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ディズニーが贈る、アニメと実写の融合ファンタジー作品。
主演は「チャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のエイミー・アダムス、
米人気ドラマ「グレイズ・アナトミー」のパトリック・デンプシー、
「ヘアスプレー」のジェームズ・マーズデン、「RENT」のイディナ・メンゼル、
レイチェル・カヴィ、ティモシー・スポール、スーザン・サランドン。
おとぎの国のプリンセスが悪い魔女に騙されて現代のニューヨークへ。
ここではおとぎの国のように全てが上手くいかない!
浮いた衣装と言動に向けられる冷たい視線、不親切な人達、優しくない現実。
弁護士のおじさんと娘さんに拾われ、戸惑いながらも共同生活。
姫を助けに王子と、継母の手先の召使と姫の友達のリスまで
ニューヨークに乗り込んで、唄って踊って暴れ回ってさぁ大変!
おとぎの国ではサマになっても、ここでやられたらタダのアブない人!
友達とミッドランドスクエアで鑑賞してきました。
ロマンチックな乙女心を抱いていると自負する貴方になら90点で、
(満点にしたい所だけど、諸所残念な点もあったのです)
ロマンスとかお姫様とか甘いの苦手な貴方になら30点でオススメします。
毎度のことながら、洋画はラブコメの完成度が素晴らしいね。
特に今回はディズニー自身がシュレックに負けるか!と自虐パロに乗り出して
白雪姫、眠りの森の美女、シンデレラ、わんわん物語、美女と野獣、などなど
様々なおとぎ話の要素を盛り込んで画面狭しと大暴れ。
メッチャクチャにコメディで笑わせておいて、
後半はグッとまとめていくから素晴らしい。
新プリンセスのアニメでの造型は美しかったな〜
最近のディズニープリンセスの中でもなかなかの可愛さ。
ムーランとか、リロとか、顔の描き方が微妙にリアルで微妙なのが
多くなってきたけど、久しぶりに美人な姫だわ(失礼だろか;)
冒頭の王道サクサク展開はその速さに笑った。
実写になったら正直、お姫様の顔のシワとか気になって、
それに輪をかけての頭の中お花畑ぶりが強烈!
お姫様も王子様も役者さんは30代なんです…アハハ
ジゼル役の女優さんは「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」で
注目を浴びた人らしいね。まだ未見だから観ておかねば。
エドワード王子役の人はジェームズ・マーズデン。
最近では「ヘアスプレー」でコーニー・コリンズやってましたね。
この人唄も上手いというので最近人気出てきたみたい。
良かったねぇサイクロプス…君はメガネを外した方が素敵だよ、ってか。
せっかちな単細胞天然王子キャラで大いに笑わせてもらった。
またしても〇〇られ役として本国でもお馴染みらしいw
付き人のおじさん演じた人はハリポタでも観たことある顔だけど、
見事にアニメの悪の下っ端役な顔をしててハマリ過ぎだ。
しかし、リスの受難が…子供が見るには、なかなか残酷なのであった。
そして悪い継母の女王役にスーザン・サランドンが。
メイクが派手過ぎて原型がつかめなかったけど。思いっきりドラッグクイーン。
それにしても劇中で女の子が初登場時、胴着を着てたね。
サウスパークとかでも描写があったけど、アメリカでは
小さい頃に空手とか習ってる子が日本よりも多そうな気がする。
さて、普通に王子が迎えに来て帰ると思い込んでた私。
徐々にロバートに惹かれてくジゼルに「ダメ〜!」なんて思っちゃったりも。
胸毛か?そこが決め手なのか?!王子様はそりゃKYな方だけどさ。
姫捜してマンションの部屋開けたら「遅すぎるわ」の疲れきった主婦や
怪しい視線送るゲイっぽい男性。ここまでやるかディズニー!見直しました。
ジゼルの影響を受けてロバートが明るくなっていくのも分かる。
ロバートの影響を受けてちょっとづつ現実に溶け込んでくジゼルだが、
魔法のカードならぬクレジットで購入したドレスが地味過ぎたのが残念。
後のドラゴンとの戦闘シーンの為に動き易さ考慮したんでしょうが…
そのドラゴンも、翼は何のためにあるんだと突っ込むのはなしですか?
おとぎ話の定番のようにでなく、男を女が助けに行くという新展開。
キスしても起きない姫。潔くロバートに譲る王子にキュンときた。
ロバートと付き合ってた彼女と一緒になっちゃうのは安易な展開だけど、
あぶれた者同士幸せになってくれると嬉しい。もっと伏線欲しかったけど。
召使のナサニエルが改心してく過程もちょっと分かり辛かったかな。
彼は現実に戻り、リスはやっぱり喋れるアニメ界が良いと。
オマケにジュリー・アンドリュースがナレーション担当。
ミュージカルとしてもなかなか心躍るナンバー目白押しでした。
カップル鑑賞して、彼女が目を輝かせ、彼氏はついてけない、てな
妙な温度差を感じてしまうことがあるかもだけど、
こういう映画を一緒になってワイワイ楽しめる恋人同士は素敵ですよね。
パロディ系大好物&割と乙女心を片隅に持っていた私には
見事にツボに入って、笑って笑ってときめいて、最後にちょっと感動して
いい映画を観させてもらった、て気分良く劇場を後にしました。
一緒に観に行ったヲンナに感化されたのもあるかもだけど(笑)
ディズニーやロマンス&ラブコメが大好物な人、必見です。
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