手で色鮮やか、華やかなのも魅力的。
バカも休み休みyeah!←このキャッチフレーズもいかしてんなぁ〜


オースティン・パワーズ:デラックス (1999/米) 95分










 前作で大ヒットを飛ばしたオースティン・パワーズの続編。
宇宙空間で冷凍睡眠から目覚めたDr.イーブルが地球へ帰還した。
再び世界征服を目論む彼は、新発明のタイムマシンを操って1969年に戻り、
スパイを使って冷凍睡眠中のオースティンのパワーの源“モジョ”を盗み出す。
すっかりパワーをなくし、メゲるオースティン。命令も下り
オースティンは彼を追って69年に戻り、その計画を阻止することに。
彼はCIAのエージェント、フェリシティのサポートを得て、
自らのモジョを取り返すため、そして世界を救うためにDr.イーブルを追う…。

 前回からの主要メンバーに加え、新キャラも登場。
マイク・マイヤーズが新キャラデブのファット・バスタードと一人三役に。
さらにDr.イーブルのクローン、ミニ・ミーが登場。
彼は合成じゃないのね…最初気持ち悪かったけど慣れると可愛い(笑)
新たなオースティン・ガールにはへザー・グレアムが登場。
ヴァネッサの前作の設定を無視した強引な処理って…
ティム・ロビンスとエルヴィス・コステロ、ウィリー・ネルソンも登場。
レベッカ・ローミン=ステイモスも。

 冒頭の全裸ネタにも慣れて普通に笑った。
イーブルとスコットがこれまた親子でテレビ番組に出てピー連発にも。
私の大好きなスター・バックスはあの組織が作ったのか!
両方ともいかにもなタイムマシンの造型がツボだね。
過去にもあの装置作ったり、こんがらがりそうだわ。
「フラウ、君も…」ってくだりで笑ってしまったわ。
ファット・バスタード…めちゃ気持ち悪いね。普通に嫌悪感。
喋る言葉も流石にあの下品さには慣れないわ。糞ネタ勘弁
スコットランド人で何でああなるんだ。

 今回で特に笑ったのがスター・ウォーズのパロディと
オースティンがコーヒー飲む所。あとイーブルとミニ・ミーのラップ!!
何と吹き替えにしたら日本語で唄ってくれちゃってるんだもん!
吹き替えと字幕両方見てみたけど、どちらかと云えば私は吹き替え派かな。
ギャグも吹き替えの方が理解できて、書いた人は偉いね。
あれ、ウィル・スミスの曲のパロディらしいね。噴出しちゃったよ
ナンバー・ツー苛める所も笑えた。フラウと気まずく会話するシーンとか。

 オースティン、前回ではああだったのに何故フェリシティを責めるのだ。
脱出のシーンのセリフとかが脳がいかれた証拠なのかな〜
映画作品として観ればダメかもしれないけどコント感覚の鑑賞が大事ね。
これでオースティンとイーブルのお約束もつかめてきたし。
これを観てオースティン・ワールドに慣れたからね。
疲れてる人はたまにはこういう映画を観て開放されるのもいいかも。
おバカ映画万歳!スタッフ・ロールの映像も忘れずに。その後も。
エンディングはマドンナの曲ですぜ☆


オースティン・パワーズ ゴールドメンバー (2002/米) 95分










 サイケでおバカなパロディ映画「オースティン・パワーズ」の第3弾。
英国諜報員オースティン・パワーズがこれまでのドクター・イーブルや
ファット・バスタードに加え新たな敵“ゴールドメンバー”とも対決する。
新ヒロインにはデスティニーズ・チャイルドのビヨンセを抜擢。
今回もあっと驚く大スターが多数カメオ出演している。

 最高レベルの監視体制にある刑務所からどうにか脱獄した
ドクター・イーブルとミニー・ミーはゴールドメンバーと手を組んだ。
そして、彼らは世界征服のための計画を練り上げた。
計画遂行の邪魔となるオースティンの弱みを握る為、
英国の偉大なスパイ“ナイジェル・パワーズ”を誘拐に成功。
彼は、プレイボーイでやり手の英国諜報員、オースティン・パワーズの実父
世界と父親を救う為オースティンは1975年にタイムスリップし、
ゴールド・メンバーの組織に潜入しているフォクシー・クレオパトラと出会い、
彼女と共にゴールド・メンバーと父親を追い再び未来へ…

 今回は特にゲストが豪華だった!
父親ナイジェル・パワーズ役に名優マイケル・ケイン
カメオ出演でトム・クルーズ、グヴィネス・パルトロウ、ブリトニー・スピアーズ
ケヴィン・スペイシー、ダニー・デヴィート、クインシー・ジョーンズ
オジー・オズボーン、バート・バカラック、ロブ・ロイ
スティーブン・スピルバーグ、ジョン・トラボルタ…凄いメンバーだ。
冒頭シーンからの勢いが凄くて笑いまくった。
オースティンが唄う「父さんは来なかった」って歌、うまいんでビックリ
あの曲も、何かのパロディ?

 今回のオースティン・ガールはビヨンセだけあって
オースティンもあんまり迫らないのね。それだけにキスがピュアに見えたわ。
初登場シーンの歌で鳥肌もんよ!さすがビヨンセね。
イーブルとオースティンって幼い頃からの腐れ縁だったのね…
そして更に彼らの関係について、ある真実が明らかに!
回想シーンでもキャラまんまでこれまた爆笑もん。
またしてもイーブルとミニ・ミーのラップが聴けます。

 新キャラのゴールド・メンバーがこれまたきしょい。
トウタン(吹き替えではちしょーや)って言い方だけ妙にツボった。
イーブルが彼を叱るところとかも。
ミニ・ミーが去るところは可哀想だった〜でも笑える。

 舞台が日本になって、外国人が連想する誤解な日本満載。
ふんどしは洗わないし、あんなおしめ型じゃねぇ〜よぉ〜笑
ロボット産業のロボトさんって…
不器用に日本語しゃべるビヨンセも見れる。
社長と喋ってる所、吹き替えと字幕両方見とくべきだね☆

 人種差別や身体的特徴をけなしたり…かなりアウトなギャグもある。
でも許せる!何故だろう?先にオースティン・シリーズを気に入ったからだな。
前回もあった影絵ギャグ、なかなかよく出来てたね。
そして、三作目にして遂にスコットが悪の組織を継ごうとするわけだ。
頭に対するイーブルのリアクション、笑える。
確かに、あの笑い声は普通に怖い!

 1,2作目に比べてこれはそんなに評判がよくないみたいだけど
私は大満足!そして「オースティン・プッシー」が激しく見たい!!
トム・クルーズ、この映画の時はハンサム度三割り増しな気がするw
オースティンシリーズもこれで終わりなのね〜
こんなにも大物が沢山ゲスト出演してくれるなんて凄いよ。
マイク・マイヤーズの他の作品にも興味出てきたな…うん。


銀河ヒッチハイク・ガイド (2005/米・英) 109分





 突然宇宙人に破壊された地球の最後の生存者となった男が、
銀河のガイドブック片手に奇想天外な宇宙を巡るSFアドベンチャー・コメディ。
もともとBBCのラジオドラマとして書き上げられ、SFパロディの傑作として
カルト的な人気を呼んだ故ダグラス・アダムスの同名原作の映画化。
監督は本作で劇場長編デビューとなるガース・ジェニングス。

 ある日突然、地球は宇宙人によって木っ端微塵に吹っ飛ばされた。
運悪く地球が太陽系を通る銀河バイパスの建設に邪魔だったために。
50年前から立ち退き警告は来ていたが、地球人は呑気にも気づかなかった。
偶然にも宇宙からの旅行者だった異星人を助けた縁で、どういうわけか
冴えない英国人アーサーだけが地球人としてただ一人生き延びることに。
彼を助けたのは1親友フォード。実は、彼は宇宙でのサバイバルを指南する
銀河系最大のベストセラー『銀河ヒッチハイク・ガイド』の著者だった。
アーサーは行き当たりばったり広大な宇宙をアテもなく旅するハメになる。

 あ〜あぁ、見ちゃったよ。変テコな映画をさ。
要するにこれは、寝転んで菓子食べながら頭空っぽにして見る類なんだろう。
笑いのセンスがようわからん、主人公もヒロインも言っちゃなんだが微妙。
宇宙旅行に何故タオルが不可欠なのか、最後まで意味不明。
銀河の大統領って他の星人全然統治できてなくない??
ビル・ナイとジョン・マルコビッチだけ知ってる役者だった。
妙に無気力なロボットとか何か考えるとはたきが叩いてくる惑星とか…??
どうでもいい設定や必然性のないものを盛り込んでるから、
こういう不思議なものが出来るのね。勉強になります。
タイトルのヒッチハイクガイドは最初の方でしか活躍してなかった気がする。

 良かったのは、冒頭のイルカのシーン。歌なんか最高ね。
なるほどなぁ〜地球人は勝手に解釈してるだけかも…なぁんてね。
生命の答えとか妙に哲学してるわりには、投げっぱなしな感が自由で素敵。
Daiの言うインパルスの板倉さんカメオ出演もしっかりと(笑)
メイキングとか未公開シーン見たけど、(゚Д゚≡゚Д゚)エッナニナニ?
この人たちって行き当たりばったりで映画作ってんの?って思った。
その場のインスピレーションだけで好きにセリフやポーズ変えてない?
それとも、DVDのオプション用にふざけてるだけかい?
この映画、絶賛する人はそうはいないでしょう。ポカーンが一番多い反応かな?
でも隅から隅まで批難できる映画でもない気がしてしまうのは何故だろう?


最“愛”絶叫計画 (2006/米) 85分


 絶叫計画シリーズの、今回はラブコメのパロディごった煮作品。
『最終絶叫計画』の脚本家アーロン・セルツァーが初脚本を含め、監督を務めた。
主演は『アメリカン・パイ』、『アメリカン・サマー・ストーリー』のアリソン・ハニガン。
ジェニファー・クーリッジ、カーメン・エレクトラも出演している。

 ユダヤ系の父とインド人の母をもつジュリアは、悩んでいた。
超おデブで、一生親のレストランで働いて寂しく独身で終わるのかしら…
ノリノリになって街を闊歩し、色目を使えば男たちは引きまくり。
そんなある日、お店に来ていた男性客に一瞬目を奪われたジュリア。
私、変わりたい!ジュリアは早速、恋愛コンサルタントのヒッチの下へ。

 主なパロディネタは『愛しのローズマリー』、『バス男』、
『ブリジット・ジョーンズの日記』、『最後の恋のはじめ方』、『キルビル』、
『スター・ウォーズ』、『デスパレードな妻たち』、『ミート・ザ・ペアレンツ』、
『ミート・ザ・ペアレンツ2』、『ウェディング・プランナー』、『プリティ・ウーマン』、
『10日間で男を上手にフル方法』、『ロード・オブ・ザ・リング』、『キングコング』など。
あと意識してるのか判らないけど主人公の妹の格好が
『オースティン・パワーズ・ゴールドメンバー』の日本人の双子に似てた。
浮浪者をリンチするシーンで『時計仕掛けのオレンジ』を思い出した。
あとは、水着のおねーちゃんがやたらスローで車洗ったりバーガー食べたり。

 パロディ映画のダメな見本かな…パロれるだけパロってるだけで、
本筋のストーリーがグッチャグチャ。必要ないシーンが多すぎる。
最初の方は期待が膨らんだんだが、中盤ダレて、締め方も面白くない。
主人公が超デブで、すぐに改造して綺麗になっちゃって、
彼も彼女の前の姿も既に知ってる段階で、デブであった意味がない。
猫のトイレシーンとか無駄に下品さを強調してて、見る側としてはゲンナリ。
初デートで彼が絶叫し出すのも全く意味不明だった。パロ元あるの?
あと、
ジェニロペの巨ケツはちょっと酷いと思った。
親が結婚させようとしてたダサ男が、後半にイメチェンして
格好よくなるのを期待したのに
…ラブコメの王道でしょうが!
せっかく新作レンタルしたのに、ガッカリだよ。根本がしっかりないとダメだな。
ラブコメなら見尽くしてるわ!&お下品ムービー歓迎!さらに
絶叫計画シリーズはとりあえず見る、暇持て余してる人にオススメしますかね。


最凶女装計画 (2004/米) 115分


 『最終絶叫計画』や『最“新”絶叫計画』の
キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ監督・製作・脚本のコメディ。
主演の2人は監督の弟であり、絶叫計画シリーズにも出演している、
ショーン・ウェイアンズとマーロン・ウェイアンズ。二人は製作・脚本にも参加。
共演には『シン・シティ』のゴールディ役のジェイミー・キングや、
『エミリー・ローズ』の主演を務めたジェニファー・カーペンターなど。

 絶叫計画シリーズで、ゲイ疑惑のあるブレンダの彼氏役と、ラリってる弟役。
あの二人が何をやっても失敗するダメダメ警官コンビを演じる。
有名なセレブ姉妹が狙われていることを知った二人は護衛につくが、
交通事故で姉妹の顔には小さなキズが…出席するはずだったパーティーに
これじゃ出られない!何を思ったか、黒人警官コンビは特殊メイクを駆使し、
女装して白人セレブ姉妹になりきってパーティーに出ることに…

 二人の女装姿、すっごい違和感。あれでバレないはずはない。
顔も妙にデカくて、何処で整形すればあんな顔に?って感じ。
でも、一応、あのセレブ姉妹と瓜二つに化けれた、ってことにしとこう。
何か絶叫計画シリーズと違ってすぐには入り込めないんだけど、
気がつくと、この世界観にドップリつかって楽しんじゃってる自分がいた。
警官の時にライバルだった、究極の選択で時間をつぶす白人警官コンビ、
セレブ姉妹の時のライバル、同じくセレブ姉妹と意地の張り合い、
女友達の恋相談、
パジャマパーティー、セックス指南、
何故かイカつい黒人バスケ選手にホレられちゃったり、
女装中だけど凄く好みのタイプの女性にアプローチしようとしたり…
嫌われようとした結果、ますます気に入られちゃう
展開が好きだ。
車でかかるあの曲が誰の曲だったのか思い出せなかったんで
音声解説まで聞いちゃって、ますますこの作品に愛着が沸いた。
ヴァネッサ・カールトンの曲だったね。そうそう。
絶叫計画シリーズが大好きな人にはオススメですね。おバカ系。
ラブコメパロディの「最愛絶叫計画」も早く見たい!!


最終絶叫計画 (2000/米) 88分


 ヒット作「スクリーム」を始めとする有名映画のパロディをこれでもかと詰め込み、
お馬鹿でお下品な要素をふんだんに取り入れたギャグ映画。
徹底した下らなさとおふざけ加減が全米で大ヒット!
劇中登場してくる主な元ネタは「ラストサマー」、「シャイニング」、
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」、「タイタニック」、「アミスタッド」、
「エルム街の悪夢」、「13日の金曜日」、「シックス・センス」、
「マトリックス」、「ユージュアル・サスペクツ」…などなど。

 「スクリーム」とほぼ同じ出だしで殺人事件が起こり、
主人公の通う高校には取材陣が駆けつけ大騒ぎ。
シンディは仲間たちと、1年前のハロウィンでの出来事を思い出し、
ひょっとしたらあの事件と関係が…と思いを巡らす。
そんな中、次々とスクリームの仮面を被った相手に仲間が襲われてゆく。

 随分前に友達の家で鑑賞。ホンットくっだらなぁ〜いの。
でも、たまーに懐かしくなって見てしまう。確実に一人の時に。
下ネタのオンパレードで、余程気心の知れた相手とじゃないと無理!
そして、映画の元ネタを知っていなければ面白さも半減。
登場人物たちが見事にバカの集まりで、よくもこんなに考えつくなーと。
中にはもう、引くくらいやり過ぎな描写もあって、よくもまぁやったなと。
私が一番気に入ったシーンは映画館でマナー悪いあの女が…のシーンと、
やはり最後のどんでん返しですかね〜化ける化ける。
すんません、あんまり真面目に感想言う作品でもないや。


最“新”絶叫計画 (2001/米)  75分


 お馬鹿なホラー・パロディ「最終絶叫計画」がシリーズ化!第二弾!!
前作に引き続き、シンディ役のアンナ・ファリスがこれでもかと奮闘。
ブレンダやレイ、ショーティも何故だか続いて皆でバカ騒ぎ。
主なパロ元は「エクソシスト」、「ホーン・ティング」、
「インビジブル」、「エルム街の悪夢」、「ターミネーター2」、
「スターウォーズEP5」、「ホワット・ライズ・ビニーズ」、「MI:2」、
「チャーリーズ・エンジェル」、「ハンニバル」、などなど…

 「エクソシスト」的な始まりで、呪われた屋敷。
その屋敷に宿泊し、超常現象を解明しようと教授に誘われたシンディたち。
案の定、夜になると様々な怪現象が起こり始める…。

 今回はオカルト系ホラー化。過激度は更に増し、下品さも増した。
シンディに新しいボーイフレンドが出来る。
これがまた、変人で行動が凄い。フレンドリー過ぎて怖い。
私は「ホーン・ティング」を見たことがないので、いつか見なきゃな〜。
話が屋敷内で展開するので、前作よりも閉鎖的でイマイチな印象。
一番笑えてしまったのが何故か猫との格闘。何のパロかも分からなかったのに。
未公開映像があるので、DVDレンタルした際にはそちらもお忘れなく。


最“狂”絶叫計画 (2003/米) 85分


 「最終絶叫計画」から始まった“SCARY MOVIE”シリーズ第三弾!!!
今回は「ザ・リング」と「サイン」を下敷きに、「8 Mile」や「マトリックス」、
「アザーズ」、「テキサス・チェーンソー」、偽マイケル・ジャクソンが登場。
未公開シーンには「ハルク」や「ビューティフル・マインド」の小ネタも。
監督はこれまでのウェイアンズ兄弟に代わり、
「裸の銃(ガン)を持つ男」シリーズのデヴィッド・ザッカーにバトンタッチ。
主演は引き続きアンナ・ファリス。
共演陣にはチャーリー・シーンら有名俳優が多数出演。

 ワシントンから20マイル離れたトムの農場。
ある日、ここに奇妙なミステリーサークルが出現。
その謎を追うTVレポーターのシンディは、トムの弟ジョージに一目惚れ。
そしてシンディの甥コーディの担任教師だったブレンダが謎の死を遂げる。
彼女は1週間前に不思議なビデオを見ていた。
シンディはそのビデオを持ち帰り、再生する。と、その時、突然電話が鳴り出し…。

 オラクルもどき役にクイーン・ラティファが出演してたのがツボ。
シンディに姉がいて、姉の子供をシンディが育てていたという設定も加わる。
チャーリー・シーンの実妻であるデニース・リチャーズがまんま登場。
「サイン」を未見たった時には分からなかった事故現場や宇宙人のくだり、
全部がしっくり来て、やっぱり笑えてしまうんだな。低俗だとしても。
貞子ことサマラも大活躍でした。鏡の中の母上様も。
世界情勢よりも性的ニュースを最優先させるテレビ局。阿呆や…
あっちの番組アメリカン・アイドルのサイモンも出てきて笑った。
未公開シーンは長くて、全く別の展開が用意されてます。


最終絶叫計画4 (2006/米) 82分


 「最終絶叫計画」から始まった“SCARY MOVIE”シリーズ第4弾!!!!
…きちんとした邦題を考えて欲しかったな。浮かばないから投げやりに4すか。
今回の主なパロネタは「SAW」「THE JUON」「宇宙戦争」「ヴィレッジ」。
他に細かく「華氏911」、またしても「ファイナル・デスティネーション」、
「ミリオンダラー・ベイビー」、トム・クルーズがはしゃいでたテレビ番組、
「ブロークバック・マウンテン」など。。。
ちょこっとマイケル・ジャクソンのそっくりさんが出演してたり。
3で死んでしまったブレンダもひょっこり。彼女もいなきゃね。
他、「THE JUON」でも同じ役柄で出てたビル・プルマン、
3から出てきたおバカ大統領(レスリー・ニールセン)も健在。
1でシリコン胸を刺されてたカーメン・エレクトラも再び参加。
マイケル・マドセンもちょっとだけ出演。
シャキール・オニールとドクター・フィルが実名でそのまま参加。

 トム(チャーリー・シーン)に介護職を紹介してもらったシンディは
怪しい和風の家の老人を住み込みで介護することになった。
隣りに住む×イチ子持ちのトム(クレイグ・ビアーコ)といい感じになる。
すると空が曇り嵐が起こり、雷鳴轟き宇宙人が襲来した!
宇宙人を倒す手がかりを呪われた家の白塗り子供幽霊に聞いたシンディは
ブレンダと共に、森に囲まれた村へと足を踏み入れるのであった…

 「宇宙戦争」のパロもしっかり映像に金かけてるのが凄い。
光線浴びると服だけになるのも見事に笑いへと変えている。
トムが2人いるのは、続きを考えなかった製作側の失敗だね。
SAWネタの
時間制限短すぎっ!呪怨ネタは笑えるけど、
ちょっと恐いなとも思えた。
髪の毛むしって隠したり
俊雄もどきをボコボコにしてたり。いい加減過ぎるニホンゴとか。
身体拭いてあげるシーンは
ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノだった。
ヴィレッジの視力のない女性と知恵遅れの男のパロり方は凄い。
ブッシュ大統領とトム・クルーズ自身もパロるとは。
面白さ私的ランキング⇒1>4>3>2かな。
馬鹿馬鹿しいけど、こういう映画はずっと続いて欲しいな。


最低☆絶笑ムービー (2005/米) 80分


 フィリップ・ツロトリンスキー監督作品(って誰だよってハナシ。無名の新人みたい)
その他、出演者たちもC級ジャンル専門役者?観たことない役者ばかり。
これでもかと有名な映画をパロっておくる文字通りの最低☆“失”笑なムービー。

 主なパロディネタは、『パルプ・フィクション』、『レザボア・ドッグス』、
『アメリ』、『デスペラード』、『π(パイ)』、『メメント』、『ラン・ローラ・ラン』、
『マルホランド・ドライブ』、『マグノリア』、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』等々。

 殺し屋気取りで理屈屋の黒スーツの長髪白人とパーマの黒人の2人組。
ハゲ頭のボスに依頼されたのはラスベガスの倉庫からトランクを強奪すること。
中身は秘密。マルホランド・ドライブで3人目の男を待っていたが、
現れたのはギターケースを持つ男じゃなくトロンボーンのケースを持った男。
そいつを車におしこめてベガスへ向かう一行にはアメリな妄想女がつきまとう。
メメントな危ない男から倉庫の場所を突き止め、向かった先にも珍事続発…

 パロ元だけを並べると非常に興味をそそられるのだが、
中身は…やっぱりパクるだけパクっただけのうすら寒い破綻ムービー。
せめて、もうちょっと似た顔の役者を使うとか、話の筋に関連あるものをパクるとか、
終わり方にしてもそうだ。最後までふざけてるだけ。
脈絡のない物語は退屈なものだ。画面の向こうでは楽しそうでもね。
終始ふざけっぱなしではなく、シリアスなシーンで感動的なフレーズを使う。
絶叫計画シリーズは終始ふざけっぱなしではあるが、勢いがあって好きだ。
主人公たちがどうなるかも気になる。でも、この作品のキャラは魅力がない。

 ここだけは映画のオリジナル!なメッセージを用意してバッチリ終わって欲しい。
私がもしパロディ映画を作るのであれば、パロる映画は勿論、自分の好きな作品。
その好きな作品をただチャカしてお下品にするような真似はしたくないので、
作品に敬意を評し、しっかりと本筋に絡ませて、絡んだ意味も与える。
勿論、コメディ前提だから意味の無い絡みも必要だが、くどくなくアッサリと。
…悔しいのはパロ元を確認するために映画を見返してる自分がいること。
パロディ映画はとりあえず全部チェックしたい人だけに薦める。


THE3名様 (2005/日) 44分


 石原まこちん原作の話題のコミック「THE3名様」を映像化したショートコメディ。
「木更津キャッツアイ」の佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史を迎えて実写化した。
真夜中のファミレスに居座る3人の若者の奇妙なやりとりが展開する。
プライベートでも仲良しだという3人ならではのテンション、
あぁ〜あるある、とかもう仲間内でのくだらねーダベりなんだけど
そこがもうツボになったら楽しめる。ていうか、雰囲気を感じよう!

 実家住まいのフリーターが3人揃って深夜のファミレスで騒いでる図。
そう、確かに!ファミレスで延々たまって喋るのって大好き!な人は共感できそう。
タバコふかしてるミッキー、ポテトばっか食ってるジャンボ(佐藤)、
ストロー弄んでるまっつん、3人のキャラが掴めてきたら個々の話も面白みアップ。
全10話でたったの44分だけ、っていうのがアッサリしすぎてて、
DVDの値段からすると高すぎる印象を受けますね。
でも、しばらくするとまた見たくなる…何か気軽に見やすいね。
一番楽しいのはきっと演じてる3人。アドリブも多かったらしいよ。
そう、ファミレスにたまって喋ってるグループ見つけて、内緒で録画したら
普通の連中なんだけど、そういう変な空間が見つかって面白い作品になるんじゃ?
オヤジの一人パフェ、カップルの喧嘩、褒め合いとかが好きだな。


THE3名様 秋は恋っしょ! (2005/日) 60分


 石原まこちん原作コミック「THE3名様」を映像化したショートコメディ第二弾。
前作に引き続き、佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史がダラダラ盛り上がる!
私は前作よりもこっちの方がツボにはまる話が多かったかな。
ジャンボが車の運転免許取ろうとしたり、相席、1杯のライスとか…
ホントにショートストーリーがいっぱい入ってて、ファミレスだけで繰り広げられる。
しかし、3人が帰る家や働きにいくバイト先…想像し辛いようで、リアル感もある。
貧乏だからステーキなんてそうそう注文できなかったり、
かといって週5でバイトなんて絶対無理!過労死する!なんて言ってるわけ。
3人が仲良しで息が合うからなんでしょうかね?
3人の掛け合いが実に見事で、こういう若者っている!と思えてくる。
テンション高まり過ぎて暴走していくのも楽しい。

 今作のタイトルに“秋は恋っしょ!”と書いてあるけど
3人ともマイペースで別に惚れたはれたのそういう話題はなかったな。
ミッキーがますます変なスタイルに行きそぅ〜!
ジャンボ、根が良い人そう。まっつん、人見知り激しそう。
エンディングに3人が演歌風にTHE3名様の唄を歌っています。
この音痴風歌い方と歌詞が皮肉に面白い。第三弾も作ってくれ〜☆
ホントに気軽に見れます。、短いから疲れることもない。
ツボに入らない人は凄いつまんないと思う。入ったらダチとファミレス行きたくなる!
言葉でこの作品の魅力を語るのは難しい〜だからこそ、御覧あそばせ。


THE3名様 春はバリバリバイトっしょ! (2006/日) 63分


 石原まこちん原作コミック「THE3名様」を映像化したショートコメディ第二弾。
前作・前々作に引き続き、佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史がダラダラ盛り上がる!
本編12話と、今回も特典映像で3人がマジ楽しそうに唄っております。
この前、宣伝でホントにいいともに出演してましたな〜ンフフ。
お笑い進出とよしんばトークとミキ田一少年の回が特に面白かった。
パフェおやじのプライベートな秘密が明らかに?!な展開も。
プチ幸せの話題にはジャンボに釣られて自分も声を失ったわ。
何回も見てしまうんだよね〜やっぱりDVD買いだわ。
これを見た後は、友人を誘ってファミレスで談笑したくなってしまうから
最近ちょっと人当り淋しい自分には彼らが羨ましい。。。

 何巻でも続いていきそうな勢いになってきましたよ〜☆
ミッキーは相変わらず変なのに何か似合う不思議なファッションセンスしてるし
ジャンボはテンション高くて常に場を盛り上げてくれてるし、
まっつんが最初に比べてドンドン変貌してきているのもツボ。
これを知らない貴方も貴方も、皆に薦めてあげたい作品だわ!!


THE3名様 渚のダンシングナイト! (2006/日) 56分


 石原まこちん原作コミック「THE3名様」を映像化したショートコメディ第四弾。
前3作に引き続き、佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史が更にダラダラ盛り上がる!
本編12話と、今回も特典映像で巷で話題の隠れその気アーティスト、
“ファミレズ”のメンバーたちが盛り上がったライブの興奮をそのままに、
今夜もラジオでトーク、オリジナル即興楽曲を織り交ぜてお送りします!

 今回3人は合コンの話題に本編4つを費やしていて、その様が何ともはや…
どんどん3人ともやることがド派手になってきており、
いつも深夜にいるファミレスの店員の立場から展開するエピソードもあり。
誰かさんに女の影が差し、3名様の絆が危うい…!!
今作は結構真面目なシーンもあって、何だか趣旨変わってきてる気が…
それでも、笑わせてくれるシーンは沢山あったので、個人的には満足。
たけしゲームや怪談話もツボ。まっつんのキャラがまた変わった…。
どんどん、3人もこれから変わっていってしまうのかなぁと思うと
良くもあり悪くもあり…他人様の恋愛模様ってあんなサバッとした感じよね。
今回収録されてる歌は歌詞がイマイチだったかな。
次回はもっと、斬新なの頼みまーす☆
これ、何弾まで続くんだろ?本気でDVD購入を考えてしまうわ〜


THE3名様 夏はやっぱり祭っしょ!〜ライブ2006〜 (2006/日) 105分


 祝・1周年記念イベント!全部新作書き下ろし。
生3名様ことジャンボ、まっつん、ミッキーの果てしない夢とは?!
どうやらパフェ親父の手品は凄いらしい。
やっちゃいましたよ、幻の「ファミレズ」東京ドームライブ!
未発表曲『乾け犬の鼻』、ライブだけのオリジナルソング
『今日も3名様』などを含む、新曲も多数。
映像特典として、舞台裏をマジで追っかけた『祭 完全ドキュメント』も収録。

Fes.001 「ポリスに捕まってるのよ」
Fes.002 「エアディナーする?」
Fes.003 「パフェおやじ、はじめてスゴい!」
Fes.004 「オレはふと考えた」
Fes.005 「あれ?心配してる?」
Fes.006 「ファミレズの今夜はオールナイト!」
Fes.007 「ファミレズ・東京ドームライブ」
Fes.008 「アンコール」
Fes.009 「またまたアンコール」
−セルDVD特典:「祭 完全ドキュメント」−

 お笑い芸人のライブみたいなノリでしたね。
えぇ〜正直に言わせて頂くと…若干、今までのより劣るんだよね。
ギャグも寒め。もう、勢いでごまかしてるのが多かったから。
回を増すごとにテンション命になってきてる。
ファミレスでたる〜く話すのが好きだったんだけどな。
盛り上がることもあるが、たまにある気まずい沈黙やマイペースさがさ。
そして、3名様が最早、役者本人たちと混同しまくってしまったのだよ。
それはそれで、役者のファンならそれも楽しめるのだけどね。
いつもあのビッグボーイにいる3人を舞台に連れてきちゃったら、
そりゃ面白くないわな。そこら辺が少し残念だったけど、
ライブは見ごたえありました。3人共、木更津やロッカーズで練習済だものな。
あとジャンボの過去作品のNGシーンや「乾け犬の鼻」は笑った。
たまにはこういう試みもいいけど、次回はまたファミレスに戻ってね!


ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲 (2001/米) 104分


 「チェイシング・エイミー」「ドグマ」ハリウッドの異端児ケヴィン・スミスが、
彼の作品ではお馴染みのおバカコンビ、ジェイ&サイレント・ボブを主役に、
内輪ネタ&パロディギャグ満載で描くハチャメチャ・コメディ。
ベン・アフレックやマット・デイモンをはじめ意外なゲストが登場する。

 ニュージャージーの小さな町で自堕落な日々を過ごす
ジェイとその相棒サイレント・ボブ。(ボブは喋らないが喋れないわけじゃない)
ある日、2人は自分たちをモデルにした漫画『ブラントマン&クロニック』が
映画になることを知る。2人には何の断りもなく、
しかも自分たちには一切見返りがないと分かると怒りは頂点に。
そこで、2人はミラマックス社の撮影現場に乗り込んでやろうと思い立つ。
金が無い2人は仕方なくニュージャージーからハリウッドまで、
はるばるヒッチハイクで向かうことになるのだったが、
案の定、道中では思わぬ事態が彼らを待ち受けていた…。

 とんでもないおバカ映画を観てしまったわ!下ネタ満載で
あんまり笑えないし、この監督の過去の作品を全く知らない私。
でも何故これを観る気になったか…
「スター・ウォーズ」のパロディがあるって聞いたからだよ!!
ちなみにルーク(マーク・ハミル)とレイア(キャリー・フィッシャー)が
出演しているらしいじゃないか。しかも吹き替え声優まで同じで!
これは是非とも観てみたい…

 思いっきり未公開シーンのタイトルに「大根役者ベン・アフレック」…
この人、「パール・ハーバー」くらいでしか見たことないんで印象悪い。
そのうち「デアデビル」も観ようかと思ってるけどね。
ジェイ&サイレント・ボブってコンビも全然知らないから困ったね。
(ちなみにサイレント・ボブは監督本人が演じている)
マーク・ハミルと個人的にスター・ウォーズごっこを楽しんでたよ。
マークも凄い格好で出てきて最初は唖然…
でも吹き替えが懐かしかったから「そりゃエピソード1だ」セリフにも笑う。
キャリー・フィッシャーも、過去インタビュー映像で見た太ったおばさんで
幻滅してたんだけど、ここでは綺麗に歳を取った容姿で驚き。
あれからダイエットしたのかなぁ…

 ヒッチハイカーが乗せてくれたドライバーに○。○してあげるって…;
きわどい言葉ばっか出てきて誰かと見ると非常に気まずい空気になりそ。
お笑いとはいえ、あんな最低な男に惚れる彼女の気が知れないわ…
ネットで悪口言われるのが我慢できない、なんてムリな話。
例の二人が出ていたからこそ観た映画。
昔からの吹き替えが懐かしいスター・ウォーズファンなら見るべしかな。


ショーン・オブ・ザ・デッド (2004/英) 100分


 本国イギリスで大ヒットした日本劇場未公開の本格ゾンビ・パロディ映画。
ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」を下敷きに、大人になり切れないダメ男の
恋の行方と生き残りを懸けた戦いを、ユーモアと残酷シーンの中に
リアルな心情描写を織り交ぜつつ描く。
 ロンドンに暮らすショーンは、いい歳して人生の目標や目的を持たぬまま、
親友でニートのエドとパブに入り浸るばかりの冴えない毎日を送っていた。
そんな彼に長年の恋人リズもついに愛想を尽かしてしまう。
このままではいけないと自覚したショーンは、リズとヨリを戻すため、
これまでのだらしない生活を改めようと決意する。
ところが、ショーンが恋人のことで頭がいっぱいになっている間に、
街にはゾンビが溢れ、生きた人間を次々と襲っていたのだった…。

 ホラー・コメディという珍しいジャンルでいて、凄い評判良かったので拝見。
未だロメロの神映画とされている「ゾンビ」は見たことないんだけどね。
ちなみにこの映画にもタラちゃんが「何年経っても最高傑作!」とコメントしている。
コメディとはいっても、ゾンビのゴアシーンはちゃんと出てきて
グロ好きな人もそれなりに満足していただける作りにはなっております。
アメリカならやり過ぎちゃって風呂敷広げすぎることもあるけど
イギリス映画ならではのヘンテコな空気が漂ってて面白い。
舞台になるのが普通の住宅街とバーで収まっちゃってるのも良い。
銃が普通に家には置いてないから、日本人としては親近感沸く。
なるほど、日本にゾンビが出た時はこんなものを武器に…ってな具合。
うちには木刀や竹刀があるから、少数なら撃退できるな!
ゾンビ映画はゾンビが出てくるまでが肝だと思っていたんだけど
この映画は最初から何だか楽しい。ショーンのキャラがよく判る。
あと撮り方もぐわっ!っと無駄に勢いがあったりして楽しい。

 バスに乗ってるシーンでも何か微妙にゾンビちっくな人もいるし。
確かに大っぴらな騒ぎがなければ、酔っ払いだと思ってしまうかもしれん。
「ドーン・オブ・ザ・デッド」や「28日後…」の走るゾンビが嫌いな人が
こっちのゾンビ・リメイクを推すのもよく判る。ゾンビはのろくてもいいのだ。
アメリカのおバカコメディでもなく、ほどよくホラーとヒューマン・ドラマが混じる
なんとも完成度の高い映画だったことにビックリだ。音楽の使い方も極上☆
女友達と遭遇するシーンで2組のメンツが似てるのに笑った。
後半は真面目に緊迫感溢れて、ラストはちょっと唖然としてしまったが
DVDの特典映像の“後日談”を観て愛すべき映画になってしまった。
未公開シーンもギャグがあって、本編後はこちらも要チェック!!

 ショーンの義父役でビル・ナイが出てきた以外は知らない役者ばかり。
この映画の監督のエドガー・ライトと主演のサイモン・ペッグは
ロメロ監督に気に入られ、「ランド・オブ・ザ・デッド」にもゾのつく役で出演。
この映画のあとにランドを見るべきだったな。確認したい。
いくつか映画のパロディもあるそうだけど、自分には判んなかった〜
主人公がダメ男なんだけど、結構いい奴で好感持てる。
やる時にはやってくれるしね!その後、元に戻ってるっぽいけど。


食神 (1996/香港) 92分


 今や「少林サッカー」「カンフーハッスル」ですっかり有名になった
チャウ・シンチー監督主演の映画です。

 食神の異名を持つ料理界の大物人気の主人公は
優しさ思いやりのかけらもない権力の権化としてやりたい放題。
とある男を弟子にしたことから、とんだクーデターに遭い
実力が無いこともばれて芸能界から追放される…
 屋台で出会った姉御とチンピラたちとともに新たな究極メニュー
「爆発!小便饅頭」を開発(凄いネーミングです)
お金を稼ぎ、かつての自分を追い落とした奴らに復讐を!!

 元々こういうパターン的なヒーロー像が好きなんだろうなぁ
挫折から立ち直るとか悪の道から正義に目覚めるとか…
分かっちゃいるけど清々しい展開ですもんね。
所々のギャグが最初はツボに入らなかったけど、そのうちはまって大笑い。
自虐的だったり、ちょっと不潔だったり
下品だったりもするけど決して嫌いではない。
姉御の包丁にぎりは洒落にならん程痛そうでした。
バカっぽい展開は最高でした!
料理批評家のおばさんと少林寺の偉い坊さんも面白かった。

 食神と聞いた時にふと人喰い族の映画だと思ってしまったよ
料理人のギャグ映画なんだけど
映像が映像で作ってるアクションは派手なんだけど
料理がどうしてもおいしく見えねぇ〜!!
あと下品な描写があるのはこの監督の趣味なのか香港ならではなのか
普通に感覚的にあるもんらしいわ。
ちなみに少林サッカーの黄金の脚(監督役)と鉄の鎧の兄さんが出てました。
やはり全てのルーツは少林寺なんだよね笑
少林寺18銅人とかいうのメチャうけたし!!!



ズーランダー (2001/米) 89分






 サタデー・ナイト・ライブ出身のコメディアン、ベン・ステイラーが
監督・製作・脚本・主演を務めたギャグ全開のおバカ作品。
オースティン・パワーズに負けじと、カメオ出演に豪華なスターを揃えまくり、
ベン・ステイラーが世界一のトップ・モデル役に扮して大騒ぎ。
友人のオーウェン・ウィルソンをライバルのハンセン役に。
ヒロインの女記者役には後にベンの妻となったクリスティーン・テイラー。
他にも、ベン・ステイラーの父や母、兄、家族が出演もしている。
悪ボス・ムガトゥ役はオースティンシリーズでムスタファ役もやったウィル・フェレル。
悪ボスの右腕カティンカ役にはミラ・ジョヴォヴィッチ。化粧濃すぎ。
他、デヴィッド・ドゥカヴニー、ジョン・ボイドも出演。

 主なカメオ出演者には以下のキャストが。
ドナルド・トランプ、クリスチャン・スレイター、デヴィット・ボウイ、
レニー・グラヴィッツ、ナタリー・ポートマン、ウィノナ・ライダー、
クラウディア・シファー、ヴィクトリア・ベッカム、パリス・ヒルトン、
ビリー・ゼイン、ジェームズ・マースデン、グウェン・ステファニー。

 トップ・モデルとして人気を博してきたデレク・ズーランダーは、
3年連続優秀モデル賞に輝く偉業を成し遂げてきた。
そして4年目、のし上がってきたモデルのハンセンに賞を奪われ、
基本的に頭がおバカなデレクは授賞式で大恥をかく。
落ち込むデレクに追い討ちをかけるように不運が重なり、
彼はモデルを辞めて田舎に帰り炭鉱で働くと言い出すが、デレクを狙う影が。
彼はファッション業界の闇の世界に引きずりこまれていくことになる…

 オースティン・パワーズ系が好きならコレにもはまるはずと
どこかのサイトに載っていたので、レンタルで借りて観てみました。
ベン・ステイラーとオーウェン・ウィルソンが世界一モテる男な役なわけです。
ベン・ステイラーは顔芸やる時のおでこの皺と猿顔なのが気になるだけで、
まぁ結構イイ顔してるなと思う私の感覚はおかしいのでしょうか。
オーウェン・ウィルソンは変な鼻だよね。音声解説でも突っ込まれてましたが。
ウィル・フェレルは最近『プロデューサーズ』でも観たけど、役者だねぇ〜
ミラは最初見た時は誰だか判らなかった。ロシア人のお母さんの真似したとか。
全編、80年代の流行音楽を取り入れているので好きな人はいいかも。
『LERAX』聴くと絶対この映画のこと思い出しそうだわ。

 
最初は空回りなギャグワールドだったんですが、モデル仲間たちが
オレンジ・フラペチーノ片手にハメ外してガソリン浴びて爆死するシーンは
この映画の中で一番よく出来ていたと思う。あんな下らない死に様サイコー!
田舎の炭鉱シーンでは何したいのかようわからんので時間の無駄。
あとは模型学校とかモデルの暗殺組織とかのくだりが笑えた。
デレクとハンセンの仲直りのくだりも好き。単純明快。
パソコン叩く所も笑えた。ファッションショーのシーンは少々クドいけど。
マグナム含めみんな同じキメポーズ…マグナムは何故手裏剣を止めるのか。
モデルは一般常識が通じなくて頭の回転も遅いけど、センスや化粧技術、
世界を回ってるから語学に長けているっていう短所・長所を魅せるのがイイ。

本物はどうだか知らないけどね〜モデルの人は怒るだろうか。

 ただ、1回目観た時は正直、「イマイチだな〜」って思った。
オースティン・パワーズ1作目を観た時も思ったけども。
ベン・ステイラーって今までのコメディ映画では、変人や不可解な出来事で
トラブルに巻き込まれてアタフタする運が悪い人役が似合ってたしね。
今回、自分から変人になって他人をひっかきまわす逆の立場に扮してる。
本人としては、どっちを演じてる方がしっくり来てるんでしょうかね。
DVDのオマケ映像でデレクのプロモーション映像が結構笑えた。
あと、吹き替えで見るのも良しかと。ジェシーおいたんの声優さんです。


0061/北京より愛をこめて!? (1994/香港) 83分


 今や「少林サッカー」「カンフーハッスル」ですっかり有名になった
チャウ・シンチー監督主演の映画です。
 題名で分かる通り、有名な007シリーズのパロディ映画ですが
それなりに話がぶっ飛んでいて、似てるのはオープニングと設定だけかな?
この監督、パロディもの撮らせたらかなり楽しく料理してくれそうだ。

 中国の国宝、恐竜の頭蓋骨が黄金銃を持つ謎の鎧を着た男に盗まれた。
軍部が調査を依頼したのは現在退職中で肉屋を営むステファン
現地で助手として組むパートナーと共に盗まれた恐竜の頭蓋骨を捜すが…

 とにかく面白かった。秘密兵器やドジっぷり、くだらないけど単純に笑える。
相手女優のアニタ・ユンがとにかく可愛い!!
日本人にもいそうな顔つきで可愛いかったなぁ
敵の女スパイもともさかりえ辺りに顔が似ていたような。
 途中で盗まれた恐竜の骨なんてどうでもよくなってく展開も素敵だ。
それなりに残酷描写や血もいっぱい出ます。ちょっとエロかったり。でも好きだ!
少林サッカーの鉄の頭の兄さんもチラっと出ていました。
処刑逃れるあんな解決策は自分じゃ思いつかなかった!目から鱗。成る程ね!
肉切包丁で戦っても何故だか決まって格好良いのはどうしてなんだ〜
ラストも007シリーズお約束だよね。


チーム★アメリカ/ワールドポリス (2004/米) 98分




 昔の人気TVシリーズ「サンダーバード」さながら人形劇を駆使し、
「サウスパーク」のコンビ、トレイ・パーカーとマット・ストーンが、
操り人形と精巧なセットで皮肉たっぷりブラック・コメディ映画を製作。
地球の平和を守るためには手段を選ばない世界の警察“チーム・アメリカ”。
テロを阻止する為なら世界遺産や情報の根拠もお構いなしに攻撃!
結構リアルな人形の表情、本格的なアクションと過激なパロディ満載で描く。
9.11同時多発テロ以降の緊迫した世界情勢を背景に、
実在の政治家やハリウッドスターをもコケにしまくった問題作。

 予想以上に酷くて嬉しかったな。…変な感想だが。
人形のくせにホント、顔の表情がよく出ててたまに本物と錯覚してしまった。
何よりも、人形劇らしくない実写映画のような撮り方をしているから凄い。
車から降りる所とかゲロのシーンとか。殺し方もグロイ。酷い。悪趣味。
そしてエッチシーンが出てくるのだが、これも妙に…流石R指定。
北朝鮮が上映中止を訴えた例のキム・ジョンイルもチープな喋りで笑える。
しかし一番酷い扱いを受けてるのは俳優協会メンバーとして登場した
ハリウッド俳優たちではなかろうか…あんな扱いよく出来たな〜恐いわ。
幸いかな、自分の好きな俳優は別にいなかったけど、
もしも好きな俳優がああいう扱い受けてたら怒りを覚えちゃうかもね。
皆さん口を揃えていうように、「まっとでぃもん」には笑うしかない!

 
作り物と知りつつも、エッフェル塔やルーブル美術館、ピラミッドが
無残に壊されたりしてると「あぁっ!」っと心の中でうなってしまう。
話の筋なんてないも同然だと思ってたけど、チームメンバーそれぞれ
性格設定やキャラも確率されてて面白い。下ネタ連発には引くけど。
♪パール・ハーバーは糞だ〜ベン・アフレックに演技指導が必要なように
僕には君が必要だ〜♪とか♪それがモンタージュ〜とか面白い曲も多い。
正義なんてこんなもんさ、って投げやりが良いんだろうけど、
最終的にはチーム・アメリカがヒーローになってたなぁ…。

スター・ウォーズ、マトリックスのパロディとかも所々あって、面白かったな。
風刺が効いてて社会批判になっている、って印象でしたが、
これは全てを「アースホール!!」してるだけの映画ですので、
社会情勢とか真剣に考えて見ちゃいけませんね。答えなどありません。
人形だからやらせられる事ってのもあるんだなぁ。黒猫可愛かった。
メイキングとか気になったから観たら人形結構でかいのね。


トリックマスター (1999/香港) 91分




 本国ではジャッキー・チェンより有名人?
なギャグ・アクションスターのチャウ・シンチー主演。
「インファナル・アンフェア無間笑」のバリー・ウォン監督製作。

 悪質犯罪に手を染める実業家フェラーリの尻尾を掴む為に
潜入捜査官として組織に入り、まんまと騙され停職を食らうフン。
復讐の為、恋人の義兄にあたる伝説の詐欺師ウィンに弟子入りする…

 レンタル屋でたまたま見つけて鑑賞。劇場未公開作品。
ギャンブルのコメディなんですが、勿論変な拳法が登場。
チャウ・シンチーが中盤登場するまでは冴えないC級臭プンプン。
もともと安い映画なのは前提だけど、あのフン刑事って凄くダサい。
ギャグのセンスも「う〜ん」となってしまうシーンも多々あり。
展開も…まぁありきたりだけど、チャウ・シンチーが登場してからは、
安心して観ていられる感。何だかこのチャウ・シンチー映画って
例えるなら、うすた京介漫画のマサルさんやジャガーさん系を彷彿とさせる。
ギャグのジャンルではなく、最初は冴えない作品としての主人公が登場し、
(この場合、フン=フーミンやピヨ彦ポジション)後から影の主役が
おいしい所を持っていく…まぁシンチー登場が真打登場なわけで(苦笑)

 今作ではいつもシンチーの相手役が美人(または美人だけど最初はブス)
なのに反して、最初から変な勢いで突っ走るおばさんなのだ。
最終決戦もそれはそれで拳法出てきて楽しいんだけれども、
フェラーリとの初戦、マージャン対決の方が笑えたし良かったな。
あのCG丸出しながらジャンを宙で操る様とか…
詐欺ギャンブラーの映画だけど、実際に参考になる技巧はないっす。
余談、いつも最初は字幕で挑戦するのだが、いつも途中で吹き替えて観てしまう。
だって何か観易いし、チャウ・シンチー映画ってそれ系統な感じするじゃん。
山ちゃんとか、知ってる声優だったりすると嬉しかったりする。
今作は、暇つぶし程度に見るには丁度よさげ。
DVDは単品で購入するにはちょっと高いとは思う。


ネバーランディングストーリー (2004/米) 92分


 監督・製作・脚本を務めたブライアン・マイケル・ストーラーが
かのスター問題児、マイケル・ジャクソンの友人であり、
彼の所有する「ネバーランド」にてロケが行われたらしい。
原題は『MISS CAST AWAY』トム・ハンクスの映画『CAST AWAY』の
無人島に漂着する流れを元に、数々の映画パロディを加えたおバカ映画。
マイケル・ジャクソンもちょこっとだけ出演している(パッケージはモロだけど)
ジュリア・ロバーツの兄であるエリック・ロバーツも出演。
彼はデビュー当時は二枚目俳優だったが、麻薬問題でC級俳優に。

 アメリカの各州で選ばれたミス美女たちがコンテストに出場する為、
飛行機で目的地に向かう途中に事故で墜落…たどり着いた先は謎の無人島。
そこには伝説のノアの箱舟があった。箱舟の出航を阻止しなければ
世界は聖書の話のように40日間の嵐に見舞われる…
世界を救う為に程度を超えた馬鹿たちが一致団結するが…

 オースティンもどきは島に来ないのか〜つまんねぇ。喋り方とか似てるね。
『MI:2』や『ジュラシック・パーク』、『猿の惑星』、『E.T.』、『MIB』、『スターウォーズ』
『イエローサブマリン』…まだ細かいネタあったけど、だいたいこんな感じ。
美女たちが、美女だけど美女じゃない。誰もが微妙にブサイクに見えた。
エリック・ロバーツは典型的な主人公顔だな〜って思った。
ハバにされるも快適な漂流生活、ノアのべーグルとか元ネタあるのかな?
つくづくマイケルは気持ち悪い顔だな…って思った。
彼が映画に出るのは2度目らしい。「ムーンウォーカー」はPVみたいだったけど。
どこら辺が彼の所有する「ネバーランド」なのかよく判らないが、
CG恐竜やジョーズが酷すぎる。こんな程度の低い映像見たの久しぶりだ。
まぁ、パッケージ見た時から何の期待もなかったけどね。
あと凄いつまんない映画だから見る時はそれなりに覚悟してご鑑賞下さいね。


ハッスル・キング (1997/香港) 86分


 チャウ・シンチー主演の時代劇・法廷モノ・コメディ。
『食神』の出っ歯姐さん役だったカレン・モクがここでは正統派賢妻役で出演。
清朝末期、斬新なアイディアや小細工、世渡り上手な弁護士がいた。(チャウね)
彼の弟子であるフンはいつも師であるチャンのことを尊敬し尽くしていたが、
詰まらない言い争いから袂を分かち、フンは香港へ去った。
しかし香港で殺人罪の容疑で拘束されたフンは師に助けを求める。

 中国の時代劇って結構好きだな。服装とか町並みとか。
最初、チャンのことを長年恨み続け、今じゃ何の恨みか忘れちゃった一党が
家に攻めて来るシーンが出てくるわけだけど、ここらへんのくだりを見ても
後から香港で弁護を引き受けるって流れになってから、
「あぁ、チャンって職業が元々弁護士だったの?」って初めて知ったよ。
出来れば地元での裁判模様とかも見せてくれれば良かったのに。
だったら、香港ではイギリス式だからいつも通りに行かないって図になるのに。

 
豚の舌とか妙に生々しいのな…あの弟子役って日本で配役するなら
恐らくは出川哲郎辺りのポジションだろうなぁ…
この人、『ラッキー・ガイ』でも出演してます。
『トリック・マスター』でも役名がフンの人いたけど、別人か。
真の父親が登場してアッサリ心不全で逝っちまうとはな
チョロチョロ下ネタと、不自然な流れもあるけども、まぁまぁってトコ。
最後ムリヤリ過ぎって思ったけど、所詮コメディだしな…。
今回ばかりはチャウ・シンチーは…あ、一部だけアクションしてるな。
このタイトルは明らかにおかしい。どこら辺がハッスルなの?
カンフーハッスルっぽいタイトルにしただけじゃん。原題は『算死草』だし。
そこら辺、腑に落ちないけど、つまんないワケじゃない。下らないけど。
チャウ・シンチーのBOX三部作、『ラッキー・ガイ』、『トリック・マスター』、
『ハッスル・キング』と観させてもらったけど、どれも面白さレベルでは同じかな。


真夜中の弥次さん喜多さん (2005/日) 124分






 十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』を下敷きに、
お伊勢参りに旅立った2人の男が繰り広げる珍道中を、
ユーモラスかつシュールに描いたしりあがり寿の傑作マンガ
『真夜中の弥次さん喜多さん』とその続編『弥次喜多in DEEP』を映画化。
「GO」「ピンポン」の人気脚本家・宮藤官九郎の監督デビュー作。
主演は長瀬智也と中村七之助。
共演者も曲者、クドカンワールドお馴染み役者やら、豪華キャスト揃い。
小池栄子、阿部サダヲ、生瀬勝久、寺島進、竹内力、森下愛子、板尾創路、
大森南朋、おぎやはぎ、古田新太、毒蝮三太夫、あじゃ、山口智充、松尾スズキ、
楳図かずお、中村勘九郎(七之助の父)、研ナオコ、ARATA、麻生久美子、
妻夫木聡、荒川良々、そして原作者のしりあがり寿もちょこっと出演。

 商屋の若旦那の弥次郎兵衛とヤク中の喜多八のゲイ・カップル。
弥次さんは喜多さんのヤク依存を治そうと、喜多さんは“リアル”を求めて…
二人は江戸から伊勢参りにバイクで出発!でもこれって何処かおかしくない?
旅の道中、いろんな宿でいろんな騒動を巻き起こし、二人は爆走する…

 笑いの宿、喜の宿、歌の宿、王の宿、魂の宿…
それぞれ変なワールドに足を踏み入れる、変態コンビ。
笑いを取れなきゃ通れない関所とか、喜び組とか、結構面白いアイディアだけど
…なんか、ぶっ飛び過ぎ!!とにかく、詰め込めるだけ、詰め込みました!
って印象だね。映画としてのひとつの作品ってより、豪華なコント特集。
笑えるシーンもあれば、ひたすら寒いシーンもある。
笑いの宿…竹内力が呼ぶ山田君は、本物であって欲しかった。
喜多さんのトリップが多くて、見ているこっちも現実やら幻やら…
布団のシーンは、見せ方は面白いんだけど、まどろっこしく感じた。
チ〇コ引っ張るのはやり過ぎだろ…あれが一番引いた。
喜の宿…あの頭の女子高生ってのがウケた。あじゃ混ざってるし…
古田新太が登場したシーンは思いっきり笑った。
歌の宿…ぐっさんのキャラがちょっとあざと過ぎる。面白いっちゃ面白いんだが。
意味不明にCDデビュー。喜多さんが気の毒になってきた。
腕とか、いくら原作が漫画だからってまんまやるなよ!って思った。
王の宿…まさか勘九郎があんな役をやるとは驚き。
アーサー王のとろろ汁ってミスマッチさがイヤに頭に残る。
魂の宿…不健康ランドに着くまでが若干ダレた。
みんなあんな姿になるなんて御免だっ!!普通に笑いっぱなし。
バーの今までの雰囲気から逸脱したイメージ。何かあそこだけ真面目だった。
きのこの生えてる根元とかがキショイぃ〜!顔が引きつった。
冒頭とラスト近くのモノクロシーンも結構好き。
小池栄子は、安売り感はあるけど、実は凄い女優だなって最確認したわ。
勢いつけて終わりたかったんだろうけど、何か釈然としないな。
こんな変な世界なんだから、伊勢ってどうなってるんだろう。


 長瀬は、いつも通りって感じ。風の噂のせいでホモシーンも抵抗なく見れる。
やたらと演技過剰な喋り方は役作りなんだろうけど…うーん。
ヒゲのおいらんには、もっとでしゃばって欲しかった。
クドカンだけだと、こんなにも暴走しちゃうんだなって印象。
この映画ではあえて楽しませて貰ったけど、次回からは別の見せ方を希望する。
何でもタイトルにだまされて、ご年配の方々が映画館に足を運んだようで。
最近の笑い演出に慣れてる人ならいいけど、これはチンプンカンプンだったろうな。
グロいし、キショいし、下品だし、カオス状態だし、物語の方は曖昧だし…
何も考えずにポカーンと見て楽しむもんだな、これは。
こんな映画にこんな人が!そしてこんな役…ってサプライズも面白い。
全体通して見ると若干長いなって印象受けた。
まぁ初監督で、とにかく自由に楽しく作りました、ってことね☆
また漫画喫茶に行った時にでも、原作の漫画を読んでみようかなぁ。


ユーロトリップ (2004/米) 93分


 高校の卒業式に、突然彼女に別れを告げられたスコット。
信じていた彼女に裏切られ、家族・兄弟・友達みんなから笑われ超ショック。
そんなスコットには1ヶ月間メール交換をしている、ドイツ人の友達がいた。
名前で、そのメル友のことを男だと誤解していたスコットは
「逢いたい」というメールに対し、同性愛者と勘違いし酷い返事を送ってしまう。
後からメル友が美人の女性で、ミアという名前だったと知り、
急いでメールをするものの…相手の方から受信拒否。
思い立ったスコットはエロバカな友達と一緒にドイツに向かうことに。
たまたまドイツ行きの便が出ていなかった為、
もののついでにヨーロッパを満喫しようとイギリスへ飛ぶ…。

 オープニングの変な航空機内アニメーションで、どんな映画か予想つかなかった。
これは、おバカでお下品なコメディ・アドベンチャーですな。
イギリス、フランス、オランダなどなど謎の国にも行ったりして
多少、誤解と偏見を混ぜたユニークなヨーロッパ旅行。
相棒はヨーロピアン・セックスに興味深々。
イギリスの過激なフーリガン・サポーターの集団や
とんだヌーディスト・ビーチ、列車で遭遇する変なおっさん…
地図の変わりに料理テーブルで道順が出たりして少しお茶目。
物価の違い過ぎる謎の国で、あんな事になろうとは…
「もう独立してやる!」って、それ幾ら分に相当するのよ?!
ローマ法王の事件とか、やり過ぎだろぉ〜ってもう、爆笑しちゃった。

 出てる役者は新人ばっかりで、歌っていたのはマッド・デイモン。
メジャー映画の主役を張るようになった彼だけど
たまにこういうB級(C,D級あたりかもしれん)コメディに顔を出すんだよね。
深夜に軽い気持ちで見たからそれほど気にならなかったけど、
この映画はちょっとエロいですね。DVDにも無修正版とか…。
話も本当にふざけた内容なので、正にこういう環境で見るに最適でした。
でもこういう映画好きな人は稀だろね。ちなみに、劇場未公開作品。


リトル★ニッキー (2000/米) 93分






 アダム・サンドラー主演のおバカ・ムービー。
共演にハーヴェイ・カイテル、パトリシア・アークエット、
リス・エヴァンス、トム・“タイニー”・リスター・Jr、ダナ・カーヴィ、
クエンティン・タランティーノ、リース・ウィザースプーン、
ロブ・シュナイダー、カール・ウェザース、オジー・オズボーン。

 サタンが地獄を支配して1万年目。次の魔王候補は、サタンの息子の
狡猾で冷徹な長男のエイドリアンか、乱暴者の次男のカシアスか、
気弱で世間知らずで心優しい末っ子のニッキーか…
しかしサタンはまだ現役を引退する気はなかった。
業を煮やしたエイドリアンとカシアスは地獄を脱け出し、人間たちの世界へ。
地獄のバランスが崩れ、お父さんの命が危うくなり、ニッキーは
二人の兄を連れ戻す為、恐る恐る人間界へと降り立つが…

 本国ではラジー賞5部門ノミネートのさんざんな酷評。
でも、面白いらしい噂を聞いて鑑賞。何だ!面白いじゃん!!
アダム演じるニッキーは、兄貴に顔を殴られ、口元がひん曲がっていて
変な顔で変な声出してるんですが、別に本筋と関係ないし、
そのうち
誰か治してくれちゃうんだろと思ってたら最後までそのまんま
ヴァレリーとの恋愛も、ちょっと中途半端だけど、ニッキーは忙しい。
ロック大好きなアホ2人組や、アパートの同居人、サタンの知人のワン公と
力を合わせて二人の兄貴を小ビンに封じ込める為に奮闘。

 ハーヴェイ・カイテルを始め、いい大人がコスプレで
おバカなことしてる図が、何か微笑ましくてイイね。
アダムのお笑い界の仲間たちが色んなカメオ出演をしてます。
ダナ・カーヴィ、「ウェインズ・ワールド」以外で初めて観た。
地獄の門番の頭のアレとか、家族鑑賞には向かないな(汗)
この世界では天国と地獄は別に仲悪くはないんだな。
天使役のリース、ピンク貼りの部屋が似合い過ぎ。
こういう漫画っぽい雰囲気、好きだなぁ。
悪魔パワー対決とか、天使パワーとか。んで、オチとか。
後日談も無駄にどうでもいい所まで紹介してて笑えた。

 タラちゃんゲスト出演が目当てで借りたんだけど、
アダムもハーヴェイさんも好きなんで、メチャクチャ楽しめた。
ロックバカのグラサンの方、パッと観ブラピっぽかったな。
本当にブラピが出演してたら最高なのにw(トゥルー・ロマンスの時みたいに)
私は洋楽ロックとか詳しくないんで分からなかったけど、
オジーってそんなに大物だったんだね。オースティン・パワーズとか、
オズボーン家てドラマとか、割と出演にフランクな方かと思ってた。
こういう内容だとドラマ系でニッキーの冒険を見てたくなったね。
DVDの特典であった短編アニメは正直、楽しみ方が分からなかったけど。
メイキングシーンとかもスタッフ・キャストが和気藹々やってて好感触。
ツメは甘いがほどよく笑える、愛らしい作品ですねコレは。




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